過去の仲間たち
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― 万事屋・居間 ―
夕飯を囲むようにして、あやか、真島、銀時、新八、神楽の5人がこたつに座っていた。
テーブルの上には、簡素ながらも温かい料理が並ぶ。湯気が立ちのぼり、懐かしい香りが部屋に満ちていた。
「――で? 結局、どこにいたんだよお前。連絡もなしにいきなり消えやがってよ」
銀時が、湯呑を片手に問いかける。
少し黙ってから、静かに口を開いた。
「……神室町っていう所。遠い遠い、“未来の日本”みたいなところに飛ばされたの。あの時、紅桜が暴走して、気がついたらもうそこにいた」
「紅桜……ってあの妖刀が?」
新八が目を見開く。
「そんな事本当にあんのか?非現実的過ぎて信じられねぇ話だが。お前が連れてきたアンちゃんの様子を見ると嘘をついてるとは思えねぇな。まぁだからか、跡形もなくいなくなったのは……」
「うん。最初は、もう戻れないと思ってた。江戸にも、みんなにももう会えないって……」
あやかは懐から、小さな風呂敷包みを取り出した。
「でもね。前に言ってたでしょ? 自分に何かあったら、荷物だけは送るようにって。あの頼み、覚えててくれてたんだね」
銀時がふっと笑う。
「そりゃあな。お前の物だらけで部屋が散らかってしゃーねぇ。新八がずっと文句言ってたぞ」
「僕じゃないです! 神楽ちゃんが勝手にあやかさんの隊服着てコスプレしてたんですよ!」
「うるさいネ! その隊服、超似合ってたアル!」
「はい!? それ仕事用だから!!」
こたつの下で蹴り合いが始まるのを横目に、真島は苦笑しながら一言。
「仲ええな、あんたら」
「うちのメンバーは毎日が戦争ネ」
「今の江戸は、表向きは平和そうに見えても……裏じゃまだ動いてる連中がいる」
銀時の声が、ふと低くなる。
「天導衆、鬼兵隊、それに――攘夷戦争で拾いきれなかった“闇”がな」
あやかは頷いた。
「知ってる。だから違う世界に行ったら天導衆の奴らがこっちに来た。だからここに戻る時、身を隠すために……暗殺隊の時に使ってた“身分偽装の香”をつけてきた。これがあれば、天導衆の連中にも顔はバレないはず」
「そこまで用意して戻ってきたってことは……なんかあったのか?」
銀時がまっすぐあやかを見る。
「うん。全部、未来と、過去、どっちの自分も。大切にしたかったの――その上で、もう一度、“今”の自分を伝えたかったから」
真島が隣で小さく頷いた。
「ワシも、そのためについて来た。……こいつが、どこで生きるにせよ、ワシの手ぇは離さへん」
その言葉に、神楽がニヤニヤと笑い、新八が赤面した。
「なんですかその告白!? 突然言うんでビックリしましたよ!?」
「銀ちゃん、銀ちゃん、あれって……つまり、そゆことアルか?」
「……ま、そゆことだな」
銀時は少しだけ目を細めて笑う。
「――だったら安心しろ。お前らがこっちで何しようと、俺たち万事屋は、お前の“帰る場所”でいるから」
あやかの瞳に、ほんのりと涙が滲んだ。
「……ありがとう、銀兄」
「泣くなって。似合わねぇぜ、お前の涙は」
ほんの少し、家族みたいな温もりが、万事屋の小さな部屋に戻ってきた。
夕飯を囲むようにして、あやか、真島、銀時、新八、神楽の5人がこたつに座っていた。
テーブルの上には、簡素ながらも温かい料理が並ぶ。湯気が立ちのぼり、懐かしい香りが部屋に満ちていた。
「――で? 結局、どこにいたんだよお前。連絡もなしにいきなり消えやがってよ」
銀時が、湯呑を片手に問いかける。
少し黙ってから、静かに口を開いた。
「……神室町っていう所。遠い遠い、“未来の日本”みたいなところに飛ばされたの。あの時、紅桜が暴走して、気がついたらもうそこにいた」
「紅桜……ってあの妖刀が?」
新八が目を見開く。
「そんな事本当にあんのか?非現実的過ぎて信じられねぇ話だが。お前が連れてきたアンちゃんの様子を見ると嘘をついてるとは思えねぇな。まぁだからか、跡形もなくいなくなったのは……」
「うん。最初は、もう戻れないと思ってた。江戸にも、みんなにももう会えないって……」
あやかは懐から、小さな風呂敷包みを取り出した。
「でもね。前に言ってたでしょ? 自分に何かあったら、荷物だけは送るようにって。あの頼み、覚えててくれてたんだね」
銀時がふっと笑う。
「そりゃあな。お前の物だらけで部屋が散らかってしゃーねぇ。新八がずっと文句言ってたぞ」
「僕じゃないです! 神楽ちゃんが勝手にあやかさんの隊服着てコスプレしてたんですよ!」
「うるさいネ! その隊服、超似合ってたアル!」
「はい!? それ仕事用だから!!」
こたつの下で蹴り合いが始まるのを横目に、真島は苦笑しながら一言。
「仲ええな、あんたら」
「うちのメンバーは毎日が戦争ネ」
「今の江戸は、表向きは平和そうに見えても……裏じゃまだ動いてる連中がいる」
銀時の声が、ふと低くなる。
「天導衆、鬼兵隊、それに――攘夷戦争で拾いきれなかった“闇”がな」
あやかは頷いた。
「知ってる。だから違う世界に行ったら天導衆の奴らがこっちに来た。だからここに戻る時、身を隠すために……暗殺隊の時に使ってた“身分偽装の香”をつけてきた。これがあれば、天導衆の連中にも顔はバレないはず」
「そこまで用意して戻ってきたってことは……なんかあったのか?」
銀時がまっすぐあやかを見る。
「うん。全部、未来と、過去、どっちの自分も。大切にしたかったの――その上で、もう一度、“今”の自分を伝えたかったから」
真島が隣で小さく頷いた。
「ワシも、そのためについて来た。……こいつが、どこで生きるにせよ、ワシの手ぇは離さへん」
その言葉に、神楽がニヤニヤと笑い、新八が赤面した。
「なんですかその告白!? 突然言うんでビックリしましたよ!?」
「銀ちゃん、銀ちゃん、あれって……つまり、そゆことアルか?」
「……ま、そゆことだな」
銀時は少しだけ目を細めて笑う。
「――だったら安心しろ。お前らがこっちで何しようと、俺たち万事屋は、お前の“帰る場所”でいるから」
あやかの瞳に、ほんのりと涙が滲んだ。
「……ありがとう、銀兄」
「泣くなって。似合わねぇぜ、お前の涙は」
ほんの少し、家族みたいな温もりが、万事屋の小さな部屋に戻ってきた。