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Honey Bunny
「あ、ラビおかえり」
「おー、ただいま***」
室長室に任務の資料を受け取りに行ったら、任務に出ていたラビが帰ってきていた。久しぶりにラビに会えて気が抜けていたのかもしれない。科学班に寄るって言うから着いて行っただけなのに。
「あっ、***!」
「えっ」
誰かに名前を呼ばれた時にはもう既に、高く積まれた資料に乗っかっていた瓶が倒れて何かを浴びた。咄嗟に頭を庇ってしゃがみ込む。怖くて目が開けられないままでいたら、誰かが駆け寄ってきた音がした。
「***大丈夫か…、えっ?!」
「な…なんて可愛い…!!」
「えっ?!……うわっ」
びっくりして目を開けたら、ラビと白衣を着た人が側にいた。名前はわからないけど顔は見たことがある。同時にラビが脱いだ団服を頭から被せられて、ラビの匂いでいっぱいになる。足元が見えるように少しずらしたら、頭が出ないところで止められた。
「これアンタ?どういう薬さコレ…」
転がった瓶を拾い上げて、ラビが呆れたように話しかける。白衣の彼は何だか興奮した様子でちょっと怖い。
「…あの、僕うさぎが大好きで…耳を触らせてもらっても…?」
「あ、えっと…?」
状況がよくわからなくて目を白黒させていたら、ラビが庇うように間に入ってくれる。
「いいわけねェだろバーカ!…ほっとけば戻んの?」
「あっうん…2,3時間で戻るよ…」
「ったく変なもんばっか作りやがって…***、立てる?」
「う、うん…」
口が悪いラビはちょっと新鮮だ。よくわからないけど守ってくれたことは確かで、差し出された手を取って立ち上がる。被せられた団服が落ちそうになったのを押さえて、ぎゅうぎゅうに抱き寄せられたまま科学班のフロアを出た。
───────────────────────
二人して黙ったままあたしの部屋まで戻ってきた。ラビのピリついた空気はまだ続いていて、大きなため息をつく彼にちょっと緊張しながら話しかける。
「ねぇ、これ取っていい?」
「…いいよ」
被っていた団服を外すと、頭に違和感があった。恐る恐る触ってみるとふわふわした何かに手が触れる。
「なになになに怖い」
「***…あのね、耳、生えてる…」
「うん…?」
「…うさぎの」
「……えっ」
慌てて鏡の前に立つと、長めの耳が生えていた。黒くて、一見髪と同化して見えるけど明らかに動物の耳だった。あと、想像してたのと違う。
「たれ耳じゃん!!」
「…そこ?!」
「いや、だってこれじゃぱっと見うさぎだってわかんないんじゃ…何でわかるの?」
「ほら、これ」
ラビが瓶を見せてくる。ラベルには絵が描いてあって、その下にしっかり「うさぎ」と書いてあった。あ、だからあの人うさぎがどうとか言ってたのか。
「ふーん…たれ耳のうさぎが好きなのかな…」
「知らねェよ、あいつの趣味なんか」
「何でそんなに怒ってるの…?」
むしろ喜びそうだと思っていたけど。ラビが少し乱暴にテーブルに瓶を置いた音でびくっとしたら、バツが悪そうな顔をした。態度の悪いラビは珍しくて見ていたい気もするけど、久しぶりに会ったのにこれではちょっと寂しい。苦い顔のラビを取り敢えずベッドに座らせて、少しわざとらしく甘えてみる。広い胸にもたれかかったらベッドの真ん中まで引っ張られて、二人分の脱いだブーツがゴトゴトと落ちる音がした。されるがまま撫でられていたらようやくラビの顔が和らいできてほっとする。
「ねーラビ、あたしは大丈夫だから」
「ごめん…だってさ、すげー下心のある目で***のこと見てたさあいつ…」
「まぁそうだけど…あたしじゃなくてうさぎとして見てたんじゃない…?ラビが守ってくれて嬉しかったよ、ありがとう」
「うん…ねー、これ好きなの?」
「んー、すき…」
頭から背中にかけて撫でられるのが特に気持ちいい。背中までで止まっていた手が徐々に下に降りてきて、お尻にかかってから何かあることに気付いてラビと目を見合わせる。そうか、耳があるなら。
「「尻尾…?」」
急にラビの目が濃くなった気がした。それはきっとあの科学班の人と同じ種類のものなのに、ラビだと何故かドキドキした。
見つめられたままお尻を揉まれ続けて、何を期待されているのか気付いたら恥ずかしくなってきた。転がって背中を向けたら後ろから抱きしめられる。
「ねー***、尻尾見てみたいなぁ」
「ん、ん〜、えっと…」
「…いや?」
「いやじゃない、けど」
「けど?」
耳と髪を退けられて、顕になった頸にかぶり付かれる。丁寧に丁寧に首筋にキスされて背中がぞくぞくした。ラビは全力で陥落しにきているけど、こっちだって久しぶりに会った好きな人に優しく名前を呼ばれて断れるわけがない。
「背中好きなんだ、うさぎちゃんだから?」
「わかん、ない…」
「じゃあ、確かめてもいい?」
丸まったまま頷いたらラビがすごく嬉しそうに頬にキスしてきて、もう何でもいいかと思ってしまった。
───────────────────────
正直、気分が悪かった。誰だって可愛い彼女が他の男の趣味に染められた姿は面白くないだろう。しかし可愛い彼女に耳と尻尾が付いて喜ばない男なんかいない。***なら断然猫耳と思っていたがうさぎも可愛くて、こうなったら全力で楽しませてもらうことにしよう。
撫でるだけですっかり蕩けてしまった***の服を一枚ずつ丁寧に剥いていく。されるがままの***はまさに野生を失った飼いうさぎみたいで庇護欲をそそられる。変化したのは見た目だけのはずだが、本物のうさぎみたいに頭と背中を撫でられるのが好きみたいだ。戻ってからも喜ぶか試そう、と頭の中のやりたいことリストに書き加える。
「ふふ、***ちゃんふにゃふにゃ」
「んー、ラビ、もっと」
「甘えん坊なうさぎちゃんさ」
「だって、会いたかったもん」
「そうだね、オレも」
裸になった背中をさするように撫でると甘えた声を出すのが可愛い。手を尻に伸ばして柔らかい肉をやわやわと揉んでから、割れ目を上に辿ってふわふわした尻尾に行き着いた。尻尾を指で挟むようにして付け根を撫でると***が何とも言えない声を出す。
「んんぅ…」
「***、これどう?気持ちいい?」
「んー…わかんない…」
「ふーん…」
頭や背中を撫でるよりは気持ち良さそうには見えない。うさぎは尻尾を触られるのはあまり好きじゃないらしいので、深追いはしないことにした。今度は尻の割れ目を下に辿って中心に指を滑らせる。すっかり蕩けたそこは触っているのも気持ちよくて、たまに指を浅く埋めたりしながら何度か指を往復させると、愛液が絡みついて水音を立てた。***が恥ずかしそうにオレの胸に引っ付いてくる。
「ふふ、えっちな音するねぇ」
「んー…」
「可愛い、***」
愛撫を続けていたら、腕にくすぐったさを感じた。***が快感で身を捩るのに合わせて短い尻尾がぱたぱた動いている。
「えっかわいっ…!」
「なに…?」
「尻尾、動かしてる感覚ある…?」
「…ない」
「そっかぁ、へーぇ…」
「な、なに?」
「んーん、なんでもないさ」
うさぎも感情で尻尾を動かすのか。単純に興味を引かれたのもあるが、何より性的な刺激でも動くとなれば俄然やる気が出てきた。言ったら恥ずかしがって見せてくれなくなるかもしれないので、黙って観察させてもらうことにする。我ながらずるい。
「ねー***、尻尾潰さないように後ろからしたいんだけど、いい?」
「うん…」
いとも簡単に了承されて、ちょっとは疑えと矛盾したことを思う。軽く誘導すると素直にころりと転がってうつ伏せになってくれた。ちら、と視線をこっちに向けたので頬にキスを落としたら唇にもとねだられる。可愛い。
「***、ちょっとお尻上げれる?…あ、ここ枕入れてもいい?」
「んー…うん…」
気怠げに返事をする***はすっかりされるがままだ。下腹のあたりに枕を入れると尻の位置が上がって尻尾の動きも秘部もよく見える。***の好きなところに指を当てるたびふわふわの短い尻尾がぴょこぴょこ動いて可愛いし、快感で身を捩ると尻を突き出すようなポーズになって何ともいい眺めだ。
「***、気持ちいい?」
「ん、きもち、い…んっ、ぁっ」
「かわいい、うさぎちゃん」
中心への愛撫と一緒に耳の付け根を撫でると背中をしならせて悦ぶ。苦しくないようにもうひとつ胸の下に入れた枕を抱きしめて快感に浸る***を見ながら、オレも我慢できなくなってくる。仕上げみたいに丁寧に中を擦って、名残を惜しむように蜜壺からゆっくり指を引き抜いた。艶のあるため息を聞いて、見られていないのをいいことに愛液が纏わり付いた手で何度か自分のモノを扱いて準備する。
「***、挿れていい?」
「ん、ラビほしい…」
ゴムを被せたモノをすっかりぐちゃぐちゃになった***の中心にあてがう。濡れすぎて少し力を入れただけで奥までつるりと入ってしまった。
「うわ、***、すごっ…」
「んーっ…ふ、ぁっ」
「***、気持ちいい…?」
「んっ、あっ…おく、きもちい…」
「奥?ここ?」
「あっ、あっ…ん、っはぁ」
小刻みに奥を突くと可愛い声で鳴く。四つん這いでも寝そべっているのでもない体勢だからか、いつもと少し違う場所に当たるらしい。しばらく続けていると小さな動きにオレがちょっと物足りなくなってきて、一度大きく引いて奥まで思い切り突いたら***が声にならない悲鳴を上げた。喉の奥で鳴るか細い声が本当にうさぎみたいだ。
「〜〜〜っ、ら、びッ…」
「***可愛い、ほんとにうさぎちゃんみたいな声…」
「…うさぎって鳴くの…?っ…ぁんっ、んっ」
「***ちゃんは、こうやって鳴くみたいだけど…?」
「は、あぁっ…んぅ、いじ、わるっ…」
「ふふ、可愛いさ***、いっぱい鳴いて?」
***がふいに手を伸ばしてきた。寂しくなったのかと思って上半身も密着させてキスしながらじっくり中を擦り上げる。
「…ラビも、うさぎ…?」
「え、オレの名前はうさぎじゃ…」
「ちがうの…?」
「ちが…わない、うん、オレもうさぎだったかも…」
「ふふ。あたしのうさぎちゃん、だいすき」
「ッ…オレも、だいすき…」
なんて可愛さだ。今なら***をうさぎにされたことも許せる気がする。***とつがいになるために、オレも今だけうさぎになることにした。
───────────────────────
べちょべちょになった枕をどけてぐったりした***を寝かせる。これは後でオレが責任を持って何とかしよう。
「らーび」
「んー、おいで」
嬉しそうに腕の中にやってきた***からはいつの間にか耳と尻尾が消えていた。最後の方はもはやうさぎとか関係なく貪っていたのでいつ消えたのか気付かなかった。
「よかったさ戻って」
「うん、ラビ楽しかった?」
「え?…まぁ、そりゃあ…」
「よかった、機嫌直って」
「オレそんな機嫌悪かった…?」
「うん、怖かった」
「ごめ、だってさ…あーもういいや、***可愛かったし…アイツには後でもっかい謝らせるさ」
「ふふ、ありがとね怒ってくれて」
そう言って頭を撫でられる。***の笑顔を見たら、またぶり返しそうになったイライラが小さくなった。疲れたのか目がとろんとし始めた***を抱きしめて、オレも一眠りするために目を閉じた。
数時間後、子どもが増えすぎてパニックになる夢を見て飛び起きたことは、***にはまだ言っていない。
(ごめんね、体調とか大丈夫だったかい…?)
(うん、何ともないよ)
(そっか、ところでどんな様子だったか少し教えてもらっても…)
(教えるかぁ!)
(ラビ、「様子」ってそういうことじゃないんじゃ…?)
⭐︎お礼⭐︎
きらきら太郎様
リクエストありがとうございました!
ヒロインのケモ化はいつか書きたいと思っていたので楽しく書けました!うさぎの生態は少し調べた程度の雰囲気です。モブ男に関しては科学班にそんな人はいないと信じたいのでかなりマイルドになっています…かわりに怒ってるラビが書けたので楽しかったです。自分で仕組んだことなら大喜びだったでしょうね、勝手な男です←
不定期ですがこれからも細々と更新を続けていくので、また来てくださると嬉しいです!
ここまで読んでいただきありがとうございました(*^^*)
「あ、ラビおかえり」
「おー、ただいま***」
室長室に任務の資料を受け取りに行ったら、任務に出ていたラビが帰ってきていた。久しぶりにラビに会えて気が抜けていたのかもしれない。科学班に寄るって言うから着いて行っただけなのに。
「あっ、***!」
「えっ」
誰かに名前を呼ばれた時にはもう既に、高く積まれた資料に乗っかっていた瓶が倒れて何かを浴びた。咄嗟に頭を庇ってしゃがみ込む。怖くて目が開けられないままでいたら、誰かが駆け寄ってきた音がした。
「***大丈夫か…、えっ?!」
「な…なんて可愛い…!!」
「えっ?!……うわっ」
びっくりして目を開けたら、ラビと白衣を着た人が側にいた。名前はわからないけど顔は見たことがある。同時にラビが脱いだ団服を頭から被せられて、ラビの匂いでいっぱいになる。足元が見えるように少しずらしたら、頭が出ないところで止められた。
「これアンタ?どういう薬さコレ…」
転がった瓶を拾い上げて、ラビが呆れたように話しかける。白衣の彼は何だか興奮した様子でちょっと怖い。
「…あの、僕うさぎが大好きで…耳を触らせてもらっても…?」
「あ、えっと…?」
状況がよくわからなくて目を白黒させていたら、ラビが庇うように間に入ってくれる。
「いいわけねェだろバーカ!…ほっとけば戻んの?」
「あっうん…2,3時間で戻るよ…」
「ったく変なもんばっか作りやがって…***、立てる?」
「う、うん…」
口が悪いラビはちょっと新鮮だ。よくわからないけど守ってくれたことは確かで、差し出された手を取って立ち上がる。被せられた団服が落ちそうになったのを押さえて、ぎゅうぎゅうに抱き寄せられたまま科学班のフロアを出た。
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二人して黙ったままあたしの部屋まで戻ってきた。ラビのピリついた空気はまだ続いていて、大きなため息をつく彼にちょっと緊張しながら話しかける。
「ねぇ、これ取っていい?」
「…いいよ」
被っていた団服を外すと、頭に違和感があった。恐る恐る触ってみるとふわふわした何かに手が触れる。
「なになになに怖い」
「***…あのね、耳、生えてる…」
「うん…?」
「…うさぎの」
「……えっ」
慌てて鏡の前に立つと、長めの耳が生えていた。黒くて、一見髪と同化して見えるけど明らかに動物の耳だった。あと、想像してたのと違う。
「たれ耳じゃん!!」
「…そこ?!」
「いや、だってこれじゃぱっと見うさぎだってわかんないんじゃ…何でわかるの?」
「ほら、これ」
ラビが瓶を見せてくる。ラベルには絵が描いてあって、その下にしっかり「うさぎ」と書いてあった。あ、だからあの人うさぎがどうとか言ってたのか。
「ふーん…たれ耳のうさぎが好きなのかな…」
「知らねェよ、あいつの趣味なんか」
「何でそんなに怒ってるの…?」
むしろ喜びそうだと思っていたけど。ラビが少し乱暴にテーブルに瓶を置いた音でびくっとしたら、バツが悪そうな顔をした。態度の悪いラビは珍しくて見ていたい気もするけど、久しぶりに会ったのにこれではちょっと寂しい。苦い顔のラビを取り敢えずベッドに座らせて、少しわざとらしく甘えてみる。広い胸にもたれかかったらベッドの真ん中まで引っ張られて、二人分の脱いだブーツがゴトゴトと落ちる音がした。されるがまま撫でられていたらようやくラビの顔が和らいできてほっとする。
「ねーラビ、あたしは大丈夫だから」
「ごめん…だってさ、すげー下心のある目で***のこと見てたさあいつ…」
「まぁそうだけど…あたしじゃなくてうさぎとして見てたんじゃない…?ラビが守ってくれて嬉しかったよ、ありがとう」
「うん…ねー、これ好きなの?」
「んー、すき…」
頭から背中にかけて撫でられるのが特に気持ちいい。背中までで止まっていた手が徐々に下に降りてきて、お尻にかかってから何かあることに気付いてラビと目を見合わせる。そうか、耳があるなら。
「「尻尾…?」」
急にラビの目が濃くなった気がした。それはきっとあの科学班の人と同じ種類のものなのに、ラビだと何故かドキドキした。
見つめられたままお尻を揉まれ続けて、何を期待されているのか気付いたら恥ずかしくなってきた。転がって背中を向けたら後ろから抱きしめられる。
「ねー***、尻尾見てみたいなぁ」
「ん、ん〜、えっと…」
「…いや?」
「いやじゃない、けど」
「けど?」
耳と髪を退けられて、顕になった頸にかぶり付かれる。丁寧に丁寧に首筋にキスされて背中がぞくぞくした。ラビは全力で陥落しにきているけど、こっちだって久しぶりに会った好きな人に優しく名前を呼ばれて断れるわけがない。
「背中好きなんだ、うさぎちゃんだから?」
「わかん、ない…」
「じゃあ、確かめてもいい?」
丸まったまま頷いたらラビがすごく嬉しそうに頬にキスしてきて、もう何でもいいかと思ってしまった。
───────────────────────
正直、気分が悪かった。誰だって可愛い彼女が他の男の趣味に染められた姿は面白くないだろう。しかし可愛い彼女に耳と尻尾が付いて喜ばない男なんかいない。***なら断然猫耳と思っていたがうさぎも可愛くて、こうなったら全力で楽しませてもらうことにしよう。
撫でるだけですっかり蕩けてしまった***の服を一枚ずつ丁寧に剥いていく。されるがままの***はまさに野生を失った飼いうさぎみたいで庇護欲をそそられる。変化したのは見た目だけのはずだが、本物のうさぎみたいに頭と背中を撫でられるのが好きみたいだ。戻ってからも喜ぶか試そう、と頭の中のやりたいことリストに書き加える。
「ふふ、***ちゃんふにゃふにゃ」
「んー、ラビ、もっと」
「甘えん坊なうさぎちゃんさ」
「だって、会いたかったもん」
「そうだね、オレも」
裸になった背中をさするように撫でると甘えた声を出すのが可愛い。手を尻に伸ばして柔らかい肉をやわやわと揉んでから、割れ目を上に辿ってふわふわした尻尾に行き着いた。尻尾を指で挟むようにして付け根を撫でると***が何とも言えない声を出す。
「んんぅ…」
「***、これどう?気持ちいい?」
「んー…わかんない…」
「ふーん…」
頭や背中を撫でるよりは気持ち良さそうには見えない。うさぎは尻尾を触られるのはあまり好きじゃないらしいので、深追いはしないことにした。今度は尻の割れ目を下に辿って中心に指を滑らせる。すっかり蕩けたそこは触っているのも気持ちよくて、たまに指を浅く埋めたりしながら何度か指を往復させると、愛液が絡みついて水音を立てた。***が恥ずかしそうにオレの胸に引っ付いてくる。
「ふふ、えっちな音するねぇ」
「んー…」
「可愛い、***」
愛撫を続けていたら、腕にくすぐったさを感じた。***が快感で身を捩るのに合わせて短い尻尾がぱたぱた動いている。
「えっかわいっ…!」
「なに…?」
「尻尾、動かしてる感覚ある…?」
「…ない」
「そっかぁ、へーぇ…」
「な、なに?」
「んーん、なんでもないさ」
うさぎも感情で尻尾を動かすのか。単純に興味を引かれたのもあるが、何より性的な刺激でも動くとなれば俄然やる気が出てきた。言ったら恥ずかしがって見せてくれなくなるかもしれないので、黙って観察させてもらうことにする。我ながらずるい。
「ねー***、尻尾潰さないように後ろからしたいんだけど、いい?」
「うん…」
いとも簡単に了承されて、ちょっとは疑えと矛盾したことを思う。軽く誘導すると素直にころりと転がってうつ伏せになってくれた。ちら、と視線をこっちに向けたので頬にキスを落としたら唇にもとねだられる。可愛い。
「***、ちょっとお尻上げれる?…あ、ここ枕入れてもいい?」
「んー…うん…」
気怠げに返事をする***はすっかりされるがままだ。下腹のあたりに枕を入れると尻の位置が上がって尻尾の動きも秘部もよく見える。***の好きなところに指を当てるたびふわふわの短い尻尾がぴょこぴょこ動いて可愛いし、快感で身を捩ると尻を突き出すようなポーズになって何ともいい眺めだ。
「***、気持ちいい?」
「ん、きもち、い…んっ、ぁっ」
「かわいい、うさぎちゃん」
中心への愛撫と一緒に耳の付け根を撫でると背中をしならせて悦ぶ。苦しくないようにもうひとつ胸の下に入れた枕を抱きしめて快感に浸る***を見ながら、オレも我慢できなくなってくる。仕上げみたいに丁寧に中を擦って、名残を惜しむように蜜壺からゆっくり指を引き抜いた。艶のあるため息を聞いて、見られていないのをいいことに愛液が纏わり付いた手で何度か自分のモノを扱いて準備する。
「***、挿れていい?」
「ん、ラビほしい…」
ゴムを被せたモノをすっかりぐちゃぐちゃになった***の中心にあてがう。濡れすぎて少し力を入れただけで奥までつるりと入ってしまった。
「うわ、***、すごっ…」
「んーっ…ふ、ぁっ」
「***、気持ちいい…?」
「んっ、あっ…おく、きもちい…」
「奥?ここ?」
「あっ、あっ…ん、っはぁ」
小刻みに奥を突くと可愛い声で鳴く。四つん這いでも寝そべっているのでもない体勢だからか、いつもと少し違う場所に当たるらしい。しばらく続けていると小さな動きにオレがちょっと物足りなくなってきて、一度大きく引いて奥まで思い切り突いたら***が声にならない悲鳴を上げた。喉の奥で鳴るか細い声が本当にうさぎみたいだ。
「〜〜〜っ、ら、びッ…」
「***可愛い、ほんとにうさぎちゃんみたいな声…」
「…うさぎって鳴くの…?っ…ぁんっ、んっ」
「***ちゃんは、こうやって鳴くみたいだけど…?」
「は、あぁっ…んぅ、いじ、わるっ…」
「ふふ、可愛いさ***、いっぱい鳴いて?」
***がふいに手を伸ばしてきた。寂しくなったのかと思って上半身も密着させてキスしながらじっくり中を擦り上げる。
「…ラビも、うさぎ…?」
「え、オレの名前はうさぎじゃ…」
「ちがうの…?」
「ちが…わない、うん、オレもうさぎだったかも…」
「ふふ。あたしのうさぎちゃん、だいすき」
「ッ…オレも、だいすき…」
なんて可愛さだ。今なら***をうさぎにされたことも許せる気がする。***とつがいになるために、オレも今だけうさぎになることにした。
───────────────────────
べちょべちょになった枕をどけてぐったりした***を寝かせる。これは後でオレが責任を持って何とかしよう。
「らーび」
「んー、おいで」
嬉しそうに腕の中にやってきた***からはいつの間にか耳と尻尾が消えていた。最後の方はもはやうさぎとか関係なく貪っていたのでいつ消えたのか気付かなかった。
「よかったさ戻って」
「うん、ラビ楽しかった?」
「え?…まぁ、そりゃあ…」
「よかった、機嫌直って」
「オレそんな機嫌悪かった…?」
「うん、怖かった」
「ごめ、だってさ…あーもういいや、***可愛かったし…アイツには後でもっかい謝らせるさ」
「ふふ、ありがとね怒ってくれて」
そう言って頭を撫でられる。***の笑顔を見たら、またぶり返しそうになったイライラが小さくなった。疲れたのか目がとろんとし始めた***を抱きしめて、オレも一眠りするために目を閉じた。
数時間後、子どもが増えすぎてパニックになる夢を見て飛び起きたことは、***にはまだ言っていない。
(ごめんね、体調とか大丈夫だったかい…?)
(うん、何ともないよ)
(そっか、ところでどんな様子だったか少し教えてもらっても…)
(教えるかぁ!)
(ラビ、「様子」ってそういうことじゃないんじゃ…?)
⭐︎お礼⭐︎
きらきら太郎様
リクエストありがとうございました!
ヒロインのケモ化はいつか書きたいと思っていたので楽しく書けました!うさぎの生態は少し調べた程度の雰囲気です。モブ男に関しては科学班にそんな人はいないと信じたいのでかなりマイルドになっています…かわりに怒ってるラビが書けたので楽しかったです。自分で仕組んだことなら大喜びだったでしょうね、勝手な男です←
不定期ですがこれからも細々と更新を続けていくので、また来てくださると嬉しいです!
ここまで読んでいただきありがとうございました(*^^*)
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