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魔王
この『丘の魔王』もいつかアニメ化映画化したらいいなあ…。
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スミレ
また誇大妄想に浸ってるな。そんなことがあるわけがないだろう。一生作者の趣味の妄想小説で終わる運命だよ。それが現実だ。
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魔王
やーだーやーだー!もっとプロモーションして一山当ててやるんだい!
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スミレ
お前魔王のくせにずいぶん俗っぽいこと言うなあ。国一番の金持ちがこれ以上金欲しがる必要ないだろ。
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魔王
金はいくらあっても困ることはない。私は世界一欲張りなのだ。よく言うだろう。欲張ると角が出るって。私は欲張りだから、ほら、見ろ、こんなに立派な角が生えた。
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スミレ
威張るようなことか!
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魔王
それにな、私にはイメージCVがいるんだ。アニメ化したら絶対私の声をやってほしい人が。
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スミレ
へえ。誰?
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魔王
福〇潤。ほら、ル〇ーシュとかの声。
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スミレ
かっこよすぎだろ~~~!絶対違う!!お前そんなにカッコよくない。どっちかというと木〇昴。ジャ〇アン。
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魔王
何を言う!!福〇潤のル〇ーシュの声でイメージしてみろ!
『我が名はサルビア・リリー・グラジオラス・オ・サイプレス!このメタセコイアを統治するもの!』
ほら!脳内再生余裕だろ!! -
スミレ
はいはい、そのジャイ〇ンみたいな声でイメージしてみろって言われても、かけ離れすぎててイメージできません。
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魔王
カッコいいの!私はカッコいいの!だから福〇潤なの!絶対!!
だってほら、作者なんか私がかっこよすぎるあまり、私が現実にいたらって妄想しただけで、興奮しすぎてパニック発作起こして二時間死の淵をさまよったぐらいなんだぞ!私がカッコいいっていう証明だろ! -
スミレ
あれ?作者推し変して今の推しクレマチスらしいぞ?
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魔王
なん…だって…?いつの間に推し変したんだ?あいつは私の事ゾッコンだったはずだろ…?
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スミレ
まあ、クレマチスカッコいいからな。しょうがないな。まあ、だからと言ってクレマチスは福〇潤とはまた違うと思うが…。誰かな、あいつは…
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魔王
お前までそんなこと言うのか!怪しいな…貴様クレマチスに浮気したんではあるまいな?
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スミレ
な?!してないしてない!
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魔王
ほんとかな…
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スミレ
まあ、その、なんだ。お前の声はたぶん木〇昴で福〇潤ではない。お前応援団で声潰した男子高校生みたいな声してるからそんなカッコよくないから。
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魔王
むー!じゃあお前自身はだれがイメージCVなんだ?
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スミレ
そらあ、緒方〇美姐さんに決まってるだろ…(デヘデヘ)
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魔王
絶対違う!!お前そんなにカッコよくない!それに声割と高いぞ?決して可愛い声ではないが、緒方〇美はかっこよすぎ!お前こそ理想高過ぎじゃないか!
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スミレ
わたしはカッコいいだろ!少なくともお前の声がイケボになるよりずっと自然だ。
『我が名はスミレ。わたしが必ずや丘の魔王を倒してみせる』
ほら、脳内再生余裕。緒方〇美。 -
魔王
絶対違う―!姐さんはお前みたいに下品じゃないもん。もっとカッコいいもん。ジャ〇子みたいな声しやがって
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スミレ
てっ、適当なこと言うな!わたしは下品じゃない!これでも貴族のはしくれだぞ!
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魔王
おーよく言うわ。
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スミレ
なにおー!
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安心してください、二人とも。あなたたちの妄想は絶対に現実にはなりませんから、そのへんにしておきなさいね。
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