見えない彼女と彼の魂胆
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突然だけど私は目がとても悪い。
思えば両親も兄弟も昔から皆眼鏡だし、きっとそういう家系なんだと思ってる。私自身も子どもの頃から眼鏡っ子だったし、社会に出るタイミングで眼鏡からコンタクトに変えてみたりしながら特段大きな支障もなく今日まで元気に過ごしてきた。
……のだけれど。
私は今とても焦っていた。
「わりぃ、もっかい…」
「あ、んっ…ちょ、ちょっと待って…」
今夜私は三ヶ月前にお付き合いを始めた彼、松田陣平くんとようやく心身共に結ばれたのだけれど、どうやら私を大切にしたいからと三ヶ月間我慢に我慢を重ねてくれていたらしい陣平くんはそれはもう元気いっぱいで、激しく愛を打ち付けられている内にいつの間にか眼鏡がどこかに飛んでいってしまったのだ…!
視界がぼやけてよく見えない分その他の感覚が研ぎ澄まされてしまうようで、少しの休憩を得てまた身体を弄り始めた陣平くんの手に私の身体が過敏に反応してしまう。
「はっ…や、待って……ね、お願い…陣平く、んっ…!」
「っ、…ダメだ、待てねぇ」
下腹部を這う熱い手を捕まえて懇願してみるも虚しく、止めようとした言葉ごとがぶりと唇を塞がれてしまった。あぁ、どうしよう。こんな状態で彼と重なってしまったら、私は一体どうなってしまうんだろう…
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