⑩恋人たちのココロ ~彼であって彼でなく。 「今でもアナタがスキ……。」~
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「それじゃあ、行って来るわね!!」
⑩恋人たちのココロ
~彼であって彼でなく。「今でもアナタがスキ……。」~
仕事用かばんに人数分のワクチンと、アルコール綿に1㏄ディスポ注射器の針付き等を入れて、未来飛鳳はタイムマシンに乗り込んだ。
「ねぇ、ママぁ~。ウ"ェールも行きたいよ~!!!」
「ウ"ェール…。わたしがさっき言ったこと…忘れたの?」
「『あの丈夫なおじいちゃんでさえウイルスには勝てなかったのよ!!過去には未来では存在してないウイルス病があるかもしれないから、大人しくしてなさい!!』でしょ?」
ウ"ェールは、『全部覚えてるもん!!』と、腰に手を当て胸を張って得意顔になった。
確かに、一字一句間違えてないだけに質が悪く…未来飛鳳は頭を抱えた。
「ウ"ェール、向こうのパパに会いたいんだもん∨v大きくなった姿見てもらいたいし、一緒にお買い物に行きたい!!腕組んで歩くんだから♪♪」
「わざわざ向こうに行かなくても…トランクスならお父さんがいるじゃない。」
ヴェールは、父親である未来トランクスが大好きであり、憧れであり、尊敬する人でありで……。
まぁ、いわゆる【パパっ娘】である。
ただし、………
「もぅ、ママったら~…パパはママにとって愛する人でしょ?パパだってママのこと愛してるじゃない。わたしが入り込む隙なんてないもん!!」
『ませっ娘』でもある。
「そう……(末恐ろしい愛娘ね;;)」
ニッコリと満面の笑みがまた、飛鳳のため息を紡いでいった。
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