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note/米森

記事一覧

  • ▽ 2015 04.05

    20150405(日)00:00
    死んでしまえたら良かった。貫いた刃は私の命を絶つことは無く、甘美な毒も私を悦ばせてはくれない。私の命の終わりはいつなのかな。来るのかな。…そんなことを考えても、ただの戯言なの。「どうした」「何でもないよ」今宵も私は彼の刃に貫かれる。これが私の存在証明と信じることにして。#書き出し
  • ▽ 2015 04.05

    20150405(日)00:00
    朝から桜流しの雨が降っていたものだから、散歩に出かけた。昨日まで満開だった桜並木は花びらが散って、新緑へと変わりつつある。花の命は短し。ゆえに僕らは何を思う。並木道はピンクの絨毯、その上を歩いていく僕らの人生その色は。僕らを惹きつけて離さぬその花、廻る命に彩りを。#twnovel
  • ▽ 2015 04.03

    20150403(金)00:00
    「嫉妬と紙切れ」
    本文は追記から。
    追記
     今日は学校を休んだ。大事を取っての休みに過ぎなかったから体は元気極まりなくて、有り余る体力を持てあます。とはいえ、趣味の小説書きに頭を回すのは少々面倒くさい。

     お腹が鳴って、私は階下のリビングへ向かった。誰もいないリビング中央、テーブルには焼きそばがあった。それを電子レンジに突っ込んで、私はテレビをつける。

     ちょうどお昼のワイドショーの時間。カジュアルなスーツ姿のおじさんが文庫本を片手に熱弁していた。あの本は確か、今年の芥川賞を取った作品だ。私の本棚にもある。
     おじさんの横には女の人が立っていた。作者だ。かつてサイン会行った時とは違って、気が強そうに見える。

     私はあの本の作者の描く世界観が好きで、片っ端から集めたっけ。最近読み返していないけど。

     レンジが私を呼んだもので、テレビを見つつもそれを食す。
     なんでも今度、映画になるそうだ。人間の情念を冷静に描きつつも読む人を激流に巻き込む、だってさ。

    「あの本、売ろうかな」

     なんかさ。実力はあったんだろうけども、今まで売れてなかった作家さんだよ。それが急に売れてテレビに限らずインタビュー記事でなんか雰囲気変わってさ。
     これを世間では嫉妬と呼ぶのかもしれない。それにしては土俵が違いすぎるのも分かってるけど。

     焼きそばもそこそこに本を取りに戻って、またテレビを見る。

    「あっ、」

     お茶を飲もうとしてコップをこかした。中身は零れて、文庫本に掛かった。

     私は単行本を開いてふと思い立つ。ふやけたそれは意外と簡単に破れて、紙切れとなった。

     本に失礼だね、作者にも。それでも不思議と心の中はひんやりと、さらりとしていた。
  • ▽ 2015 04.02

    20150402(木)00:00
    あなたが好きでも花は散る。散り際憂うは愛しきあなた。運命覚れど咲く命、絶えることない天則と。遺す果実の行く末を、案ずる我が身へ見得ずに散らす。咲いて散るのが世の定め、私に零るるひと雫。私とあなたで重ねた掌。美しい最期を託して往くも、私の花弁は傍にあり。@moso_propro 様
  • ▽ 2015 04.01

    20150401(水)00:00
    もう終わりにしようか。まだベッドに横たわる君の髪を撫で、僕は考える。君とこうして各地を廻って新たなものに触れるのは楽しい。でも限界だ。男同士の僕らには道なんてなかった。ガソリンを入れたら君を家まで送り届けるよ。夜が明けたら全て忘れて。@roubaititle 様:モーテルと夜明け
  • ▽ 2015 03.31

    20150331(火)00:00
    さくら。春に来たからそう名付けた。さくらが動かなくなったのは昨晩のこと。お菓子箱で作った棺を桜の下に埋めて、手を合わせる。昔、さくらに桜の花をあげたらむしゃむしゃ食べてたっけ。本物の桜はこんな木なんだよ、さくら。花舞うたび涙する、私の愛しきハムスターへ。#桜埋め #twnovel
  • ▽ 2015 03.29

    20150329(日)00:00
    高校最後のコンクール、金賞を取った。親は感涙した。先生は私を抱きしめた。同じ教室の子たちは笑顔をくれた。私だけが、嬉しくなかった。桜が咲く頃私は進学する。それも、芸術とは程遠い分野に。嫌がる私にその道を勧めたのは誰だった。今更認めてくれても、さ。涙が止まらない。
  • ▽ 2015 03.26

    20150326(木)00:00
    「負けた」友は俺の前で泣く。バスケ部最後の大会、あと一歩で決勝だった。頑張ってたのにな。普段クールな友も大粒の涙を零す。でも、悪い。「後で」レジで店員に泣きつく男子高校生に刺さる周囲の目線。俺は釣り銭を渡し退散を促す。チーズバーガー持ってくその時に聞くからさ。@0daib0t 様
  • ▽ 2015 03.25

    20150325(水)00:00
    昔々『空から海を見たい』という夢を持つ海豚がいました。海豚は鴎に相談します。『跳躍の後胸鰭をいっぱい動かせばいい』鴎は答えました。海豚は頑張りました。そして飛べるようになりました。海を見渡す空へ、そして宇宙へ―。「こんな童話あってもいいよね」「鯉の滝登りかよ」@0daib0t 様
  • ▽ 2015 03.24

    20150324(火)00:00
    死ぬことだけが私の生きがい。そう思っていた。陽の下を知ってしまった私には昏い世界が怖い。彼にだけ本心を告げたらナイフを貰った。それは彼の仕事道具。かつては死を享受させてくれたもの。約束破ってごめんね。川に投げたナイフは太刀魚のように光り、見えなくなった。@roubaititle様