芸術星人の巻

この全ての芸術面で優れた少女は宇宙の宝である!!」
「よって彼女は我々のところで芸術活動をしてもらう!!」
「あ〜れ〜!!」



です代は芸術星人に両腕を捕まれ
そのままさらわれて行ってしまった
です代が攫われると途端に
これは芸術界の損失だと騒ぐ観客…



「学友が攫われたのでは
夢見が悪い、ここは…」
「……………阿呆が現れた」
「目立ちーーーったい!!!」



思わず土蜘蛛がでかいため息を着く
そして目立は笑顔で変身すると
歌おうとマイクを構えた。




「私がです代嬢を連れ戻しましょう!!
ではステージに登ったついでに1曲…」
「「どけっ!!」」
「ふぎゃっ!!」




歌おうとしたスーパースターマンを
蹴り飛ばし、現れたのは
です代にそっくりな男女
です代の両親だと一目でわかった。




「だ、誰か娘を助けてくれーっ!!礼ならいくらでもするどー!!」
「吾輩の目の前で悪行に及ぶとは
言語道断、行くぞ努力」
「はい師匠!!」




変身して向かおうとしたその時!!




「きゃーーーーっ!!」
「!?な、見代!?」
「この娘は芸術的という
理由をつけなくても美しいので
連れていく!!」




目の前でみっちゃんが攫われ
土蜘蛛は怒りに拳を震わせた。





「おのれ!!二度までも!!
生かしては帰さん!!」
「あっ、師匠お待ちをー!!」





土蜘蛛は変身するとすかさず
ステージにあがりです代の両親の
目の前に現れた。





「ご両親殿、この吾輩ラッキーマンが
お嬢様方を救出しましょう」
「おお、ラッキーマン‥!」
「こらー!!私を置いて目立つなー!!」
「師匠にケチつけるなボウフラー!」


「そうはさせんぞ!!」





土蜘蛛が救出に向かおうとしたその時
芸術星人の声がひびき、振り向くとそこには
大勢の芸術星人が!




「げ、芸術星人がいっぱい!!」
「‥ふん」




数の多さに焦る努力マンとスーパースターマンに
対して土蜘蛛は機嫌悪そうに眉間のシワを
多くさせて前に出た。




「数が多くとも所詮は烏合の衆
吾輩の邪魔をするな!!!」
「「ぎゃぁぁああっ!!」」





土蜘蛛は素早く神速アタックで
数人の芸術星人を殴り飛ばし
地割れの術、隕石の術で
無双していき‥1人の芸術星人の
胸ぐらを掴んで凄む。





「おい、貴様らの頭の居る場所はどこだ吐け」
「こ、こんなに…強い奴がいたなんて
聞いてない…!!」
「吐け」





土蜘蛛が隕石を空中に浮かばせると
芸術星人はひっ、と声を漏らして話し出す。





「は、話します!!ここの庭をずーーっと
先に行った場所です!!」
「ならば良い礼を言う!!さらばだ!!」
「ぎゃぁぁああ!!」





ラッキービームで芸術星人を倒すと
土蜘蛛はです代の両親の方へ向く。





「…ここの庭を2時間、といっておりましたが
庭に基地があるのですか」
「さすがは師匠!!敵を倒した上に
基地の場所を吐かせることも忘れない!!
努力してるなぁ!!」
「…奴らは20年程前からずっと
我々の芸術品を狙っている芸術星人です」





彼ら…芸術星人は20年前から庭に基地を作り
50万人にも人数を増やしているのだという
倒すために軍隊を向かわせ応戦したが
全滅したのだという…なんでもボスは
筆1本で倒したのだと言う





「これは秘密基地の地図です、どうか
娘をよろしくお願いします!!」
「分かりましたまぁ大船に乗ったつも…」
「どかんか阿呆」
「ぐえっ!!」



何故か自分の代わりに地図を受け取ろうとした
スーパースターマンを殴り飛ばして
土蜘蛛は地図を受け取った。




「必ず無事で連れて戻ります」
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