姉妹の空
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
【病室・信女の復活と、まさかの伝言】
信女がベッドで上半身を起こし、ふと隊服の裾を整える。
それを見たあやかは、じっと信女を見つめたあと──
思わずツッコミを入れた。
「……ねぇ、ちょっと。なんでその格好なの。
よりによって“見廻組”の隊服なんか着てきたわけ?」
信女はすました顔で答える。
「これは…私なりの“けじめ”」
「けじめの意味間違ってるでしょ、それ! 絶対“敵側です”って印じゃん!」
すると、信女はポケットから一通の封筒を取り出し、あやかに差し出す。
「天導衆の命令と一緒に、こっちも託されてた。警察庁長官、松平片栗粉からの伝言──」
「え、マジで!? なにそれ、どれどれ……」
あやかが封を開けて手紙を読むと、そこには濃すぎる愛と圧のメッセージが。
『愛しのあやかちゃん。何処にいるんだい。おじさんは悲しいです。
今度、警察庁で研修会をやるので来てくださいm(_ _)m
後、お見合い予約しとくね!』
「──はあぁぁああっ!?!?!?
お見合い予約ってなに!? 勝手に何してんのよエロおやじ!!」
手紙をビリビリにしそうな勢いのあやかに、信女がぽそっと言う。
「…やっぱ変わってないね、あやかは。そういうとこ、好きだよ。」
「いや今、誰もフォローしてくれなくていいから!!」
隣では、真島がニヤニヤしながら見守っていた。
「ほぉ〜…お見合いねぇ。あやかにそんな話が回ってくるとはな」
「笑ってる場合じゃないのよ! 信女代わりに出てよ!」
「無理無理。私が出たらそいつ即逃げるし、100%。興味無い。」
「ぐぬぬ……!」
神室町の夜がようやく静まりはじめたその時、
また新たな波乱の予感があやかの元に忍び寄っていた。
⸻
【神室町・病室の外のベンチにて】
夜風が吹く廊下の先。
病室から少し離れたベンチで、あやかと真島が並んで座っていた。
信女はまだ眠っている。
あやかはさっき受け取った松平の手紙を何度も見直しながら、ポツリとつぶやく。
「あの、真島さん……。
“お見合い”ってことはさ、私……誰かと結婚させられるかもしれないってことだよ……?」
真島は一瞬、黙る。
あやかがちらっと真島の横顔を見ると──
不意に、その鋭い目がギラリと光った。
「──それはアカンやろ」
「え……?」
真島はゆっくりとあやかの方へ顔を向け、
いつものニヤけた顔じゃない、真剣な声で言った。
「アホか。あやかは……もう俺のや。
誰にもやらへん。そんなん、許されへんわ」
一瞬、空気が止まったように感じた。
「……っ、な、なに言ってんですか……急に……」
不意打ちすぎる言葉に、あやかは頬を赤らめながら目をそらす。
真島はフッと笑って、煙草を一本取り出しながら続ける。
「そら俺かて、言いたいことぐらいある。けどな──
あやかがどんだけ傷ついて、どんだけ背負ってきたか知ってるからこそ、
無理やり引き止めたり、近づいたりはしたなかったんや」
煙草に火をつけず、そのまま指で回している。
「でも今は、はっきり言えるわ。
あやか、お前は……誰にも渡したくない。俺の隣におってくれ」
「……ずるい。そういうとこ、ずるいよ。あ真島さん……」
あやかの声は少し震えていた。
けど、目元には涙じゃなくて、何かあたたかいものが浮かんでいた。
そして──
ふたりの背後では、いつ目を覚ましたのか、病室のカーテン越しにこっそり聞いていた信女が、ボソッと一言。
「……いっそ、2人とも紅桜で刺してやればよかったかも」
信女がベッドで上半身を起こし、ふと隊服の裾を整える。
それを見たあやかは、じっと信女を見つめたあと──
思わずツッコミを入れた。
「……ねぇ、ちょっと。なんでその格好なの。
よりによって“見廻組”の隊服なんか着てきたわけ?」
信女はすました顔で答える。
「これは…私なりの“けじめ”」
「けじめの意味間違ってるでしょ、それ! 絶対“敵側です”って印じゃん!」
すると、信女はポケットから一通の封筒を取り出し、あやかに差し出す。
「天導衆の命令と一緒に、こっちも託されてた。警察庁長官、松平片栗粉からの伝言──」
「え、マジで!? なにそれ、どれどれ……」
あやかが封を開けて手紙を読むと、そこには濃すぎる愛と圧のメッセージが。
『愛しのあやかちゃん。何処にいるんだい。おじさんは悲しいです。
今度、警察庁で研修会をやるので来てくださいm(_ _)m
後、お見合い予約しとくね!』
「──はあぁぁああっ!?!?!?
お見合い予約ってなに!? 勝手に何してんのよエロおやじ!!」
手紙をビリビリにしそうな勢いのあやかに、信女がぽそっと言う。
「…やっぱ変わってないね、あやかは。そういうとこ、好きだよ。」
「いや今、誰もフォローしてくれなくていいから!!」
隣では、真島がニヤニヤしながら見守っていた。
「ほぉ〜…お見合いねぇ。あやかにそんな話が回ってくるとはな」
「笑ってる場合じゃないのよ! 信女代わりに出てよ!」
「無理無理。私が出たらそいつ即逃げるし、100%。興味無い。」
「ぐぬぬ……!」
神室町の夜がようやく静まりはじめたその時、
また新たな波乱の予感があやかの元に忍び寄っていた。
⸻
【神室町・病室の外のベンチにて】
夜風が吹く廊下の先。
病室から少し離れたベンチで、あやかと真島が並んで座っていた。
信女はまだ眠っている。
あやかはさっき受け取った松平の手紙を何度も見直しながら、ポツリとつぶやく。
「あの、真島さん……。
“お見合い”ってことはさ、私……誰かと結婚させられるかもしれないってことだよ……?」
真島は一瞬、黙る。
あやかがちらっと真島の横顔を見ると──
不意に、その鋭い目がギラリと光った。
「──それはアカンやろ」
「え……?」
真島はゆっくりとあやかの方へ顔を向け、
いつものニヤけた顔じゃない、真剣な声で言った。
「アホか。あやかは……もう俺のや。
誰にもやらへん。そんなん、許されへんわ」
一瞬、空気が止まったように感じた。
「……っ、な、なに言ってんですか……急に……」
不意打ちすぎる言葉に、あやかは頬を赤らめながら目をそらす。
真島はフッと笑って、煙草を一本取り出しながら続ける。
「そら俺かて、言いたいことぐらいある。けどな──
あやかがどんだけ傷ついて、どんだけ背負ってきたか知ってるからこそ、
無理やり引き止めたり、近づいたりはしたなかったんや」
煙草に火をつけず、そのまま指で回している。
「でも今は、はっきり言えるわ。
あやか、お前は……誰にも渡したくない。俺の隣におってくれ」
「……ずるい。そういうとこ、ずるいよ。あ真島さん……」
あやかの声は少し震えていた。
けど、目元には涙じゃなくて、何かあたたかいものが浮かんでいた。
そして──
ふたりの背後では、いつ目を覚ましたのか、病室のカーテン越しにこっそり聞いていた信女が、ボソッと一言。
「……いっそ、2人とも紅桜で刺してやればよかったかも」