裏切り者
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喫茶アルプスの窓際に座るあやかと新の姿が見える。その様子を、道の向こう側から見つけてしまったのが――西田と南。
「おい西田……あれ姐さんちゃうか?」
「ほんまや……って、隣の男、誰や!?……ちょ、めっちゃ距離近ない!?」
「親父にバレたら……これ、完全に誤解されまっせ!」
「……いや、勝手に行ったらまずいよな。余計にややこしなるような。くっそぉ、どうする南?もう突入するか!?」
「アホやないですか、姐さんとの交友関係邪魔した組員って言われたらそれでこそ一環の終わりですやん!?今は様子見や……様子見!!」
「親父、あれでヤキモチとか妬くタイプだしなぁ……マジで見つけたら、アルプスの床抜けるくらいの勢いでドア蹴破ってくるかも……」
「せ、せめて……無事に終わってくれ……」
新が去り、店内にはあやかがひとり残されていた。テーブルには、置き手紙のようなメモ。
そのとき、控えめにドアのベルが鳴り――
西田と南が即座に飛び込む。
「西田っす!……姐さん、あの男だれです?親密に何話していたんですか?」
「親父にバレたらえらいことなりまっせ!」
「ち、違うのよ。あの人、龍崎さんの弟の“新”って人で……アイドルしてるって。さっき偶然ぶつかっちゃって、それで少しだけ話したの」
「え、あの龍崎の……!? いや、でもなんでそんなもん――」
「それより…これ、置いて行かれちゃって……携帯番号とアドレスと、次にご飯どう?って」
「アカン〜〜〜!なんで貰っちゃったんですか!?」
「いや、断ったのよ!きっぱり!でもあまりにも人の話聞かないし……全然こっちの空気とか聞く耳持たなくて!」
「ヤバいっす…親父にこれ見つかったら、暴れまくりですよ……」
「こりゃマジで俺らの命が危ない……でも……」
「……まあ、姐さんが困ってるなら、俺ら、見てなかったことにしますわ。親父にも言わない。でも、これ、ちゃんと処分してくださいね?」
「……ありがと。でも、私だって要らないってば……」
「ほんま勘弁してくださいよ……俺ら、何回心臓止まる思いしたか……」
「勘弁してください……俺ら、何回心臓止まる思いしたか……」
「おい西田……あれ姐さんちゃうか?」
「ほんまや……って、隣の男、誰や!?……ちょ、めっちゃ距離近ない!?」
「親父にバレたら……これ、完全に誤解されまっせ!」
「……いや、勝手に行ったらまずいよな。余計にややこしなるような。くっそぉ、どうする南?もう突入するか!?」
「アホやないですか、姐さんとの交友関係邪魔した組員って言われたらそれでこそ一環の終わりですやん!?今は様子見や……様子見!!」
「親父、あれでヤキモチとか妬くタイプだしなぁ……マジで見つけたら、アルプスの床抜けるくらいの勢いでドア蹴破ってくるかも……」
「せ、せめて……無事に終わってくれ……」
新が去り、店内にはあやかがひとり残されていた。テーブルには、置き手紙のようなメモ。
そのとき、控えめにドアのベルが鳴り――
西田と南が即座に飛び込む。
「西田っす!……姐さん、あの男だれです?親密に何話していたんですか?」
「親父にバレたらえらいことなりまっせ!」
「ち、違うのよ。あの人、龍崎さんの弟の“新”って人で……アイドルしてるって。さっき偶然ぶつかっちゃって、それで少しだけ話したの」
「え、あの龍崎の……!? いや、でもなんでそんなもん――」
「それより…これ、置いて行かれちゃって……携帯番号とアドレスと、次にご飯どう?って」
「アカン〜〜〜!なんで貰っちゃったんですか!?」
「いや、断ったのよ!きっぱり!でもあまりにも人の話聞かないし……全然こっちの空気とか聞く耳持たなくて!」
「ヤバいっす…親父にこれ見つかったら、暴れまくりですよ……」
「こりゃマジで俺らの命が危ない……でも……」
「……まあ、姐さんが困ってるなら、俺ら、見てなかったことにしますわ。親父にも言わない。でも、これ、ちゃんと処分してくださいね?」
「……ありがと。でも、私だって要らないってば……」
「ほんま勘弁してくださいよ……俺ら、何回心臓止まる思いしたか……」
「勘弁してください……俺ら、何回心臓止まる思いしたか……」