針が、60回目の円を描く時…。
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「似てて当然だよ!!その子は、俺の遠い親戚なんだから!!」
困り果てたその時、群れの奥から聞こえた声に、飛鳳は少しだけホッとした。
社員達「と、トランクス社長ッΣΣ!!!!」
トランクスの登場によって、さっきまで塞がってた往路に光が見えた。
さすが、何百という社員を束ねている社長と言ったところ。
社員達は群がりはしなかったが、廊下の両端に規則正しく配列して、各々話に華を咲かせた。
「いつ見ても素敵ねぇ……トランクス社長∨v」とか、「シルク様を大事に抱っこされて惚れ惚れしちゃう∨v」とか。
トランクスが息抜きしたい気持ちもわからなくはなかった。
「さあ、みんなも仕事に戻るんだ!!今日も無理せず励んでくれ!!」
社員達「はいッ!!!!!」
あんなに群がっていた制服達は、トランクスの鶴の一声で綺麗に散らばっていった。
《C.C医務室 》
「ふぅ~~;;毎度のことながら何か疲れるなぁ;;」
「本当に……;;いつの間にかシルクのことまで話のネタにされてるもの……。まさか、こんなにも足止め食らうなんて思わなかったわ;;」
今度一緒に来ることがあった時は、舞空術で社長室から入ろうと改めて思った。
「それより、よくわたしたちが来てたのわかったわね♪」
「わかるよ;;父さんの気がどんどん羽上がってくからさ!!C.Cが壊されて社員達に怪我人でも出たりしたら大変だと思ったんだ。 」
飛鳳は、「なるほど!!」と素直に思った。
今朝のことを思ったら、これ以上ブルマに心労を与えたくなかった。
昨日3歳になったばかりの愛息子・シルクに至っては、朝から興奮気味だったのもあって疲れたのだろう。
飛鳳の腕の中で、気持ち良さげに眠っていた。
「早くベジータさんの5歳児化を解く方法を突き止めなくちゃな………って、……ちょっと、トランクスΣΣ!!聞いてるの?」
「ん?……大丈夫。聞いてるよ……。」
飛鳳の肩を抱いて、その頬に目尻にと、啄む様にキスをするトランクス。
飛鳳がシルクを抱えて押し返せないことを良いことに、その行為は止まることを知らなかった。
さっきまでの社長像は、今は見る影もない。
シュッ!!
「ッΣΣ!!!」
バシィッイ!!!!!!!
突然降りかかってきた拳に、トランクスはとっさに左の掌で受け止めた。
「おいッ!キサマ!!飛鳳から離れやがれ!!!!」
ベジータは、トランクスと飛鳳の間に割って入ると、元々鋭い眼をいっそう鋭くさせて、トランクスを威圧した。
「ですから…父さん……」
「俺はキサマの父ではないッ!!!!」
相当頭に来たのと、現5歳児の記憶からして結婚なぞしていないのに父と呼ばれたことに、ベジータは額に青筋を立ててトランクスを迎え撃った。
「はぁ……じゃあ、ベジータ…君」
「ベジータ様と呼べッ!!!!」
ペシッ!!
「グゥッ!!!痛ぇじゃないか!!!何しやがる!!!!」
「ベジータさん!!ここは、ベジータ星じゃないし、仮にも今トラは、貴方より年上ですよ!!!」
「フンッ!!なら俺は仮にも、サイヤ人の王子だ!!!」
「ここはベジータ星でなくて地球です!!ですから、今貴方が王子なんて肩書きは通用しません!!!」
「……………フンッ!!!」
飛鳳に説教されたベジータは、面白くなさそうにそっぽを向いた。
「凄いなぁ……;;あの父さんがタジタジなんて……。ありがとう飛鳳!!助かっ………ΣΣ!!!」
飛鳳の肩を抱こうとした瞬間。
トランクスの腕は、力の入った飛鳳の手によって制された。
振り返って自分を見る飛鳳の眼が
とても怖い。
「………ごめんなさい;;」
「わかればいいのよ∨v息抜きしに来たなら、一緒に考えてよ!トランクス!!」
眼で訴えるってこう言うことなんだと、身をもって知ったトランクスは、やっぱり今日も飛鳳に触れずに一日を終えるのだと、改めて覚悟したのは言うまでもない。
→つづく;;
2013/4/29
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困り果てたその時、群れの奥から聞こえた声に、飛鳳は少しだけホッとした。
社員達「と、トランクス社長ッΣΣ!!!!」
トランクスの登場によって、さっきまで塞がってた往路に光が見えた。
さすが、何百という社員を束ねている社長と言ったところ。
社員達は群がりはしなかったが、廊下の両端に規則正しく配列して、各々話に華を咲かせた。
「いつ見ても素敵ねぇ……トランクス社長∨v」とか、「シルク様を大事に抱っこされて惚れ惚れしちゃう∨v」とか。
トランクスが息抜きしたい気持ちもわからなくはなかった。
「さあ、みんなも仕事に戻るんだ!!今日も無理せず励んでくれ!!」
社員達「はいッ!!!!!」
あんなに群がっていた制服達は、トランクスの鶴の一声で綺麗に散らばっていった。
《C.C医務室 》
「ふぅ~~;;毎度のことながら何か疲れるなぁ;;」
「本当に……;;いつの間にかシルクのことまで話のネタにされてるもの……。まさか、こんなにも足止め食らうなんて思わなかったわ;;」
今度一緒に来ることがあった時は、舞空術で社長室から入ろうと改めて思った。
「それより、よくわたしたちが来てたのわかったわね♪」
「わかるよ;;父さんの気がどんどん羽上がってくからさ!!C.Cが壊されて社員達に怪我人でも出たりしたら大変だと思ったんだ。 」
飛鳳は、「なるほど!!」と素直に思った。
今朝のことを思ったら、これ以上ブルマに心労を与えたくなかった。
昨日3歳になったばかりの愛息子・シルクに至っては、朝から興奮気味だったのもあって疲れたのだろう。
飛鳳の腕の中で、気持ち良さげに眠っていた。
「早くベジータさんの5歳児化を解く方法を突き止めなくちゃな………って、……ちょっと、トランクスΣΣ!!聞いてるの?」
「ん?……大丈夫。聞いてるよ……。」
飛鳳の肩を抱いて、その頬に目尻にと、啄む様にキスをするトランクス。
飛鳳がシルクを抱えて押し返せないことを良いことに、その行為は止まることを知らなかった。
さっきまでの社長像は、今は見る影もない。
シュッ!!
「ッΣΣ!!!」
バシィッイ!!!!!!!
突然降りかかってきた拳に、トランクスはとっさに左の掌で受け止めた。
「おいッ!キサマ!!飛鳳から離れやがれ!!!!」
ベジータは、トランクスと飛鳳の間に割って入ると、元々鋭い眼をいっそう鋭くさせて、トランクスを威圧した。
「ですから…父さん……」
「俺はキサマの父ではないッ!!!!」
相当頭に来たのと、現5歳児の記憶からして結婚なぞしていないのに父と呼ばれたことに、ベジータは額に青筋を立ててトランクスを迎え撃った。
「はぁ……じゃあ、ベジータ…君」
「ベジータ様と呼べッ!!!!」
ペシッ!!
「グゥッ!!!痛ぇじゃないか!!!何しやがる!!!!」
「ベジータさん!!ここは、ベジータ星じゃないし、仮にも今トラは、貴方より年上ですよ!!!」
「フンッ!!なら俺は仮にも、サイヤ人の王子だ!!!」
「ここはベジータ星でなくて地球です!!ですから、今貴方が王子なんて肩書きは通用しません!!!」
「……………フンッ!!!」
飛鳳に説教されたベジータは、面白くなさそうにそっぽを向いた。
「凄いなぁ……;;あの父さんがタジタジなんて……。ありがとう飛鳳!!助かっ………ΣΣ!!!」
飛鳳の肩を抱こうとした瞬間。
トランクスの腕は、力の入った飛鳳の手によって制された。
振り返って自分を見る飛鳳の眼が
とても怖い。
「………ごめんなさい;;」
「わかればいいのよ∨v息抜きしに来たなら、一緒に考えてよ!トランクス!!」
眼で訴えるってこう言うことなんだと、身をもって知ったトランクスは、やっぱり今日も飛鳳に触れずに一日を終えるのだと、改めて覚悟したのは言うまでもない。
→つづく;;
2013/4/29
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