ストーリーにかかわる人々
何千という鬼や悪魔を従え、「隻腕の魔王」と呼ばれている吸血貴族・ベテルギウス家の一人息子。
膝まである長い銀髪をもち、左腕のない隻腕で、その素顔は醜く、鼻は膨れて垂れ下がり、口は耳まで裂けて鮫のような歯が並んでいる。
耳は腐り落ちてしまったため小さな穴が開いているだけ。
濁った灰色の瞳には視力はほとんどない。
母親の禁呪法によって、鋼の鎧、ワニの形態、鮫の牙、ライオンの爪と力をもつキメラ生物にされた。
気の振れた母親に愛情を求め、自ら道具のように母親のために働く。
彼の持っている刀は「惑」といい、世界に一本しかない魔剣である。
カリストらとの出会いにより母を打ち倒した彼は呪縛から解放され本来の鮭桃色の肌に真紅の髪をした赤色人種の姿を手に入れる。
以降はカリストらと旅を共にするようになる。