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note/米森

記事一覧

  • ▽ 2015 05.04

    20150504(月)00:00
    3羽のすずめは仲良し。ちゅんと鳴けばすぐに集まる友達だ。番う時期を迎えてもちゅんちゅんちゅん。3羽は共に巣をつくる。卵が出来て皆で育てるも巣は手狭。大きなすずめはひゅうっと都会の森へ飛び立つ皆のため。だけどすずめには危険がいっぱいで。ちゅんちゅん。子供が巣立った2羽ちゅんちゅん。
  • ▽ 2015 05.04

    20150504(月)00:00
    「ウルティ!またおやつたべたぁ?」水の精霊が呆れ顔で私を見る。「食べてない」包み紙を隠す。「嘘だぁ」「ホント。ねえルノ?」ちょっと離れたとこで本を読むルノに助けを求める。元はといえばクッキーを買ってきたルノが悪い!「食べてないよ」あの、笑顔で援護してくれるそのまなざしが怖いです。
  • ▽ 2015 05.04

    20150504(月)00:00
    「ネロ、だっこして」主が俺の袖を引っ張る。まだまだ幼児の域を出ないこの方に俺はなかなか入れ込んでいて。「全く、こんな筋肉だるまのどこがいいんですか」「ぜんぶ!」ひょいと片手で抱き上げる。きゃっきゃと喜ぶ主は俺の耳をこねて遊ぶ。嫌でしかなかった種族の証、兎耳を好きになれたのは多分。
  • ▽ 2015 05.03

    20150503(日)00:00
    嫌いなものを避けるのは人の常。だけど好きなものだけの世界なんてない。だからね。ほんの少しばかりを舌下に含んで転がすの、死なない程度の恋情を。きらきらした世界は裏を返せば目を逸らすほど醜いね。それでも「好き」を知って生きていきたい私だからさ。飲み込んで笑って見せる。
  • ▽ 2015 05.03

    20150503(日)00:00
    ありったけの新聞を部屋中に広げ穴が開くほどに読む。大手の新聞には見つからない。あれじゃ足りないか。やっとのことで地方紙に一つ記事を見つけるも小さくて。まだだもっと。俺を見てくれよ。冷めた珈琲を飲み干し、鞄に詰め込んだのは新聞紙とライターだけ。赤い炎に焦がれ愉悦。
  • ▽ 2015 05.02

    20150502(土)00:00
    箱に入れてリボンでラッピング。貴方に渡すのはエメラルドの首飾り。これは私の恋心。何度も何度も貴方に恋をしては、何度も何度も石に変えられて。私に石をくれる度に貴方は言ったね、「首飾りが出来た時に想いを受け入れてあげる」って。真ん中で輝くのは初恋の宝石。一番輝く恋心に、私は口付けた。
  • ▽ 2015 05.02

    20150502(土)00:00
    「もぅ~いけずぅ~」甘ったるい女の声。電車を待つホーム、近くでいちゃつくカップルの声がする。公衆の面前でよくもまぁ。スマホを弄りつつ聞き耳を立てるも、それは次第に言い争う声に変わり。「もうっ!」突如男が吹っ飛んできたので、私は反射的にキャッチした。
    これが私たち夫婦の馴れ初め。
  • ▽ 2015 04.30

    20150430(木)00:00
    最後にお会いしたのはいつのことか。それすら曖昧になってしまうほど貴方と離ればなれになってしまって。嗚呼、夢で逢瀬を重ねる度に私は祈るのです。逢いたい。しかし、そう口にすることすら。
    祖母の遺品の中から大量の手紙が見つかった。宛先も結末も記されず。これは祖母の秘密。
  • ▽ 2015 04.30

    20150430(木)00:00
    純粋なものはこの世に如何程か。純物質と言われるものだって100%そのものではないのに、ましてや人の感情なんて。「私の愛を否定するの」うん。心のどこかでは、君が純然たる思いと共に俺の側にいるなんて考えてないのかもしれない。…嗚呼そうか。君を汚すのは僕の想いなのか。
  • ▽ 2015 04.29

    20150429(水)00:00
    『またあの子が笑うのを見たい』涙声、雑踏の片隅で訴えるぬいぐるみ。少女はその頭を撫でて、虹色の小瓶を取り出した。「貴方の願いを叶えましょう」振りかけた一握の輝く砂、命を持ったその魂は空へと消える。頑張ってね。雨粒を降らす空に少女とぬいぐるみの笑顔が映った。