アルストロメリアの詩
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「ごめんなさい。お友達、と、してはとても好き…だけど。」
何年と、かけて貴女に接近してこの関係にまで持ち込んだというのに。オレちゃんの好きを拒否するなんて。
「鬼ヤバです!」
カメラちゃん。オレちゃん良いことを思いついちゃいました。
「だ、して…」
名無しさんは暗い部屋が怖いそうですよ。
「っ…!」
鎖で繋がれた名無しさんは無抵抗そのもの。非力で羽虫のごとく潰してしまいそうです。
「ああ、なんってっ…!」
かわいいんですか。
「た、すけてっ……」
恐怖で泣いているんですか?これが怖がっているときの名無しさんなんですね、そうですか、そうなんですね。ええ、かわいいです。ほら、よく言うじゃないですか。好きな人ほどいじめたくなる、なんて。
「ブラック、っ、…なんでも、するから、出して…」
「なんでも…?」
悪魔になんでも、なんて。鬼ヤバです。どんな条件も無情にオレちゃんの思うがままじゃないですか。この部屋が気に入らないのですね。
「じゃあ、“ここ”からは出してあげます」
「やっと出られるの……」
「勿論です!これから契約をしましょう。」
また、新しい部屋。
「………え?」
こんなの詐欺だ。
「ブラック、こ、れ。外じゃない…」
「外?」
名無しさんはおかしなことを言いますねぇ。もう忘れちゃったんですか?
「ここから出たい、としか言ってません。」
ここじゃない新たな部屋。この新しく用意した部屋も差して前と変わりませんが
「オレちゃんが側に居てあげますね。」
ひとりじゃない。
「もう、怖くないでしょう?」
「っ…この、悪魔っ、」
「悪魔ですが、何か?」
そっと首を締めると涙目になる。耳を噛じれば悲鳴をあげる。
「怖い、よっ、も。やめてっ…!」
暗いから見えない、予測もできない恐怖。
「なんてかわいいんでしょうか。」
かわいすぎて食べたくなっちゃいます。
「……食べちゃいましょうか?」
痛がる顔も見てみたいですね。
「我慢がこれ程難しいなんて」
オレちゃん初めて知りました。
「ね、名無しさん…。」
かわいい貴女がいけないんですよ。
-終-
キュートアグレッション。このネタは似合うけどもう一捻り欲しい。こんな生易しくない。
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