⑦恋人たちの規定 ~ちょっとした溝の埋め方は~
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幸い、飛鳳は教室から少し離れた廊下で、窓の外を見ている様だった。
ト「飛鳳?」
少し距離を置いて話し掛けるトランクスに対し、もっと距離を置く飛鳳。
そのまま立ち去ろうとする飛鳳の手を咄嗟に掴んで引き止めた。
「やぁっ////!!」
ト「……飛鳳?どうしたんだよ……。」
恋人になる前もなった後も、今まで拒絶する事は一度だってなかったのに……。
飛鳳の態度が不安になるトランクスは、俯いて返事をしない彼女の顔を覗き込んだ。
ト「飛鳳……真っ赤……。」
「やぁ…見ないでぇ!!////」
言葉尻は強くても、どこか震えのある声。
大きな瞳は、今にも泣きそうな位に濡れていた。
ト「飛鳳…俺の事、嫌いになったの?」
「違う!!……そんなんじゃ…ないもん……。なんかおかしいの、わたし……。」
ト「え?」
「一週間前のあの夜から……トランクスの事考えるだけで胸が苦しくなるんだもん!!トランクスの声が聞こえる度に、身体も火照ってうずうずして……なんか、わたしじゃ無くなっちゃう!!そんななのに、トランクスと会う事なんてできな……きゃっ!!」
必死に言う飛鳳の言葉に、トランクスは真っ赤になって強く抱きしめた。
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