「おはようございます！！飛鳳先生！！」


「おはようございます；；……」


「飛鳳先生！！今日はシルク様もご一緒なんですね∨v 」


「(シルク様って……；；)
ええ、……ちょっとわけがあって…；；
さあ、シルク。皆さんにご挨拶出来るかしら？」



「はぁ～い♪」



飛鳳に促され、元気よく返事をしたシルク。二等身の身体をめいいっぱい使って、丁寧に挨拶して見せた。




「おはようごじゃいましゅ∨v」



社員達「キャアーーー！！かわいぃ～～～∨v」





C.Cの廊下が制服一色に埋め尽くされた。

もう毎回のことだが、取り分け今日は多く感じる制服の群れ達に、慣れた飛鳳もさすがに困っていた。




「シルク様って本当ッ、トランクス社長にそっくりよね～∨v」


「髪の色は、飛鳳先生譲りの艶のある漆黒で……。」


「瞳の色は、トランクス社長譲りの綺麗な蒼……。」



「それにとても愛くるしくて……。」



社員達「将来が楽しみぃ～～～∨v 」




「…………；；」




僅か3歳の愛息子。

飛鳳は、将来が楽しみになるどころか不安を感じていた。

















「ギャアギャアうるさいぞ！！女共ッ！！！」



ベジータの一喝が、廊下中に響き渡った。

小さくなった身体を震わせ、額には青筋を立てている。

この様子から察するに、ベジータは相当我慢していたらしいのだが……
なかなか進まないこの環境。
その上、元凶とも言える女性社員達がいっこうに立ち去る素振りも見せないことに、とうとう頭に来たととれる。



しかも、短気な彼の気はどんどん羽上がる一方で、飛鳳は慌ててベジータを制した。



(「ベジータさん、気を鎮めて！！！ただでさえ、ベジータさんは目立つんですから！！！」)




ただでさえ、彼はトランクスの父親なのだから……。




「見慣れない子ですけど……トランクス社長に似てますね。この子！！」




恐れた通りのことが……





(「こんなことなら、舞空術で社長室から入るべきだった；；」)













.