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note/米森

記事一覧

  • ▽ 2015 05.17

    20150517(日)00:00
    かつての連載ネタ。本文は追記から。
    追記
    欄干から身を乗り出して見た雲の下、土地は荒れ果て人々は疲弊し妖魔が跋扈するこの国を。現国王が玉座についてから数年、我が国は荒れるばかりだ。じっと手を見る。俺のやるべきことは何だ。真に、進むべき俺の道は何処だ。手首に沿わせた小刀が描く創は血を滴らせども直ぐに塞がり。…俺は、生きる。

    殺されたくない。最初はただそれだけのことで、心の支えを失った俺はがむしゃらに血を遣うだけの日々だった。思いがいつしか形となったのはいつのことか。…支えたい存在が出来てしまったからかな。「今日は何食べたい?」「麺類がいいなー」自転車で風を切る、君と共にある帰路。俺の心に降るは慈雨。

    「月乃」彼女の首筋をなぞれば熱が伝わる。潤む彼女の目は真っ直ぐで、澄んでいて、俺だけを見つめる。ねぇ。そんな顔しないで。名前を呼んでよもっと、俺の名を。君が俺を知りたいのと同じくらい、俺は君を忘れたくないのだから。「理央、くん」熱い吐息とともに吐き出された君の魂を口で塞ぐように。
  • ▽ 2015 05.14

    20150514(木)00:00
    恋の熱量。今は昔出会った頃、目が合う度に私の心は状態変化し空まで飛んでゆきそうだった。それから幾多の年月を経た私たち。私の心は冷えていく。でも心配しないで。凝固、私の想いはあなたと共に固まってゆき永遠になる。混ざり合い溶けて、そして。
  • ▽ 2015 05.13

    20150513(水)00:00
    君に好きな異性がいると知ったのはつい最近のことで。そうか、僕らはこんな風にして少しずつ離れていくのか。君と一緒にいる未来を想像しても、夢の中の君は彼に見せるような顔をしてくれなくて。ああ。いつでも傍にいるなんて保証はなかったのに。今更白い息を吐いて泣く、雪は愚かな僕に降りしきる。
  • ▽ 2015 05.09

    20150509(土)00:00
    僕らの出会いは必然のギフトだった。そう信じていた、信じていたかった。長い式典を終えた彼はどこかに消え、戻ってきた時には無くなっていた第二ボタン。そっかそうだよね、一緒にいる時間が長かったから結ばれるというわけじゃないのにさ。今更味わう僕の青春。泣いたのは苦かったからだけじゃない。
    「僕らの春は食べたら苦かった」http://nanos.jp/worlds00piece/ 様より
  • ▽ 2015 05.07

    20150507(木)00:00
    あたしの世界は、どこまでも混じりけのない青色で満ちている。それでいいと思う。否、思っていた。あなたの冴えた赤色、あたしの青と並び立てるただひとつの色。ねえ、あなたの色を頂戴。あーんして待ってるから。もっともっと、もっと、あなたの赤を、
    #フォロワーさんの絵から小説を書かせていただく
  • ▽ 2015 05.07

    20150507(木)00:00
    ふたり向き合って笑い合えば、私たちは確固たる形を持つ。ふたり寄り添って愛を囁き合えば、確固たる存在だった私たちは融けて混ざり、ひとつの存在となりうる。私はひとりでは生きられない、でも甘えてばかりはイヤかもね。指を絡めあい口づけるは恍惚。
    @roubaibot 様:1+1と1:1
  • ▽ 2015 05.06

    20150506(水)00:00
    痩身の男の身体に触れようとするも届かず、その目は虚ろのままに男の燈火は消える。嗚呼、終わるって、こんなにも簡単であっけないのか。『あはは、あははっ』笑えども声は聴こえず。なんと滑稽なことか。もう一度だけ自分の亡骸に手を伸ばし、尽きる。
    #フォロワーさんの絵から小説を書かせていただく
  • ▽ 2015 05.06

    20150506(水)00:00
    ぼくはクマ。ご主人様のノートの落書きから生まれたんだ。ご主人様には何てことないクマだろうけど、ぼくはご主人様が大好き!昼休み後で眠そうな顔も、真剣にノートを書いてる顔も全部ね!
    …だから、ノートを捨てないで。会えないなんて悲しいよ。
    #フォロワーさんの絵から小説を書かせていただく
  • ▽ 2015 05.05

    20150505(火)00:00
    ブラックホールがすべてを吸い込むものなら。ホワイトホールがすべてを吐き出すなら。レッドホールはすべて消えてなくなるのだろうか。消えてしまったものは何処へ。質量保存の法則、エネルギー保存の法則、などなど。そうだ、きっと異世界に飛んでそこの肥やしとなるのだろうね。そうならば夢がある。
  • ▽ 2015 05.04

    20150504(月)00:00
    まわせ、まわせ。月の見えない夜には決まってクラシックを聴く。遠い遠い西洋の世界に揺蕩えば無常。まわせ、まわせ。憂いを帯びたバイオリンは低く啼く。さめざめと泣くのは古びた蓄音機か、それとも私の心か。まわせ、まわせ。擦り切れ泣けなくなるまで。まわせ、まわせ、まわせ。