過去の仲間たち
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― 夜の江戸・キャバクラスマイル ―
ネオンもどきの提灯が揺れる、江戸一の繁華街にあるキャバクラ「スマイル」。
奥のボックス席、そこには銀時、桂、真島、あやか、そしてホステス姿のお妙が揃っていた。
既に、お妙に滅多打ちにされたゴリラも店の隅で気絶していた。
「いやぁ~、久々に騒がしいなぁ……ヅラ。頭いてぇわ」
「ヅラじゃない、桂だ」
「はいはい、毛根の主張は聞いてねぇから」
「もうあんまりはしゃぐの辞めてくださいよ。銀さん。あ、ドンペリもう一本!」
「流石、お妙ちゃん…。付かさずドンペリ入れてるよ……抜かりないね…!」
お妙が苦笑しつつお酒を注いでいると、隣のおりょうの席からガラッと勢いよく障子が開く。
「お~~~~!お前らそこにおったがかぁーっ!!」
見覚えのある笑い声とともに、異様な存在感を放って現れたのは――
海賊ルックに豪快な笑みをたたえた、坂本辰馬だった。
「た、辰兄!!」
あやかが嬉しそうに声をあげて立ち上がる。
「おおお!?あやかやないかい!!生きちょったんかいワレェ!ほんま良かったのぉ~~!アハハ、アハハハ。」
どこからか取り出した酒瓶を抱えて、ドカッと乱入する辰馬。
あやかをがっしり抱き寄せてぐりぐり頬ずりしてくる。
「ちょっ……辰兄、く、苦しいって!」
「おー?そんなこと言うたらまた金時にやきもち焼かれるがや~!なぁ、金時~!」
「……誰が金時だバカ。栗か。芋か。俺は銀だ、銀時だっつってんだろが!!」
「はははははっ、すまんすまん!目が悪うてのぉ~、最近船の明かりでまぶしくて金色に見えちょった!」
「じゃあヅラは?」
「ん?これは確か、カツオやったかの?」
「桂だ!!」
辰馬の天然ボケと豪快さに、周囲の客やキャストも思わず笑ってしまう。
真島はその様子を隣で見ながら、ぼそっとあやかに耳打ちした。
「……こいつ、ほんまに攘夷志士か?」
「あはは……こう見えても、攘夷四天王の一人で今は江戸屈指の貿易船実業家なんだよ」
「まじかいな……ギャップすごすぎやろ……」
そんな真島の戸惑いをよそに、場はすっかり再会の宴に包まれていく。
お妙が笑顔で酒を注ぎ、神楽が厨房からなぜか大量のギョーザを運んでくる。
「今夜はパーッと飲むアルよ!!辰馬のおごりね!」
「えええ!?ワシかぁ~~!? まぁええか、祝い事じゃき!」
笑い声と賑やかな声が、夜の江戸にこだました――。
酒も回り、笑い声が一通り落ち着いた頃。
あやかは辰馬の隣に座り直し、ふと真面目な顔になる。
「辰兄……聞いて欲しいことがあるの」
辰馬は、酔いが回って真っ赤になった頬でニッと笑いながらも、その表情の変化に気づき、真剣な目を向ける。
「……なんじゃ、改まって」
あやかは少しだけ息を飲んでから、静かに別の世界に行ってしまったこと語り始めた。
辰馬は目を丸くし、そしてゆっくりと笑った。
「なるほどなぁ……そりゃまた、とんでもない旅じゃの」
「真島さんは口も態度も荒いけど、誰よりも優しくて、命張ってでも私を守ってくれる……だから、今、真島さんと付き合ってるの。」
そう言うあやかの瞳は、まっすぐで揺るがない。
辰馬はしばし黙っていたが、やがて豪快に笑い出した。
「――ほぉお~!ようやったのぉ、あやかぇ!」
「えっ……?」
「なんじゃ、ちゃーんと自分で道、切り開いちょるじゃか。ええ男見つけて、惚れて惚れられて、命張られる女になるなんて、攘夷戦争の頃からは考えられんことやったわ」
「辰兄……」
「その未来じゃヤクザっちゅうたらアカンのかも知らんがの、そんなの関係ないわ。お前が幸せで、その男が本気でお前守っとるなら――ワシは応援するぜよ」
あやかは目を潤ませながら、辰馬の言葉を噛みしめる。
「……ありがとう。ほんとに……ありがとう」
「にしても、“極道”ってのは銀時や桂よりタチ悪いんか?」
「いや、ヅラよりマシだな。あいつよりやべぇのはなかなかいねぇよ」
「ヅラじゃない桂だ!!」
結局いつも通りの掛け合いになり、再び笑い声が戻ってくる。
真島はその様子を見守りながら、グラスを片手に小さく呟いた。
「……ええ兄貴たちやな、あやか」
ネオンもどきの提灯が揺れる、江戸一の繁華街にあるキャバクラ「スマイル」。
奥のボックス席、そこには銀時、桂、真島、あやか、そしてホステス姿のお妙が揃っていた。
既に、お妙に滅多打ちにされたゴリラも店の隅で気絶していた。
「いやぁ~、久々に騒がしいなぁ……ヅラ。頭いてぇわ」
「ヅラじゃない、桂だ」
「はいはい、毛根の主張は聞いてねぇから」
「もうあんまりはしゃぐの辞めてくださいよ。銀さん。あ、ドンペリもう一本!」
「流石、お妙ちゃん…。付かさずドンペリ入れてるよ……抜かりないね…!」
お妙が苦笑しつつお酒を注いでいると、隣のおりょうの席からガラッと勢いよく障子が開く。
「お~~~~!お前らそこにおったがかぁーっ!!」
見覚えのある笑い声とともに、異様な存在感を放って現れたのは――
海賊ルックに豪快な笑みをたたえた、坂本辰馬だった。
「た、辰兄!!」
あやかが嬉しそうに声をあげて立ち上がる。
「おおお!?あやかやないかい!!生きちょったんかいワレェ!ほんま良かったのぉ~~!アハハ、アハハハ。」
どこからか取り出した酒瓶を抱えて、ドカッと乱入する辰馬。
あやかをがっしり抱き寄せてぐりぐり頬ずりしてくる。
「ちょっ……辰兄、く、苦しいって!」
「おー?そんなこと言うたらまた金時にやきもち焼かれるがや~!なぁ、金時~!」
「……誰が金時だバカ。栗か。芋か。俺は銀だ、銀時だっつってんだろが!!」
「はははははっ、すまんすまん!目が悪うてのぉ~、最近船の明かりでまぶしくて金色に見えちょった!」
「じゃあヅラは?」
「ん?これは確か、カツオやったかの?」
「桂だ!!」
辰馬の天然ボケと豪快さに、周囲の客やキャストも思わず笑ってしまう。
真島はその様子を隣で見ながら、ぼそっとあやかに耳打ちした。
「……こいつ、ほんまに攘夷志士か?」
「あはは……こう見えても、攘夷四天王の一人で今は江戸屈指の貿易船実業家なんだよ」
「まじかいな……ギャップすごすぎやろ……」
そんな真島の戸惑いをよそに、場はすっかり再会の宴に包まれていく。
お妙が笑顔で酒を注ぎ、神楽が厨房からなぜか大量のギョーザを運んでくる。
「今夜はパーッと飲むアルよ!!辰馬のおごりね!」
「えええ!?ワシかぁ~~!? まぁええか、祝い事じゃき!」
笑い声と賑やかな声が、夜の江戸にこだました――。
酒も回り、笑い声が一通り落ち着いた頃。
あやかは辰馬の隣に座り直し、ふと真面目な顔になる。
「辰兄……聞いて欲しいことがあるの」
辰馬は、酔いが回って真っ赤になった頬でニッと笑いながらも、その表情の変化に気づき、真剣な目を向ける。
「……なんじゃ、改まって」
あやかは少しだけ息を飲んでから、静かに別の世界に行ってしまったこと語り始めた。
辰馬は目を丸くし、そしてゆっくりと笑った。
「なるほどなぁ……そりゃまた、とんでもない旅じゃの」
「真島さんは口も態度も荒いけど、誰よりも優しくて、命張ってでも私を守ってくれる……だから、今、真島さんと付き合ってるの。」
そう言うあやかの瞳は、まっすぐで揺るがない。
辰馬はしばし黙っていたが、やがて豪快に笑い出した。
「――ほぉお~!ようやったのぉ、あやかぇ!」
「えっ……?」
「なんじゃ、ちゃーんと自分で道、切り開いちょるじゃか。ええ男見つけて、惚れて惚れられて、命張られる女になるなんて、攘夷戦争の頃からは考えられんことやったわ」
「辰兄……」
「その未来じゃヤクザっちゅうたらアカンのかも知らんがの、そんなの関係ないわ。お前が幸せで、その男が本気でお前守っとるなら――ワシは応援するぜよ」
あやかは目を潤ませながら、辰馬の言葉を噛みしめる。
「……ありがとう。ほんとに……ありがとう」
「にしても、“極道”ってのは銀時や桂よりタチ悪いんか?」
「いや、ヅラよりマシだな。あいつよりやべぇのはなかなかいねぇよ」
「ヅラじゃない桂だ!!」
結局いつも通りの掛け合いになり、再び笑い声が戻ってくる。
真島はその様子を見守りながら、グラスを片手に小さく呟いた。
「……ええ兄貴たちやな、あやか」