⑩恋人たちのココロ ~彼であって彼でなく。 「今でもアナタがスキ……。」~
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「母さんを困らせるなよ、ヴェール!!いくら父さんが研究してるからって必ずしも安全とは言い切れないんだぞ!!」
母・飛鳳の困り果てた姿を見るに見兼ねてか?救いの旗を揚げたのは12歳になったシルクだった。
「父さんが好きなのは分かるけど、『こっち』がだめだからって『むこう』なら可能性あるなんて思ってないだろうな。」
「その言葉…お兄ちゃんにそっくりそのままお返ししましょうか?」
「なッΣΣ!!////////」
『パパっ娘』で『ませっ娘』の妹にズバリ言われ、シルクの頬はほんのりと紅く染まった。
「お兄ちゃんは、ママのこと好きなんだもんね~∨∨」
「ちがう!!/////母さんは僕の理想の女(ヒト)でッ!!だからって、飛鳳さんを恋愛対象にしてるわけじゃ、ないからな!!/////」
かくゆう彼も、『ママっ子』かつ『照れっ子』である。
「ほらほら、二人で母さんを困らせるなよ。時空気流の安定している今日がベストなんだからな。」
「トランクス!!仕事はいいの?
2、3日忙しくなるんじゃ…。」
「会議はさっき終わったんだ。これから夕方までは、研究室に閉じこもるからその前に…な。」
息こそ乱れてないが、スーツと作業着が中途半端に左右の肩に掛かっているところを見ると、彼が急いで見送りに来てくれたことが見てとれた。
「もぉ…/////無理して来ることないのに…//////」
「見送りたかったから来たんだ。短い間だからとはいえ、しばらく会えなくなるんだから…。」
「……トランクス/////」
お互いに頬を紅く染めて見つめ合った。
「はいっ!!そこまで~!!!」
「僕らの前でその空気は甘いよ…;;」
「「……そんなに甘かった?」」
かくゆう親の彼らは、『おのろけ夫婦』かつ『天然夫婦』だった。
「とにかく、こっちのことは心配しないでくれ!!父さんたちのこと…よろしく頼むよ。」
「わかってるわ!!トランクスも無理しないで!!…お仕事頑張ってね∨∨」
飛鳳は舞空術で舞い上がり、タイムマシーンのハッチを閉めた。
白い光と共に、タイムマシーンは空に吸い込まれる様に消えた。
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