お見合い?!
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―混乱の料亭内・お見合いの間―
「フン、ナマイキな!」
舌にさらに縛られ宙に浮かんだままのあやかが、ギリッと目を見開いた。
「……だ・か・ら〜無理だって言っただろ。聞こえなかったか?」
カエル天人が不敵に笑う。
「無理ダト? 我ヲ侮辱シタナ、ニンゲン!」
あやかの目が一瞬鋭く光る。
「それに……痛ェって言ってんだろ、このクソカエルがあああああ!!!」
バゴォッ!!
――見事な回し蹴りと共に、あやかの拳がド直撃。
舌の拘束をすり抜け、一気に間合いを詰めて放った強烈な一撃が、カエル天人の顎を跳ね上げる!
「グボッ!?!?」
宙に浮かんだ舌は弾かれ、あやかが華麗に着地。
すかさず、腰の刀――妖刀・紅桜に手をかける。
「ダーリン、予定変更暴れましょ?」
真島がニィッと笑う。
「……オウ。ワシもそろそろエンジンかけるトコや言うとこかハニー」
その瞬間――
あやかと真島、背中合わせに立つ。
最凶カップル、発進。
「地獄見せてやるよ、宇宙のカエルども」
「コラァ……まとめてミンチにしたるわい!!」
―料亭の一室、地獄のような戦場と化す―
ドスを手にした真島と、紅桜を抜いたあやかのコンビネーションが炸裂する。
護衛として控えていた天人の部下たちが何人もいたが――
「おら、次はテメェか!? さっさと来いや、まとめて相手してやるわ!!」
「っしゃあ! 真島さん、左任せるよ!」
「オウ、任せとけェ!」
――あやかの疾風のような連撃と、真島の鋭い刃の舞。
カエルの天人の護衛たちは、ものの数分で全員ノックアウト。床に散らばった彼らを踏み越え、あやかがゆっくりとメインディッシュに歩み寄る。
「……護衛隊は逃げ出したけど。で、アンタはどうするの?」
カエル天人は顔面に青あざ、舌は巻かれて引っ込んでいる。半泣き状態でぶるぶる震えながら、
「ヒィィッ!! ニンゲン、ヤバイヨ!! アリエナイ、アレコレ国家級問題ィィ!!」
と、叫びながら持ってきた宇宙船に駆け込み、エンジン音を轟かせてその場を離脱。
「ワタシ、モウコナイ、ムリィィィーーー!!!」
ピューン……
その場に残されたのは、ぶっ倒れた護衛たちと、呆然とする松平片栗粉だった。
「……うん。ナイスカップル……」
あやかは刀を鞘に戻しながら、真島にウィンク。
「真島さん、ありがと」
真島はドスを肩に担ぎ、いつものニヤリ顔。
「アホか、お前がケガしそうやったら、ワシが黙ってられるわけないやろが」
松平はため息をつきつつも、目元を拭いながら
「……ちょっと惚れたわ、真島くん」
「オッサンやめろや!意味的にややこしくなるやろ!!」
一同爆笑の中、波乱のお見合いは幕を閉じた――。