生き返ってみた。
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「ぃやったぁ~!!当たったーーー!!!」
「嘘だろ;;」
action1 来ちゃった☆
辺り一面に、元気な声が響き渡った。
声の主・サラサは、「カランカラン~♪」とベルが鳴る音をバックに、買い物袋を持った腕を腰に当てて高らかに笑っていた。
彼女の夫であり、今回の買い物に付き合わされたバーダックは、彼女の傍らで顔を覆ってため息を吐いた。
(「アホか…本当になっちまった;;」)
そんなバーダックの心中を知ってか?
サラサは、得意気にバーダックに言い放った。
「ほぉら、満更でもないでしょ?望めば必ず叶うものよ♪」
「ただ運が良かっただけじゃねぇのか?」
「またそうやって可愛くないこと言うんだから!!素直に負けを認めなさいよ!!」
「誰が認めるか。アホぅ……。」
「何とでも~♪」
「………;;」
いつもはムキになるサラサだが、今の本人は念願叶って無邪気に喜んでいる。
聞いてない……というか、右から左へと流されてる。
「これでやっと……やっと、カカロットに逢いに行けるのね…。生まれてすぐに引き離されて、あれから何十年経つのかしら……。母さんのことなんてわからないでしょうねぇ……。」
しみじみと一人語り出すサラサは、くじで当てた景品を胸に抱えた。
抱えた物には、こう書かれている。
『生身で行けるよ☆半年だけのあっちの世ツアー』
つまりは、生き返るってことで……。
生き返るってことは、あっちの世で暮らしてる家族にも逢えるってことで……。
そんなこんなで、いろんな希望がサラサの望みを叶えるための布石になったわけである。
「さて!善は急げと言うことだし、ちゃちゃっと身支度してあっちの世行きの船に乗るわよ!!」
「ぁあ?んな急がなくていーじゃねぇかよ……。」
「そんなこと言ってぇ……。今まで何個のイベント事を先伸ばしにしてきたわけ?」
「さぁな……。」
サラサに言われても動こうともしないバーダック。
そんなバーダックの所業に痺れを切らしたサラサ。
「じゃあいいわよ……ベジータ王と一緒に行くから……。」
「アホッ!!何でそうなんだよ!!」
「あっちの世には、ベジータ王の子孫だっているし、王子だっているじゃない!!さぞかし逢いたいに決まってるわ!!」
「勝手に決めるのな……お前って奴は……;;」
「バーダックに言われたくない!!」
べーッ!!っと舌を出してそっぽを向く。
こんな時はテコでも折れない彼女である。
「あ"ーーッ!!行きゃいーんだろ!行きゃあ!!」
『自分から折れなくてはならない』
もはや、暗黙の了解である。
「ありがとうバーダック!!だ~い好きぃ∨v」
先ほどとはうってかわる態度。
バーダックに抱きついて、その頬にチュッと音を立てた。
確かに気は強いし、サイヤ人の女だけにケンカっ早いところがある好戦的な性格だが、何て言うかこう………
『あっけらかん』としてるっていうか、
『屈託ない』っていうのか、
『無邪気』で『素直』なのだ。
(「コイツ……本当にサイヤ人だろうな;;」)
そんなことを考えつつ、サラサの臀部を確かめる。
もちろん、尻尾は付いている。
「ほら早くー!!家に帰って荷造りしよ♪♪」
バーダックの腕に細い両腕で抱きついてそんなこと言うサラサに、バーダックは家路に向かって歩き始めた。
(「これも惚れた弱みってヤツか……。」)
「嘘だろ;;」
action1 来ちゃった☆
辺り一面に、元気な声が響き渡った。
声の主・サラサは、「カランカラン~♪」とベルが鳴る音をバックに、買い物袋を持った腕を腰に当てて高らかに笑っていた。
彼女の夫であり、今回の買い物に付き合わされたバーダックは、彼女の傍らで顔を覆ってため息を吐いた。
(「アホか…本当になっちまった;;」)
そんなバーダックの心中を知ってか?
サラサは、得意気にバーダックに言い放った。
「ほぉら、満更でもないでしょ?望めば必ず叶うものよ♪」
「ただ運が良かっただけじゃねぇのか?」
「またそうやって可愛くないこと言うんだから!!素直に負けを認めなさいよ!!」
「誰が認めるか。アホぅ……。」
「何とでも~♪」
「………;;」
いつもはムキになるサラサだが、今の本人は念願叶って無邪気に喜んでいる。
聞いてない……というか、右から左へと流されてる。
「これでやっと……やっと、カカロットに逢いに行けるのね…。生まれてすぐに引き離されて、あれから何十年経つのかしら……。母さんのことなんてわからないでしょうねぇ……。」
しみじみと一人語り出すサラサは、くじで当てた景品を胸に抱えた。
抱えた物には、こう書かれている。
『生身で行けるよ☆半年だけのあっちの世ツアー』
つまりは、生き返るってことで……。
生き返るってことは、あっちの世で暮らしてる家族にも逢えるってことで……。
そんなこんなで、いろんな希望がサラサの望みを叶えるための布石になったわけである。
「さて!善は急げと言うことだし、ちゃちゃっと身支度してあっちの世行きの船に乗るわよ!!」
「ぁあ?んな急がなくていーじゃねぇかよ……。」
「そんなこと言ってぇ……。今まで何個のイベント事を先伸ばしにしてきたわけ?」
「さぁな……。」
サラサに言われても動こうともしないバーダック。
そんなバーダックの所業に痺れを切らしたサラサ。
「じゃあいいわよ……ベジータ王と一緒に行くから……。」
「アホッ!!何でそうなんだよ!!」
「あっちの世には、ベジータ王の子孫だっているし、王子だっているじゃない!!さぞかし逢いたいに決まってるわ!!」
「勝手に決めるのな……お前って奴は……;;」
「バーダックに言われたくない!!」
べーッ!!っと舌を出してそっぽを向く。
こんな時はテコでも折れない彼女である。
「あ"ーーッ!!行きゃいーんだろ!行きゃあ!!」
『自分から折れなくてはならない』
もはや、暗黙の了解である。
「ありがとうバーダック!!だ~い好きぃ∨v」
先ほどとはうってかわる態度。
バーダックに抱きついて、その頬にチュッと音を立てた。
確かに気は強いし、サイヤ人の女だけにケンカっ早いところがある好戦的な性格だが、何て言うかこう………
『あっけらかん』としてるっていうか、
『屈託ない』っていうのか、
『無邪気』で『素直』なのだ。
(「コイツ……本当にサイヤ人だろうな;;」)
そんなことを考えつつ、サラサの臀部を確かめる。
もちろん、尻尾は付いている。
「ほら早くー!!家に帰って荷造りしよ♪♪」
バーダックの腕に細い両腕で抱きついてそんなこと言うサラサに、バーダックは家路に向かって歩き始めた。
(「これも惚れた弱みってヤツか……。」)
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