⑫恋人たちのココロ ~彼は憧れであって……「わたしは…。」
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ぎゅッ!!
「わわっ!ど、どうしたの飛鳳さん?」
「ちょっと…くるしいかも……。」
たまらなくなって未来の子供たちを抱きしめた。
「わたし、………わたし、自分勝手なこと……トランクスさんにッ……」
「飛鳳ちゃん……。」
「トランクスさんだけじゃない、……シルク君のことも、ヴェールちゃんのことも、……未来のわたしのことも何も考えずにこんなこと言って……。」
あのまま……
自分のキモチだけで進んでいたら、トランクスさんを困らせるだけじゃない、
トランクスさんの家族を……未来の自分の家族を傷つけることになってた。
「飛鳳ちゃん……。そっちの俺と何があったのか?……俺で良ければ話してくれないかな?」
「トランクスさん……。」
「一人で抱えちゃうところもちっとも変わらないね。……話して楽になることもあるよ。」
わたしの頭にそっと手をのせて、『ぽんぽん』と二回、その手が動いた。
トランクスさんも昔とちっとも変わらない。
いつもこうやって、泣いてるわたしに優しくしてくれた。
「ねえ、パパ。わたしたち、お風呂入ってもう寝るね?……ほら、お兄ちゃん。一緒にお風呂入りに行くよ!!」
「え?……何で?」
「もう、お兄ちゃんたらわかってないな~わたしたちが居たら、飛鳳さんが話しにくいでしょ?」
おませな妹・ヴェールに腕を引っ張られて、純情な兄・シルクは、未だに理由がわからないままにお風呂へと歩いて行った。
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