⑪恋人たちのココロ ~彼女であって彼女でなく。 「このキモチは…。」~
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「…で?白衣なんか着て来ちゃってどうしたのよ?」
⑪恋人たちのココロ
~彼女であって彼女でなく。
「このキモチは・・・・・」~
現代の飛鳳と入れ違いでやって来た未来の飛鳳は、ブルマの入れたコーヒーをたしなみつつ、柔らかく微笑んで答えた。
「今日は、お父さん達にワクチンを打ちに来たんです♪」
「ワクチン?……何でまた??」
「お父さんがかかったウイルス性の心臓病のワクチンなんです。未来の17号と18号、セルを倒した後から何となく気になって研究再開して、サイヤ人特有の病気だってわかったんです。」
「そうなの!!……それじゃあ、ワクチン接種の対象者は…孫君とベジータになるのかしら?」
「それが、混血の皆さんも対象なんです。どうやらウイルスがサイヤ人の血液中に感染する様で……お父さんの場合は心臓病として症状に出たようですけど…血液中に感染となると、全身の血管を通じてウイルスが運ばれる訳ですから、どの器官に誘発するかは未知数なんです。……パンちゃん…でしたか?クォーターの様にサイヤ人の血が薄まっていると考えられても、サイヤ人はサイヤ人ですから…。」
「なるほどね……。つまりは、孫君は心臓病になったけど、ベジータ達はどこに発症するかはわからない…。その素質は、とにかくサイヤ人の血が少しでも流れている者ってことなのね?」
「カチャッ!」と軽く音を立てたコーヒーカップは、その振動で黒い水面に波紋を作った。
心なしか、ブルマの表情から緊張感が漂う。
「正直に言うと、あの時持ってきた薬は、一種の賭けでした。あの頃は研究駆け出しでしたから……。まさか、こんなに複雑な病気だとは思ってなかったので……。タイムパラドックスの影響で、少しでも過去に違いがあったらと思うと、ゾッとします。」
未来飛鳳は、コーヒーを一口飲んで深く息を吐いた。
「ねぇ、ワクチンってやっぱり孫君も打たなきゃダメ?」
「はい……。やっぱり念には念を入れて打った方がいいかなと……。お父さんは注射が死ぬほど嫌いだって聞いたものですからあの時は内服薬にしたんですけど……。今回のワクチンはさすがに、お父さんに頑張ってもらわないと;;」
「一筋縄じゃあいかないわよ~。何人で抑えたって暴れまくるんだから……。ハッキリ言って、こどもよ!本当ッ!!」
「それなら、トラに頼んで作ってもらったのがあるので大丈夫ですよ!!」
「作ってもらった物?」
「後のお楽しみです∨∨」
ニッコリと笑う未来飛鳳のただならぬ自信に、ブルマもそれ以上は聞かなかった。
と言うよりも、聞かない方が面白いし、なによりも、父である孫 悟空を娘の飛鳳がどんな方法で説き伏せる……とはいかないだろうが……。
まぁ、どんな力業で注射を打たせるのか?
それに加え、未来の自分の息子まで手を加えてるわけだから楽しみで仕方がなかった。
「そうと決まれば!!みんなに招集かけましょう!!飛鳳ちゃんだって、会いたいでしょ?アイツ等に♪♪」
「はい!ぜひ!!……しばらく見ない内に、皆さん変わってるんでしょうね♪」
ブ「まぁ、見た目は歳取ってるから変わってるけど……中身は相変わらずよ;;」
「ふふッ∨v楽しみです♪」
ケータイ片手に連絡を取り始めたブルマ。
彼女の行動の早さに感心しつつ、
未来飛鳳は、残りのコーヒーをたしなみながら、久し振りの家族の再会に期待をふくらませていた。
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⑪恋人たちのココロ
~彼女であって彼女でなく。
「このキモチは・・・・・」~
現代の飛鳳と入れ違いでやって来た未来の飛鳳は、ブルマの入れたコーヒーをたしなみつつ、柔らかく微笑んで答えた。
「今日は、お父さん達にワクチンを打ちに来たんです♪」
「ワクチン?……何でまた??」
「お父さんがかかったウイルス性の心臓病のワクチンなんです。未来の17号と18号、セルを倒した後から何となく気になって研究再開して、サイヤ人特有の病気だってわかったんです。」
「そうなの!!……それじゃあ、ワクチン接種の対象者は…孫君とベジータになるのかしら?」
「それが、混血の皆さんも対象なんです。どうやらウイルスがサイヤ人の血液中に感染する様で……お父さんの場合は心臓病として症状に出たようですけど…血液中に感染となると、全身の血管を通じてウイルスが運ばれる訳ですから、どの器官に誘発するかは未知数なんです。……パンちゃん…でしたか?クォーターの様にサイヤ人の血が薄まっていると考えられても、サイヤ人はサイヤ人ですから…。」
「なるほどね……。つまりは、孫君は心臓病になったけど、ベジータ達はどこに発症するかはわからない…。その素質は、とにかくサイヤ人の血が少しでも流れている者ってことなのね?」
「カチャッ!」と軽く音を立てたコーヒーカップは、その振動で黒い水面に波紋を作った。
心なしか、ブルマの表情から緊張感が漂う。
「正直に言うと、あの時持ってきた薬は、一種の賭けでした。あの頃は研究駆け出しでしたから……。まさか、こんなに複雑な病気だとは思ってなかったので……。タイムパラドックスの影響で、少しでも過去に違いがあったらと思うと、ゾッとします。」
未来飛鳳は、コーヒーを一口飲んで深く息を吐いた。
「ねぇ、ワクチンってやっぱり孫君も打たなきゃダメ?」
「はい……。やっぱり念には念を入れて打った方がいいかなと……。お父さんは注射が死ぬほど嫌いだって聞いたものですからあの時は内服薬にしたんですけど……。今回のワクチンはさすがに、お父さんに頑張ってもらわないと;;」
「一筋縄じゃあいかないわよ~。何人で抑えたって暴れまくるんだから……。ハッキリ言って、こどもよ!本当ッ!!」
「それなら、トラに頼んで作ってもらったのがあるので大丈夫ですよ!!」
「作ってもらった物?」
「後のお楽しみです∨∨」
ニッコリと笑う未来飛鳳のただならぬ自信に、ブルマもそれ以上は聞かなかった。
と言うよりも、聞かない方が面白いし、なによりも、父である孫 悟空を娘の飛鳳がどんな方法で説き伏せる……とはいかないだろうが……。
まぁ、どんな力業で注射を打たせるのか?
それに加え、未来の自分の息子まで手を加えてるわけだから楽しみで仕方がなかった。
「そうと決まれば!!みんなに招集かけましょう!!飛鳳ちゃんだって、会いたいでしょ?アイツ等に♪♪」
「はい!ぜひ!!……しばらく見ない内に、皆さん変わってるんでしょうね♪」
ブ「まぁ、見た目は歳取ってるから変わってるけど……中身は相変わらずよ;;」
「ふふッ∨v楽しみです♪」
ケータイ片手に連絡を取り始めたブルマ。
彼女の行動の早さに感心しつつ、
未来飛鳳は、残りのコーヒーをたしなみながら、久し振りの家族の再会に期待をふくらませていた。
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