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組織の追っ手から逃げるヴィクトールとファティマ。組織の人間の姿を発見したヴィクトールは、ファティマを庇い物陰に隠れる。
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ヴィクトール
ファティマ、まて!奴らがいる!
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ファティマ
ヒッ!!触んないでよ変態!!
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ヴィクトール
馬鹿、そんなこと言ってられる場合か!静かにしろ!
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ファティマを物陰に引き寄せて、喚こうとするファティマの口を手で塞ぐ。
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ファティマ
うえっ!!汚な!この悪党、私の口に触るな!吐く!!
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ヴィクトール
……行ったか。危なかった……。もう大丈夫だぞファティマ
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ファティマ
うぼぇぇぇぇ!!!
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ヴィクトール
うわっ!急に吐くな!
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ファティマ
あんたが私に触るからでしょ……気持ち悪い。ああ、フラッシュバックしてきた。気持ち悪い……。
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ヴィクトール
悪かったよ。そんなに嫌かよ。ほんとに男がダメなんだな。
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ファティマ
地獄だわ。あんたと逃亡生活を続けるなんて…。殺された方がずっとマシよ!
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ヴィクトール
おい。次殺された方がいいって言ったらさすがの俺も許さねーぞ。
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ファティマ
どう許さないって言うのよ?
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ヴィクトール
……お……
……絶対死なせねーし放さねえ。 -
ファティマ
地獄だわ。こんな悪党とずっと一緒なんて……
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ヴィクトール
うるせえ。これは俺をサツに突き出したお前への復讐だと思え
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