【続サクラ花火 其ノ十八】とある俊輔の昔話
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―…バキィッッ!!!!!!!!!!!
「行け!!親瑛!!」
「……りょーかい。」
突如少年らの背後に現れた侑が俊輔にナイフを突きつけていた男をバットで殴り飛ばすと
その瞬間、俯いた姿勢から一気に親瑛が少年達に襲いかかった。
「だぁぁぁれが貴様らなんぞに土下座するかボケ!!!!死ねクズ!!!!!!!!」
「親瑛!!本当に殺さないでよ!!」
...........................
ー…ザッ!!!!!
「ば…化け物…!!」
数分後、あっという間にその場にいた少年らは親瑛と侑によって叩きのめされ地に伏していた。
「く…くそ…今度はもっと大勢連れてきてや…」
「親瑛さーん!!お待たせしました!!」
「…!!!!?」
「遅ぇーんだよ!!もうカタついたわ!!」
「あら?すんません笑」
親瑛のもとに現れたのは、親瑛の中学時代の仲間や、親瑛を慕う大勢の仲間たちだった。
「今後一切、俊輔はもとい俺の目の届く範囲でナメたマネしてみろ…今度は総員使って叩き潰してやる!!!!」
「あ…ああ…うわああああああ!!」
「お前達!!何してる!!大人しくしろ!!」
「おわ!!警察だ!!では親瑛さん、また♪」
「おお、わざわざありがとな。おめーら!!」
親瑛の仲間達がわらわらと撤収したのち、学校に殴りこんだ少年らはそのまま警察に連行されていった。
「侑、ナイスタイミング☆」
「だてに親瑛の喧嘩に付き合わされてないからね。」
そう言うと、二人はニッと笑い拳をぶつけた。
「俊輔!!大丈夫か~?」
「はい…!!俺…俺のせいで…本当にすみませ…」
目に涙を浮かべ、震える手を握り締める俊輔に二人は笑って言った。
「早く保健室行ってきな、顔すごいことになってるよ。」
「それ以上モテなくなっても助けてやれねーぞ。」
そう言って俊輔の肩をポンと叩いて笑う二人に、俊輔は目に涙を浮かべたまま笑顔で頷いた。
「はいっ…!!」
その後親瑛と侑は停学処分となり、侑は生徒会長をクビになった。
そして、事の一部始終を見ていた生徒達は親瑛への偏見を改め、親瑛を慕うようになっていったのだった。