リンドウの詩
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「名無しさん?」
包帯が巻かれた右手には指が無かった。
「一体、どうしたんですか、。」
「ブラックっ…私っ…私っ…。」
名無しはひきつけを起こしながら泣いていた。昨夜、何者かに襲われ指を無くしたらしい。警察は今も懸命に捜索しているとの事だ。
「酷いですねぇ、何か困った事があったら言って下さい。オレちゃんが名無しさんの指になります。」
「ブラックっ…有難うっ…でも。」
迷惑だなんて思わないでください。オレちゃんがずっと望んでいた事なので。
「何でまた…。」
片足の無い名無しが横たわっていた。
「私っ…もうっ…何もっ…出来ないっ。」
「そんな事はありませんよ。オレちゃんが名無しさんの足になります。オレちゃん達はもう、一心同体です。」
「ブラックっ…。」
ずっとなりたかった名無しさんとの関係。ようやく叶いました。
「愛しています。もっと依存して下さい。」
次はどこを切り落としましょうか。少しずつ名無しさんはオレちゃんのものになっていきますね。
ああ、なんて幸せなんでしょう。
-終-
たちわるい…。
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