弓と槍にどんな下着が好きか聞いてみた
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「ねえねえ、二人とも。参考までに聞きたいんだけど」
「なんだ」
「どうした」
「ただ聞きたいだけだから勘違いはしないで欲しいんだけど、女の子がつけるとしたら、どんな下着が好き??」
「どんな下着、って言われてもなあ」
「君な、その質問で他意がないというのは無理があると思うぞ」
「本当に、ただ、聞きたいだけだから」
「…………わかった。わかったからそんなに睨まないでくれ。しかしまた何故そんな話を」
「この間、凛と桜とセイバーと買い物に行ったんだ。そのとき、男ウケする下着ってどんなのだろうって話になって。で、結局私たちだけじゃ答えが出なくてさ。参考までに男の人にも聞いてみようかと思って」
「そこでオレたちに直接聞くところが依久乃らしいな」
「全くだ。我々でなければ誤解されていただろう。君、間違っても衛宮士郎などには聞くんじゃないぞ」
「え? 士郎くんとか、帰ってすぐ凛が聞いてたよ」
「…………」
「ちなみに清楚系だってさ」
「…………(頭を抱えるアーチャー)」
「…………(生暖かい目で見守るランサー)」
「で、どうなの? やっぱ、アーチャーも清楚系?」
「オレと奴と一緒にするな。
そもそも私の好みより、まず似合っているかが第一だ。清楚系が似合うかどうかは人によるだろう。
それと、あくまでこれは私個人の意見として聞いて欲しいのだが。清楚系は確かに鉄板だが、もし男をその気にさせるなら多少のセクシーさはあった方がいい。服装との組み合わせも大切だ。服は清楚だが下着は……というギャップなども手法としては効果的だろう。
ああ、だが装飾が凝っていればいいという話ではないぞ。レースや刺繍などが凝った高級な下着は、もはや芸術の域だ。そこまで行くと、その下着が好みかどうかよりも、技術の方が気になって真面目に観察してしまうからな」
「………(唖然)」
「待て、何故そこで黙る。そして何故ケータイをいじる」
「いや凛にメールを。『お宅のサーヴァントが変態です』っと」
「やめたまえ!!」
「正直、詳しすぎて引いた」
「流石にこれはオレも引くわ」
「何故だ!真面目に答えたというのに」
「(無視)ランサーは?」
「そうだなあ。まあオレはあれだ。そもそも下着に凝るって文化がなかったからなあ……。今でも下着よりも相手がいい女かどうかだからな」
「じゃあ逆に、そのいい女たちが着けていたらエロいなって思う下着とか」
「あー。あーー。んーーーー? そうだなあ。…………ヒモとかか?」
「うーん。こっちはこっちであんまり参考にならないなあ」
「これだから古代人は。私が模範回答を示してやったというのに」
「あぁ? なんか言ったか?」
「あれを『模範回答』とは絶対に思いたくない」
「ほら見ろ、ランサー。この中から好みだと思うものを選べ」
「ん? なんだこれ。ほー、色々あるのな」
「えっ、なんでアーチャー、下着の通販サイトとか見てるの。まさか……」
「いや待て、一体何を誤解しているのか知らんが、今たまたま検索しただけだぞ」
「疑わしい……。さっきの言動といい、ほんとは割と日頃から見てるんでしょ」
「断じて違う……!! まあ、世の男性の中では比較的女性の下着に詳しい方であるのは認めるが、これには真っ当な理由があるんだ。実は生前、仕事で関わる機会があってな」
「仕事で……下着を……!?」
「おいアーチャー、ますます誤解が深まってるぞ」
「なんと言えばいいのか……雇い主の下着を選ぶこともあったと言えば、わかってくれるか?」
「な、なるほど。雇い主とは下着を見繕うようなご関係だったと」
「まあそういうことになるな」
「あー、多分、こいつわかってないぞ」
「アーチャーの変態! ドンファン! 雇い主に手を出すとか最低だな! 爆ぜろ!」
「どうしてそうなる!!!」
「やっぱりな……。(サイトを見つつ)お、こいついい女だなあ」
「ランサーは本当に中身にしか興味がないんだねえ」
「誤解だ依久乃。聞いてくれ。あくまで世話係としてだぞ。世話係なら下着の一つや二つ、選ぶこともある。やましい事など何一つない」
「でもアーチャーの言う世話係って要するに、執事とかボディガードみたいなもんでしょ? 下着選ぶとかはメイドさんがするイメージだけど」
「確かにそうだが、仕えていた相手が、わざわざ私に申し付けて来たのだから仕方あるまい」
「ああ……そういう……(何かを察した顔)」
「はじめは断ったのだが、どうしても、と言われたのだ。請われれば従う。逆らえる立場でもなかったからな」
「で、お嬢様のためにセクシーな下着を見繕ったの?」
「いや、彼女には年相応に清楚なものを選んで買って行ったさ」
「えっ……それ、怒られなかった?」
「いや、特に不服そうな様子はなかったが……。ああ、だがそういえば、その後もっとセクシーなものをと注文を受けた気がするな。子供にはまだ早いと諭したが」
「……はあ。ねえランサー」
「なんだ」
「鈍感って時に罪だと思わない?」
「ああ、そうだな。まあ、頑張れよ依久乃。何をとは言わんが」
「何の話だ一体」
「別に。なんでも? アーチャーが下着に詳しい理由は十分に理解できたから安心してね」
「オレもなかなか勉強になったぜ。確かにギャップは熱いよな」
「なんなんだ一体! 私だけが置いてけぼりではないか!」
(ちゃんと言わなきゃ伝わんねえのはお互い様だよな。まあ面白いからだまってるけどよ)
「なんだ」
「どうした」
「ただ聞きたいだけだから勘違いはしないで欲しいんだけど、女の子がつけるとしたら、どんな下着が好き??」
「どんな下着、って言われてもなあ」
「君な、その質問で他意がないというのは無理があると思うぞ」
「本当に、ただ、聞きたいだけだから」
「…………わかった。わかったからそんなに睨まないでくれ。しかしまた何故そんな話を」
「この間、凛と桜とセイバーと買い物に行ったんだ。そのとき、男ウケする下着ってどんなのだろうって話になって。で、結局私たちだけじゃ答えが出なくてさ。参考までに男の人にも聞いてみようかと思って」
「そこでオレたちに直接聞くところが依久乃らしいな」
「全くだ。我々でなければ誤解されていただろう。君、間違っても衛宮士郎などには聞くんじゃないぞ」
「え? 士郎くんとか、帰ってすぐ凛が聞いてたよ」
「…………」
「ちなみに清楚系だってさ」
「…………(頭を抱えるアーチャー)」
「…………(生暖かい目で見守るランサー)」
「で、どうなの? やっぱ、アーチャーも清楚系?」
「オレと奴と一緒にするな。
そもそも私の好みより、まず似合っているかが第一だ。清楚系が似合うかどうかは人によるだろう。
それと、あくまでこれは私個人の意見として聞いて欲しいのだが。清楚系は確かに鉄板だが、もし男をその気にさせるなら多少のセクシーさはあった方がいい。服装との組み合わせも大切だ。服は清楚だが下着は……というギャップなども手法としては効果的だろう。
ああ、だが装飾が凝っていればいいという話ではないぞ。レースや刺繍などが凝った高級な下着は、もはや芸術の域だ。そこまで行くと、その下着が好みかどうかよりも、技術の方が気になって真面目に観察してしまうからな」
「………(唖然)」
「待て、何故そこで黙る。そして何故ケータイをいじる」
「いや凛にメールを。『お宅のサーヴァントが変態です』っと」
「やめたまえ!!」
「正直、詳しすぎて引いた」
「流石にこれはオレも引くわ」
「何故だ!真面目に答えたというのに」
「(無視)ランサーは?」
「そうだなあ。まあオレはあれだ。そもそも下着に凝るって文化がなかったからなあ……。今でも下着よりも相手がいい女かどうかだからな」
「じゃあ逆に、そのいい女たちが着けていたらエロいなって思う下着とか」
「あー。あーー。んーーーー? そうだなあ。…………ヒモとかか?」
「うーん。こっちはこっちであんまり参考にならないなあ」
「これだから古代人は。私が模範回答を示してやったというのに」
「あぁ? なんか言ったか?」
「あれを『模範回答』とは絶対に思いたくない」
「ほら見ろ、ランサー。この中から好みだと思うものを選べ」
「ん? なんだこれ。ほー、色々あるのな」
「えっ、なんでアーチャー、下着の通販サイトとか見てるの。まさか……」
「いや待て、一体何を誤解しているのか知らんが、今たまたま検索しただけだぞ」
「疑わしい……。さっきの言動といい、ほんとは割と日頃から見てるんでしょ」
「断じて違う……!! まあ、世の男性の中では比較的女性の下着に詳しい方であるのは認めるが、これには真っ当な理由があるんだ。実は生前、仕事で関わる機会があってな」
「仕事で……下着を……!?」
「おいアーチャー、ますます誤解が深まってるぞ」
「なんと言えばいいのか……雇い主の下着を選ぶこともあったと言えば、わかってくれるか?」
「な、なるほど。雇い主とは下着を見繕うようなご関係だったと」
「まあそういうことになるな」
「あー、多分、こいつわかってないぞ」
「アーチャーの変態! ドンファン! 雇い主に手を出すとか最低だな! 爆ぜろ!」
「どうしてそうなる!!!」
「やっぱりな……。(サイトを見つつ)お、こいついい女だなあ」
「ランサーは本当に中身にしか興味がないんだねえ」
「誤解だ依久乃。聞いてくれ。あくまで世話係としてだぞ。世話係なら下着の一つや二つ、選ぶこともある。やましい事など何一つない」
「でもアーチャーの言う世話係って要するに、執事とかボディガードみたいなもんでしょ? 下着選ぶとかはメイドさんがするイメージだけど」
「確かにそうだが、仕えていた相手が、わざわざ私に申し付けて来たのだから仕方あるまい」
「ああ……そういう……(何かを察した顔)」
「はじめは断ったのだが、どうしても、と言われたのだ。請われれば従う。逆らえる立場でもなかったからな」
「で、お嬢様のためにセクシーな下着を見繕ったの?」
「いや、彼女には年相応に清楚なものを選んで買って行ったさ」
「えっ……それ、怒られなかった?」
「いや、特に不服そうな様子はなかったが……。ああ、だがそういえば、その後もっとセクシーなものをと注文を受けた気がするな。子供にはまだ早いと諭したが」
「……はあ。ねえランサー」
「なんだ」
「鈍感って時に罪だと思わない?」
「ああ、そうだな。まあ、頑張れよ依久乃。何をとは言わんが」
「何の話だ一体」
「別に。なんでも? アーチャーが下着に詳しい理由は十分に理解できたから安心してね」
「オレもなかなか勉強になったぜ。確かにギャップは熱いよな」
「なんなんだ一体! 私だけが置いてけぼりではないか!」
(ちゃんと言わなきゃ伝わんねえのはお互い様だよな。まあ面白いからだまってるけどよ)
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