クローバーの詩
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「なっ…なんっ…で。」
部屋に入ると目の前から泣き声が聞こえた。オレちゃんはその泣いている人物を良く知っています。
「名無しさん、どうし…。」
烏や小動物の死骸に荒らされた痕跡。あまりにも凄惨な有り様。
「ブラックっ…私っ…。」
「名無しさん。しばらくオレちゃんと暮らしませんか?大丈夫です、ここは片付けておきますので。」
「うっ…んっ…もう…嫌っ…」
ブラックの自宅に連れて行くと、名無しは未だに身体を震わせていた。
「怖かった。」
「一体誰がそんな事。心当たりはありますか?」
「わから…無いの。」
オレちゃんの問いに名無しさんは首を振るう。
「ゆっくり過ごして下さい。」
名無しさんが日に日に孤立していく。
「もうすぐオレちゃんだけの名無しさんになります。」
もっと虐めてやらなければ。
「オレちゃんだけ頼れば良いです。ん?」
何かが勢い良く上から落下してきた。
「名無しさん…?」
もう息はしていない。
「人間は脆いですねェ…。」
違う。オレちゃんが望んでいた結果はこれじゃありません。
-終-
先走った独占欲の悲惨な結末。そんなうまいこといかない。
部屋に入ると目の前から泣き声が聞こえた。オレちゃんはその泣いている人物を良く知っています。
「名無しさん、どうし…。」
烏や小動物の死骸に荒らされた痕跡。あまりにも凄惨な有り様。
「ブラックっ…私っ…。」
「名無しさん。しばらくオレちゃんと暮らしませんか?大丈夫です、ここは片付けておきますので。」
「うっ…んっ…もう…嫌っ…」
ブラックの自宅に連れて行くと、名無しは未だに身体を震わせていた。
「怖かった。」
「一体誰がそんな事。心当たりはありますか?」
「わから…無いの。」
オレちゃんの問いに名無しさんは首を振るう。
「ゆっくり過ごして下さい。」
名無しさんが日に日に孤立していく。
「もうすぐオレちゃんだけの名無しさんになります。」
もっと虐めてやらなければ。
「オレちゃんだけ頼れば良いです。ん?」
何かが勢い良く上から落下してきた。
「名無しさん…?」
もう息はしていない。
「人間は脆いですねェ…。」
違う。オレちゃんが望んでいた結果はこれじゃありません。
-終-
先走った独占欲の悲惨な結末。そんなうまいこといかない。
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