TwitterSSまとめ
一部はnoteにも同時公開しております。
note/米森
note/米森
記事一覧
▽ 2015 06.11
20150611(木)00:00ちいさな怪獣が街を破壊し尽くす。その後で怪獣はいつも僕に泣きつくのだ。どれ、今日はうさぎさんの首が。泣かなくていいよ、僕の手にかかれば、ほら元通りさ。
いつしか怪獣は大人になった。今や、怪獣専属の修理屋さんだ。時が経つのは早いなぁ。
@hitoriasobi_bot 君が壊して僕が直して。それが僕たちの関係。▽ 2015 06.09
20150609(火)00:00「怪我してる僕なら会いに来てくるんでしょ?」松葉杖をつく彼にじりじりと、壁へ追いやられる。抱えていた花束は落ちて床にぐちゃりと色を付けた。「足の次は手とかいいね。爪を剥ぐか指折るか。君はどっちがいい?」ねぇどうして、どうしてそんな目で私を見るの。友の影を探すも、彼の瞳は昏いだけ。▽ 2015 06.05
20150605(金)00:00昏睡の最中に夢は見ない。散大した君の瞳が捉えるのはきっと、どこまでも深い闇だ。「ねぇ。起きてよ」手を握っても君は応えてくれない。だんだん冷えていく君の躰。ねぇ、君は今何処にいて何を見ているの。俺にも教えてよ、見せてよ。笑うように震えた君の躰を寄せ、覗きこんだ黒い瞳は。 #書き出し▽ 2015 05.29
20150529(金)00:00ベッドで微睡む。見つめる続けたスマホは零時を知らせた。眠たい。けれど、起きていたい、けれど。目蓋を押さえた、ちょうどそのときぶるると震えたスマホ、私の起床を促して。『今夜も遅くなってごめんね』君からのメッセージ。分解するメラトニン。
@dorakujocho様:メラトニン分解▽ 2015 05.27
20150527(水)00:00窓から景色を見ることさえも許されない暗い部屋。魔術を支えに生きる私はひとり。偶然見つけた殿方に恋いこがれ、今宵も水晶で下界を覗いては嘆息。彼に一目会えたら。日ごと増す想い。そして決断した。
蝶に姿を変えて彼の枕元へ。たおやかな彼の手は私を掴み、その指に力を入れる。…どうして。▽ 2015 05.23
20150523(土)00:00囀る鳥は撃たれる。けれど囀らねば自らを知らしめることは出来ぬ。よって今日も朝から色とりどり大小様々な鳥たちは鳴く。鳥籠の中、精一杯綺麗な声で。鳥籠の天井には絵が描いてあるという。青い青い空の絵が。いつか本物の青い空に羽ばたくことを信じる鳥たち。そして――鳥籠から出た者たちの絶望。▽ 2015 05.21
20150521(木)00:00片方だけ短い角も、流す涙も普通ではないことを知っていて。だから、私は暗い水の底で息を潜めるように生きてきた。ずっと、貴方に会う時までは。「嗚呼、君は綺麗だね」私が零した花びらを拾い口づける貴方。ねえ、声に出すのはいつのことになるか分からないけれど。『貴方のことを愛してもいいの?』
(フォロワー様の絵よりツイノベ)▽ 2015 05.19
20150519(火)00:00ざくり。「わたしのこと本当に好き?」ざくり。「好きだよ君のこと、こんなにも」ざくり。「本当?」ざくり。「本当さ。そうでなきゃ、君のことをぐちゃぐちゃになんか出来ないよ」ざくり。「わたしもキミのことだぁいすき」ざくり。「それならよかった」ざくり。いつしか光を失った少女に咲く赤い花。▽ 2015 05.18
20150518(月)00:00今朝、窓辺の花が咲いた。凛と咲いたそれは君の笑顔みたいで、思い出しては悲しくなる。君に貰った種は芽吹いた。そして数日すれば実を付けるのだろう。名前のない私の初恋。散った代わりに水を与え続ける私。次の種もその先も。またいつか、それを信じていたいの。
お題:花の代わりに想いを散らすの
http://nanos.jp/worlds00piece/▽ 2015 05.18
20150518(月)00:00星が瞬く丘の上。私はひとり星を数える、キミとの思い出の数だけを。寝ころんだところでひとつふたつ、流れ星を追いかけてみっつよっつ。百を数える頃にはどの星か分からなくなって。滲む光にそっと目を閉じる。最後に歌おう、星の数だけ。キミの大好きだった歌を。
お題:星の代わりに涙を散りばめて
http://nanos.jp/worlds00piece/