サザンカの詩
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「ブラック、起きなよ。」
「んっ…。」
おや、うたた寝をしてたみたいですね。
「ブラックがうとうとしてるなんて。名無しお姉ちゃんと何かあった?」
「さとくんに言ったところで。」
「頼りにならなくて悪かったな!」
「まぁ、頼る気なんてさらさらないんですけど。実は最近…名無しさんがストーカーにつきまとわれているみたいで。それで、犯人を突き止めてやろうと見張りをしに行っているんですが…。」
中々現れないんですよね。
「それで寝不足なのか。」
名無しさんの為。どんなに疲労困憊していても名無しさんの為なら何だってしてみせましょう。
「ちゃんと休んだ方が良くない?動画撮影は明日でいいじゃん。」
「撮影はしますよ。それとこれとはまた別です。」
遠出の撮影もと考えているんですが名無しさんから離れるわけにはいきません。まぁ毎日チェックはしているんですけど。
「名無しさん、今日は何も無かったですか?」
「っ…いっ…いやっ…!」
おや、名無しさんが走っていきます。そんなに血相変えて…どうしたんでしょう。
「誰かっ…助けてっ…もうっ…いやっ…私っ…っ…こんなのっ…」
名無しが震えている。今日もまたストーカーが出たみたいだ。
「もうっ…覗かないでっ…いやっ…。」
安心して下さい、名無しさん。見ているのはオレちゃんだけですから。
-終-
犯人はブラックだぁ。ごめんなさぁぁい。
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