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note/米森
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記事一覧
▽ 2015 09.24
20150924(木)00:00白いドレスが紅に染まりゆく。目を潤ませながら頬の血を拭った君の袖も赤かった。不規則な呼吸ばかりが響いてしまって君の声がよく聞こえないや。似合うねって言ってくれたこのドレス、返すから大事にしてよね。黒く朽ちても、ずっと愛しているから。ずっと、ずっと。
@hafen_odai 様:紅に染まる白はやがて黒へと変わる▽ 2015 09.24
20150924(木)00:00私だけを見て。私だけを見てよ。あるはずの鏡に向かって息を吐く。ねえ、ねえ、私の言葉を聞いてよ。声にならずひゅうひゅうと音を立てるばかりの咽喉を両手で絞める。愛してた、愛してたのよ。爛れた球体にぽっかりと開いた穴から赤い舌が覗いた気がした。
@i_crazy_ 様:磨き減っていくコトダマ(こんなはずじゃなかったのに)
▽ 2015 09.22
20150922(火)00:00宇宙に行くことが小さい頃の夢だった。あれから数年、私はアスファルトの上で生きてます。どんなにところに行ったってここに戻ってくるしかない。私はこの世界の人間で、翼も持てやしないの。痛い思いしてやっと分かった。欠けた半身を抱いてむせび泣いた。
@moso_propro 様:拝啓、空の私へ▽ 2015 09.21
20150921(月)00:00彼女はいつだってこんな風に、黒革の椅子に腰掛けて紫煙をくゆらすばかりだった。紫煙から覗かせる佇いは優美でいて冷酷、私なんか到底追いつけそうになかった。口から紫煙が漏れ出す。さよならママ。少なくとも私は大好きでした。紫煙の向こうに辿り着いた今、広がるのは深き闇。
@firststarxxx 様:紫煙がけぶる向こうに▽ 2015 09.02
20150902(水)00:00いかないで。そう駄々をこねて泣き止まぬ私を優しくなでた手。ごつごつして大きいあの手は誰のだったろうか。久々の郷里、古ぼけたアルバムを捲る。セピア色の記憶を手繰り寄せ思案した。
アルバムを抱えて目を閉じる。正体なんてどうでもいいね。何年たっても褪せぬ温もりは、ずっと胸にあるのだから▽ 2015 09.01
20150901(火)00:00眠れない夜には夢を見る。コンパス頼りに地図を読みながら、夢の中を歩く旅。明日の自分や来月の自分、一年後の自分、そして十年後の自分が目的地。霧は晴れない、道は照らせない。それでも前へと進むことは出来る。少しずつ、少しずつ。転んでは立ち上がる。ゴールが見えてきた所で、おやすみなさい。▽ 2015 09.01
20150901(火)00:00「羨ましい」月のない海岸線。後ろの君はぽつりと零す。「どうしたら貴方みたいになれるの」頬に伸びた君の手が、次第に爪を立て僕を傷つけていく。「どうして私だけ」「君のせいじゃない」「貴方はどうしていつも私に嘘をつくの。顔色一つ変えないで」「全ては神の思し召しだ」初めて吐いた嘘は無味。▽ 2015 08.30
20150830(日)00:00突然届いたのは父の遺品。樽の箱の中には、10インチほどの西洋人形アンドロイドが横たわっていた。同封されていたねじ回しに手を伸ばす。すると、動力を失ったはずのそれが目を開け弱弱しくこう言った。「私の心臓は主人にしか巻かせない。もう私は動かない」
翌朝、それは起動しなかった。私は人形を箱に戻し、父の傍らに埋めた。
@i_is_m 様:あなた仕掛けの心臓▽ 2015 08.26
20150826(水)00:00くるくると彼女を回す。赤、黄、緑、青、紫。彼女は変幻自在に僕を魅了してやまない。とっても綺麗だ。橙と水色も見たいね。宝石のような彼女を傷つけぬように愛でる。「かえして」僕の背後ですすり泣く女は誰だっけ。彼女の残滓だったかな。まぁどうでもいいや。
@potsuri200 様:虹色の光彩▽ 2015 08.25
20150825(火)00:00初めに映るは紅い花。いくつも咲かせた大輪は、摘み取る私の手を染める。次に得るのは赤き果実。大小様々な実を口に含み咀嚼するたび、貴方との想い出、遠き日を思う。最後に残るは白い幹。磨き上げては花壇に挿す。いつになるかしら、また逢えることを信じているわ。
@dorakujocho 様:血液、肉片、白骨