-
眉目秀麗なアナナス氏は頭脳も明晰、行動力も決断力もある優秀な宰相だが、ただ一つ欠点がある。
それは、彼は、少し危険な意味で人間の子供が大好きであるということだ…… -
アナナス
魔王様、一日……いや、半日でいい、休暇をください
-
魔王
なにをする気だ
-
アナナス
人間界にバカンスに行かせてくだ
-
魔王
それは出来ない。お前を人間界に泳がせると児ポ法の最悪な未来がマッハでこのサイトの存続が危ぶまれる。私はまだ消えたくはない
-
アナナス
そんなもの、作者の都合でどうにでも書き換えられるじゃないですか!
-
魔王
いや、お前、発言の段階で色々危ないから暈して書いても運営から削られかねないんだ。どうしても行くというなら監視役を付けさせる
-
アナナス
ええ~~?!そんな……それじゃ何も出来ないじゃないですか!
-
魔王
いやだから何もするな。むしろ何もさせない。今は大事な時期なのだ……。人間界も我が手中に収めることが出来たら、その時は何でもさせてやれるんだがな……
-
アナナス
じゃあさっさと人間界を手中に収めて下さいよ!この無能魔王!
-
魔王
無能?!今無能といったか貴様!!
-
アナナス
無能じゃないですか!この国のこと何にもしないで、たまに帰ってきたと思ったら問題ばかり増やして、何か一生懸命やってると思ったら怪しげな実験。国政のことなんか全部俺に任せっきりじゃないですか!なんで何もしないんですか?!
-
魔王
やってるだろうが!!戦争になったら作戦や決定は全部私だ!国交の交渉も私自ら出向いて条約に調印しているんだぞ!
-
アナナス
それは最低限国王の仕事!それ以外のことは全部俺!俺もいい加減ストレスたまってるんですよ!あんたばっかり人間界に行ってずるい!ずーるーい!!
-
魔王
わがままを言うな!宰相が国から動くわけにいかないだろうが!
-
アナナス
あんたが国政やればいいだけでしょうが!半日でいいから可愛い子ちゃんの血を飲ませてくださいよ!!
-
魔王
やはりそれが目的か!
-
アナナス
もうあんたの血は飲まなくていいんですよ!可愛い子ちゃんの血を!血…血…血、血!
-
魔王
血への渇望も危ない丸パクりするな!このサイトは二次創作禁止だ!
-
アナナス
あんたこそメタい話すんなあ!!
-
魔王
じゃあ分かった、半日な。理解ある親にちゃんと断って、謝礼も握らせるんだぞ。人間は侮れん。魔族に搾取されてると感じたら暴動が起きかねんからな。
-
アナナス
ヒャッホーー!!さっすが魔王様!話が解る!栄養補給したらバリバリ働きますよ!行ってきます!
-
意気揚々と出かけるアナナスだが、ほどなくして戻ってきた。
-
アナナス
魔王様、人間界への扉開けてください
-
魔王
…めん…っどくさいなあ!!待ってろ!
-
リフレッシュしたアナナスは見違えるほど陽気ではつらつとしていたらしい。
タップで続きを読む