【槍】お菓子をくれなきゃ
名前変換
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「トリックオアトリート!」
「なんだその格好」
「えっ、何って仮装だよ。黒猫の。今日はハロウィンでしょ?」
「あー、ハロウィンな。現代はだいぶ様変わりしちまったんだよな。昔は死霊が溢れ出すってんで一晩中篝火焚いてたりしたんだが。悪霊から身を守るために仮面をつけたりはしたが……その辺が仮装に繋がってんのか」
「そういやランサーくんは本場の方でしたね……日本のお盆みたいなもんなんだっけ」
「まあそんなもんだな」
「へえ~。そう考えると、だいふ変わっちゃったんだね。現代は仮装してお菓子を貰う楽しいイベントなのに」
「菓子か。そういや言峰と金ピカがせっせと用意してたな」
「教会には近所の子供たちが来るんだよ」
「金ピカやたら張り切ってたな。アイツ、何故か子供には優しいんだよな。あれか、精神年齢か?」
「それに対するコメントは差し控えたいところだけど……毎年子供たちが楽しみにしてるからね。ところでランサーくんはお菓子くれないの?」
「オレか? 悪いが用意してねえよ。言峰辺りに余ってるの貰ってくれや」
「むう……塩対応……そういうんじゃなくてもっとノリよく……ううん、わかった。じゃあお菓子をくれなかったランサーくんにはイタズラしちゃうぞ~!」
「オレにイタズラ? お前が?」
「そうだよ。悪霊や怪物はお菓子をくれたら大人しく帰るけど、お菓子をくれない人にはイタズラするの」
「いや別にイタズラは構わねえけどよ、何するんだ?」
「構わないんだ!? もしかして私のイタズラなんて大したことないと思われてる!?」
「お前さん、根が善良だからなぁ。そしてまったく不本意ながら、普段から悪辣なヤツらに振り回されんのには慣れてるからな」
「うう~~対比でなめられる悲しみ……逆に一緒にされるのも困るけど……なんか怖がって欲しい時に怖がってもらえないと複雑! 今日の私は本気なんだからね!」
「おお、怖い怖い。で、何するんだ?」
「えっ……うーん……………うーん…………こちょこちょ……とか?」
「オレに聞くなよ!?」
「ええい、そこになおれ~! とりあえず脇腹から!!」
「……全く効かんなぁ」
「うええ……悲しい……可愛さ重視でつけたにゃんこグローブのせいなのか……」
「むしろ気持ちいいくらいだったぜ。さて、今度はオレの番だな」
「え?」
「トリックオアトリート」
「……も、持ってないです」
「じゃ、イタズラだな」
「えっ、やだー! 絶対えっちなことするやつじゃん!」
「するに決まってんだろ。っていうかな、トリックオアトリート、って韻を踏んでるんだから、日本語でも韻を踏まなきゃだろ」
「つまり……ええと……お菓子をくれなきゃ……」
「犯しちまうぞ」
「……!!!」
「ってな訳でイタズラだ」
「ぴゃ!! 耳舐めないで……!」
「猫耳とどっちが本物か確かめねえとと思ってな。ま、こっちが本物みてぇだが」
「そ、そんなの当たり前じゃん、仮装なんだから」
「だが“せっかくの”仮装だろ? なぞらえて遊ぶのも悪かねえ。それに、オレの異名は犬だしな。犬と猫、おあつらえ向きじゃねえか」
「な……! ランサーめっちゃノリノリじゃん!」
「そりゃそんな可愛い格好してるからだ。それに、実は期待してたって顔に書いてあるぜ?」
「うそ、そんな事な……あっ……!」
「正直に言わないと、本当に食っちまうぞ?」
「やだやだ!! ……本当はちょっと、期待してました……でもここまで考えてない! 楽しく遊べたらいいな~くらいで、あとでお菓子もちゃんと一緒に食べようと思ってたんだよ?」
「おー、そうかそうか。じゃ、あとで一緒に食べような」
「でもこれ日付変わっちゃう流れじゃん……」
「なに言ってんだ。ハロウィンは前夜祭、夜通しやるもんだろ?」
「ひえ……ほ、ほどほどで、お願いします」
「そりゃ気分次第だ」
「そんなー!」
(おわれ!!!)
オチはないです。
どのような夜になるかはご想像にお任せ🤗←
推敲もなしにその場で書いてぶん投げたハロウィンネタ。n番煎じの出がらしもいいとこ。
現代の知識は聖杯から与えられてる体です。
ところでジェラートピケの黒猫パーカーあざとかわいいですね(どうでもいい)
「なんだその格好」
「えっ、何って仮装だよ。黒猫の。今日はハロウィンでしょ?」
「あー、ハロウィンな。現代はだいぶ様変わりしちまったんだよな。昔は死霊が溢れ出すってんで一晩中篝火焚いてたりしたんだが。悪霊から身を守るために仮面をつけたりはしたが……その辺が仮装に繋がってんのか」
「そういやランサーくんは本場の方でしたね……日本のお盆みたいなもんなんだっけ」
「まあそんなもんだな」
「へえ~。そう考えると、だいふ変わっちゃったんだね。現代は仮装してお菓子を貰う楽しいイベントなのに」
「菓子か。そういや言峰と金ピカがせっせと用意してたな」
「教会には近所の子供たちが来るんだよ」
「金ピカやたら張り切ってたな。アイツ、何故か子供には優しいんだよな。あれか、精神年齢か?」
「それに対するコメントは差し控えたいところだけど……毎年子供たちが楽しみにしてるからね。ところでランサーくんはお菓子くれないの?」
「オレか? 悪いが用意してねえよ。言峰辺りに余ってるの貰ってくれや」
「むう……塩対応……そういうんじゃなくてもっとノリよく……ううん、わかった。じゃあお菓子をくれなかったランサーくんにはイタズラしちゃうぞ~!」
「オレにイタズラ? お前が?」
「そうだよ。悪霊や怪物はお菓子をくれたら大人しく帰るけど、お菓子をくれない人にはイタズラするの」
「いや別にイタズラは構わねえけどよ、何するんだ?」
「構わないんだ!? もしかして私のイタズラなんて大したことないと思われてる!?」
「お前さん、根が善良だからなぁ。そしてまったく不本意ながら、普段から悪辣なヤツらに振り回されんのには慣れてるからな」
「うう~~対比でなめられる悲しみ……逆に一緒にされるのも困るけど……なんか怖がって欲しい時に怖がってもらえないと複雑! 今日の私は本気なんだからね!」
「おお、怖い怖い。で、何するんだ?」
「えっ……うーん……………うーん…………こちょこちょ……とか?」
「オレに聞くなよ!?」
「ええい、そこになおれ~! とりあえず脇腹から!!」
「……全く効かんなぁ」
「うええ……悲しい……可愛さ重視でつけたにゃんこグローブのせいなのか……」
「むしろ気持ちいいくらいだったぜ。さて、今度はオレの番だな」
「え?」
「トリックオアトリート」
「……も、持ってないです」
「じゃ、イタズラだな」
「えっ、やだー! 絶対えっちなことするやつじゃん!」
「するに決まってんだろ。っていうかな、トリックオアトリート、って韻を踏んでるんだから、日本語でも韻を踏まなきゃだろ」
「つまり……ええと……お菓子をくれなきゃ……」
「犯しちまうぞ」
「……!!!」
「ってな訳でイタズラだ」
「ぴゃ!! 耳舐めないで……!」
「猫耳とどっちが本物か確かめねえとと思ってな。ま、こっちが本物みてぇだが」
「そ、そんなの当たり前じゃん、仮装なんだから」
「だが“せっかくの”仮装だろ? なぞらえて遊ぶのも悪かねえ。それに、オレの異名は犬だしな。犬と猫、おあつらえ向きじゃねえか」
「な……! ランサーめっちゃノリノリじゃん!」
「そりゃそんな可愛い格好してるからだ。それに、実は期待してたって顔に書いてあるぜ?」
「うそ、そんな事な……あっ……!」
「正直に言わないと、本当に食っちまうぞ?」
「やだやだ!! ……本当はちょっと、期待してました……でもここまで考えてない! 楽しく遊べたらいいな~くらいで、あとでお菓子もちゃんと一緒に食べようと思ってたんだよ?」
「おー、そうかそうか。じゃ、あとで一緒に食べような」
「でもこれ日付変わっちゃう流れじゃん……」
「なに言ってんだ。ハロウィンは前夜祭、夜通しやるもんだろ?」
「ひえ……ほ、ほどほどで、お願いします」
「そりゃ気分次第だ」
「そんなー!」
(おわれ!!!)
オチはないです。
どのような夜になるかはご想像にお任せ🤗←
推敲もなしにその場で書いてぶん投げたハロウィンネタ。n番煎じの出がらしもいいとこ。
現代の知識は聖杯から与えられてる体です。
ところでジェラートピケの黒猫パーカーあざとかわいいですね(どうでもいい)
1/1ページ