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にわか雨
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休日なので薬局には人が多く、夫婦らしき二人連れが目立つ。
花之はシャンプーの置き場が変わっているのに気付き、大きな店内を一周しなければならなかった。
(あ……大容量にしようかな。この1450mlのやつ、安い)
(割り箸はまだあるけど、せっかく来たから買っておこう)
会計を済ませて軒下を出ると、花之は顔をちょっと伏せて目を何度か細めた。
「雨……」
やられた。小雨とも言えない程度の雨粒が、花之の服に水玉模様をつくってゆく。
花之が下を向きながら目を細めて歩いていると、右奥から声がした。
「花之ー!買い物かァ?」
キバだ。と、その後ろにヒナタとシノ、紅がいる。第八班だ。
受付所が近いから、任務の報告にでも来たのだろう。
「あ、うん!任務帰り?」
答えながらヒナタに手を振る。ヒナタが頷いている間に、シノが静かに歩いてきた。
「……」
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