⑨恋人たちのココロ ~ワタシのキモチ、トマドイ、ケツイ~
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「それで?話って何?」
双子の件でお怒りモードの飛鳳は、テラスに置いてある白い机に頬杖を着いて問う。
ト「何って…き、昨日の…その……プロポーズの返事、聞いてなかったから////」
「///////////」
さっきまで怒っていた顔は、トランクスの一言で一気に紅くなった。
一瞬、驚きで目を見開いて顔を向けるが、恥ずかしくてすぐに顔を背けてしまう。
それが、元々素直になれない飛鳳の癖で、トランクスにとって心をくすぐられる仕草の一つ。
いわゆる、"ツボ"と言われるもの…。
ト「期末が終わるのを一区切りに、母さんにC・Cの社長業務教えてもらうんだ!!卒業したら早く仕事を回せる様に…。」
「で、でも…まだ早過ぎない?卒業まで一年あるのよ。もう少し考えてからでも……
ト「いや、もう決めた事だし、母さんにも話は通した。心配しなくても授業とは両立するし、無理はしないから大丈夫だよ!!」
真っ直ぐに言い放つトランクスに飛鳳は、次第に目を合わせられなくなった。
二人だけのテラスは、春先だというのに妙に殺風景で、いつもは耳に入る生徒達の声も今は、無音に近い。
ト「飛鳳…。」
「……え?」
ト「俺……本気だよ?」
「……うん………。」
飛鳳の言葉は、トランクスが誠実に返す程…小さくて、弱々しいものだった。
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