生き返ってみた。
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「・・・お父さんじゃ・・・ない・・・それに・・・わたしが・・・もう一人いる・・・。」
バスタオルに包まったまま、飛鳳の視線は、バーダックの頬とサラサ向けられていた。
「どーいうことだ?サラサに似てやがる!!」
サラサに似た少女に見つめられていたバーダックも、自身がよく知るサラサとよく似た少女を何度も見比べながら、無言でサラサを見つめた。
「わたし、生んだ覚えないわよ?」
「だよな・・・。」
さらっと言い切るサラサ。
その言葉は、水滴だけの・・・ほぼ無音に近いこの空間を反転させるが如く場違いなものだった。
「何者なの?……貴方たちの出方次第によっては相手になるわ!!」
バスタオル一枚を纏った飛鳳は、ギュッと両拳を握りしめて勇ましく構えた。
「…………どうしよっか?;;」
「俺に聞くな、アホ……;;」
二対一の距離を保ったまま、
ただ水滴だけが、
各々の耳の奥にこだまするだけだった。
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