黒の門

またこの季節が来た
冷たく鎖が凍てつき私を焼く
私は幸せにはなれない
どんなに幸せな時を過ごし
どんなに過去を忘れていようと
この日が近づくと
私はこの鎖を思い出す

私は罪深い

鎖をかけたのは私
私は幸せに浸ることは出来ない
あの人が何らかの安らぎに落ち着くのを見届けるまでは
私に安らぎは無いだろう

どうか
今年はあの人に幸せが訪れますよう……
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