見えざる帝国の日常(シリーズ)
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銀架城の城下町にある裏路地。この辺り一帯はバーが立ち並んでいる。バーカウンターで酒を嗜みながら談笑しているのはアスキン・ナックルヴァールとナナナ・ナジャークープ。
「最近なんだか楽しそうじゃねーか、ナックルヴァール。」
「ん?そうか?」
普段はワインを飲んでいるナックルヴァールだったが、バーという事もありカクテルを嗜んでいた。ポロシャツにスラックス姿でお洒落だが、抜け感のある服装だ。先程来たばかりのナジャークープはラッパーのようなパーカー姿で、まずはビールをチョイスした。
「キルゲの鬼トレーニングにも参加してるって聞いたぜ?一体どういう風の吹き回しだ?」
「よく考えてみろ、俺達は世界を取り戻す為に陛下から力を与えられたんだ。それがどうした?最近の騎士達は名誉や欲望に飲まれて鍛錬を怠ってる…そんなんじゃ駄目だと思っただけさ。」
それを聞いたナジャークープは「カッコ付けてるだけでオメーも欲望に塗れてンだろうが」と嘲笑いビールを煽った。
「立派な建前を並べてるが、俺ァ知ってんだぜ?キルゲの娘を狙ってるんだろ?つーか、あのトレーニングに参加してる大半はあの娘目当てで、真面目に取り組んでるヤツなんざ筋肉馬鹿しかいねェよ。」
「蒼都君に謝りな。」
二人はひと笑いし、ナックルヴァールはカクテルを口に含んだ。ナジャークープは首を横に振る。
「どいつもこいつも口を揃えて"キルゲの娘が可愛い"って言うが、俺には響かねぇな…大体キルゲの娘だぞ?クセが無い筈が無い。実際、頑固だしな。」
「頑固…?なんでそう思うんだ?」
ナジャークープは一瞬、沈黙し「そう思っただけだ」と呟いた。違和感を感じたナックルヴァールだったが、酔いが回っていた事もあってそれ以上追及する事無く聞き逃した。
それから他愛ない雑談を交えながら酒を飲み続ける事二時間...。二人は深酒していた。
「とにかく、彼女はそこらの女とは格が違う。俺は本気なんだ。」
「分かった、分かった、オメーの気持ちはよ~く分かった。」
ナックルヴァールはキルゲの娘こと、苗字名前に対する気持ちを延々とナジャークープに力説していた。
「応援してくれるよな?な?どうなんだ、ナジャークープ!」
「そこまでお熱なんだったら、好きにしろ。俺ァ、忠告したぜ。めんどくせぇ女だって事は間違いない。」
「アンタの観察眼は称賛するが…なんか、彼女の事をよく知ってるみたいじゃねーか…。」
ナックルヴァールは疑いの目でナジャークープを見つめる。
「別に何もねーよ…俺ァ、そろそろ帰るぜ。」
(帰る?いつものダンススタジオに行くんじゃねーのかよ。)
バツが悪くなったと見えて、逃れる様に帰ろうとするナジャークープがなんとなく怪しいと思ったナックルヴァール。いつもだと彼が切り盛りしているダンススタジオに寄って、明け方近くまでDJとして歌、ダンスを楽しんで帰るのが彼のルーティーンなのに。
「ご馳走様。」
会計を済ませたナジャークープは手を振り、バーから出ていく。
「……。」
胸の中の違和感を感じたナックルヴァールも会計を済ませ、彼の後を追いかけた。距離を空けて気付かれないようにナジャークープの様子を伺う。そして歩く方向がやはりダンススタジオに向かっている事に気付き、ナックルヴァールは足早に声を掛けた。
「なんだよナジャークープ、やっぱりスタジオに行くんじゃねーか!」
「ナックルヴァール…ちっ、付けてきたのかよ…。」
ナジャークープは頭を抱えて大きな溜め息を吐いた。スタジオ前はいつになく人で溢れていて、いつもより活気に満ちている気がした。
「今日、なんかイベントあったか?すげぇ混み様だな。」
「いつもと変わらねーぜ…あの女がいる事以外はな。」
二人がスタジオの扉を開けると、中は溢れんばかりの観客で埋まっていた。客席は酒を飲みながら談笑する男達が、ステージ上に視線を送っていた。壇上では一人の女性が歌を歌っていた。
「名前ちゃんっ!?どういう事だよ、説明しろナジャークープ!」
驚くナックルヴァールの横でナジャークープが再び溜め息を吐いた。
「キャンディスが一度、あの娘を連れてきた事あっただろ…あれからダンスをエラく気に入ってくれたみたいで、来るようになったんだよ。」
「なんで教えてくれねーんだよ!つか、こんな夜更けによくキルゲが許してくれたな!?」
「毎回送迎してやるのを条件に、通う事を許されてる…お陰で仕事が増えてしょーがねェ。俺ァもっと気楽にやりてぇのに、観客もこんなに押し寄せてくるもんだからメチャクチャだっての!」
「観客は良いだろ…金を落としてくれるしよ。」
「俺の求めるスタジオじゃねぇっての。」
「アンタが彼女に対して否定的だったのは、コレが原因だったんだな…嬉しい悲鳴じゃねーか。」
「オメーとは話が通じねぇわ。」
ナジャークープはDJブースに向かって歩き出した。ナックルヴァールも彼に付いて行く。ステージ上の彼女は黒い丈の短いジャケットにコルセット、スリットの入ったスラックスを身に着け、マスカレードマスクを装着し目の周りを覆っている。マスクは身元を隠すために装着する物だが、特徴的な銀髪と美しい白い肌は誰が見てもキルゲの娘、苗字名前だと分かる。何故マスクを身に着けているのか?それは彼女が歌って踊っている曲調にあった。
「ポップかぁ…キルゲが嫌いそうな曲だよな…。」
「あぁ、基本クラシックが好きなキルゲの言いなりだったみたいだが、彼女はコッチの方が楽しいみたいだぜ。」
「セクシーだなぁ…。」
ナックルヴァールは腕を組みながら彼女のジャケットの下のレースのブラウスの胸元を凝視した。肌の露出が少ないにも関わらず、男の下心をくすぐるセクシーなデザインで目が離せない。
「うん…めっちゃイイっ!」
今歌っているのは現世で人気の女性アーティストらしいが、曲名は分からない。しかし、歌詞に何度も『Dance In The Dark』と言っている事から、それがタイトルなのだろう…いつもとは考えられない力強い彼女の声に感銘した。
「Baby loves to dance in the dark
'Cuz when he's lookin',she falls apart
Baby loves to dance in the dark In the dark」
「ベイビー(彼女)は暗闇の中で踊ることが大好き
だって彼が見ている前では、彼女は崩壊してしまうから
ベイビーは暗闇の中で踊ることが大好き、暗闇でね」
(力強いのに…めっちゃ綺麗…。)
この歌は自身を自己投影しているかのような歌詞で、正しく彼女にピッタリの曲だと思った。リズムに乗り身体を揺らす彼女とその歌声に、観客達は魅了された。曲が終わり、名前はマスクを外してナジャークープとナックルヴァールに挨拶をした。
「ナジャークープ様、今夜もお邪魔しております。」
「邪魔だと思うんだったら、来るんじゃねェ。」
「そんな事言うな、ナジャークープ!俺は大歓迎だぜ、名前ちゃん!」
「実際迷惑してるんだ、普段の練習が出来ねぇっての。」
「私の我が儘に付き合って頂き、大変申し訳ございません…所で、前回の課題曲を練習してきたので、合わせて頂けますか?」
丁寧に謝罪する名前だが、切り替えが早く神経の図太さが垣間見えた。ナジャークープが言っていたのはこれか…と思ったナックルヴァールだった。
「もう覚えてきちまったのか!?」
「はい、ノリの良い曲調なので直ぐに覚えました。」
「覚えてきたってんなら、見せて貰おうじゃねーか!」
「宜しくお願い致します。」
ナジャークープはパーカーを脱ぎ捨て、黒のノースリーブシャツ姿になった。ナックルヴァールは舞台から降り、最前列で立ち見した。
曲が始まり、再びマスクを装着した名前が歌い出す。先程の歌より踊りが大きく高音で、音程を外さず歌うのは至難の業だった。しかし彼女は表情豊かに、リズムに乗って妖艶に腰を振って踊る。これには観客の男達は色めき立った。指笛が鳴る。二番のサビが終わり、それまで名前の後ろで踊っていたナジャークープが前に出てきた。リズムよく歌い上げる彼に合わせる様に、シンクロしながらダンスする。距離の近い二人にナックルヴァールはモヤモヤしながらその光景を眺めていた。
(文句言いつつも、ちゃっかり名前ちゃんとダンス楽しんでるじゃねーか…。)
ナジャークープは笑みを浮かべ、リズムよく名前と二人でダンスに興じている。この場にいた聖兵達も一緒に踊り出している者もいた。
「Just dance. Gonna be okay
Just dance. Spin that record babe」
(いいから踊って、大丈夫よ ダンスして、レコードを回してよ)
「Just dance. Gonna be okay
Dance. Dance. Dance. Just dance」
(ただ踊ろう、大丈夫だから ダンス、ダンス、ただ踊ろう)
(まぁ、楽しんだ者勝ちって事で。)
ナックルヴァールは全力でダンスを楽しむ名前の姿を見て微笑んだ。
(いつか…キルゲに見て貰えるといいな。こんなに楽しんでる名前ちゃんの姿を見れば、キルゲだって喜んでくれるだろうさ…。)
ナジャークープが切り盛りするダンススタジオは名前の門限である0時まで、大盛況だった。
...end.
「最近なんだか楽しそうじゃねーか、ナックルヴァール。」
「ん?そうか?」
普段はワインを飲んでいるナックルヴァールだったが、バーという事もありカクテルを嗜んでいた。ポロシャツにスラックス姿でお洒落だが、抜け感のある服装だ。先程来たばかりのナジャークープはラッパーのようなパーカー姿で、まずはビールをチョイスした。
「キルゲの鬼トレーニングにも参加してるって聞いたぜ?一体どういう風の吹き回しだ?」
「よく考えてみろ、俺達は世界を取り戻す為に陛下から力を与えられたんだ。それがどうした?最近の騎士達は名誉や欲望に飲まれて鍛錬を怠ってる…そんなんじゃ駄目だと思っただけさ。」
それを聞いたナジャークープは「カッコ付けてるだけでオメーも欲望に塗れてンだろうが」と嘲笑いビールを煽った。
「立派な建前を並べてるが、俺ァ知ってんだぜ?キルゲの娘を狙ってるんだろ?つーか、あのトレーニングに参加してる大半はあの娘目当てで、真面目に取り組んでるヤツなんざ筋肉馬鹿しかいねェよ。」
「蒼都君に謝りな。」
二人はひと笑いし、ナックルヴァールはカクテルを口に含んだ。ナジャークープは首を横に振る。
「どいつもこいつも口を揃えて"キルゲの娘が可愛い"って言うが、俺には響かねぇな…大体キルゲの娘だぞ?クセが無い筈が無い。実際、頑固だしな。」
「頑固…?なんでそう思うんだ?」
ナジャークープは一瞬、沈黙し「そう思っただけだ」と呟いた。違和感を感じたナックルヴァールだったが、酔いが回っていた事もあってそれ以上追及する事無く聞き逃した。
それから他愛ない雑談を交えながら酒を飲み続ける事二時間...。二人は深酒していた。
「とにかく、彼女はそこらの女とは格が違う。俺は本気なんだ。」
「分かった、分かった、オメーの気持ちはよ~く分かった。」
ナックルヴァールはキルゲの娘こと、苗字名前に対する気持ちを延々とナジャークープに力説していた。
「応援してくれるよな?な?どうなんだ、ナジャークープ!」
「そこまでお熱なんだったら、好きにしろ。俺ァ、忠告したぜ。めんどくせぇ女だって事は間違いない。」
「アンタの観察眼は称賛するが…なんか、彼女の事をよく知ってるみたいじゃねーか…。」
ナックルヴァールは疑いの目でナジャークープを見つめる。
「別に何もねーよ…俺ァ、そろそろ帰るぜ。」
(帰る?いつものダンススタジオに行くんじゃねーのかよ。)
バツが悪くなったと見えて、逃れる様に帰ろうとするナジャークープがなんとなく怪しいと思ったナックルヴァール。いつもだと彼が切り盛りしているダンススタジオに寄って、明け方近くまでDJとして歌、ダンスを楽しんで帰るのが彼のルーティーンなのに。
「ご馳走様。」
会計を済ませたナジャークープは手を振り、バーから出ていく。
「……。」
胸の中の違和感を感じたナックルヴァールも会計を済ませ、彼の後を追いかけた。距離を空けて気付かれないようにナジャークープの様子を伺う。そして歩く方向がやはりダンススタジオに向かっている事に気付き、ナックルヴァールは足早に声を掛けた。
「なんだよナジャークープ、やっぱりスタジオに行くんじゃねーか!」
「ナックルヴァール…ちっ、付けてきたのかよ…。」
ナジャークープは頭を抱えて大きな溜め息を吐いた。スタジオ前はいつになく人で溢れていて、いつもより活気に満ちている気がした。
「今日、なんかイベントあったか?すげぇ混み様だな。」
「いつもと変わらねーぜ…あの女がいる事以外はな。」
二人がスタジオの扉を開けると、中は溢れんばかりの観客で埋まっていた。客席は酒を飲みながら談笑する男達が、ステージ上に視線を送っていた。壇上では一人の女性が歌を歌っていた。
「名前ちゃんっ!?どういう事だよ、説明しろナジャークープ!」
驚くナックルヴァールの横でナジャークープが再び溜め息を吐いた。
「キャンディスが一度、あの娘を連れてきた事あっただろ…あれからダンスをエラく気に入ってくれたみたいで、来るようになったんだよ。」
「なんで教えてくれねーんだよ!つか、こんな夜更けによくキルゲが許してくれたな!?」
「毎回送迎してやるのを条件に、通う事を許されてる…お陰で仕事が増えてしょーがねェ。俺ァもっと気楽にやりてぇのに、観客もこんなに押し寄せてくるもんだからメチャクチャだっての!」
「観客は良いだろ…金を落としてくれるしよ。」
「俺の求めるスタジオじゃねぇっての。」
「アンタが彼女に対して否定的だったのは、コレが原因だったんだな…嬉しい悲鳴じゃねーか。」
「オメーとは話が通じねぇわ。」
ナジャークープはDJブースに向かって歩き出した。ナックルヴァールも彼に付いて行く。ステージ上の彼女は黒い丈の短いジャケットにコルセット、スリットの入ったスラックスを身に着け、マスカレードマスクを装着し目の周りを覆っている。マスクは身元を隠すために装着する物だが、特徴的な銀髪と美しい白い肌は誰が見てもキルゲの娘、苗字名前だと分かる。何故マスクを身に着けているのか?それは彼女が歌って踊っている曲調にあった。
「ポップかぁ…キルゲが嫌いそうな曲だよな…。」
「あぁ、基本クラシックが好きなキルゲの言いなりだったみたいだが、彼女はコッチの方が楽しいみたいだぜ。」
「セクシーだなぁ…。」
ナックルヴァールは腕を組みながら彼女のジャケットの下のレースのブラウスの胸元を凝視した。肌の露出が少ないにも関わらず、男の下心をくすぐるセクシーなデザインで目が離せない。
「うん…めっちゃイイっ!」
今歌っているのは現世で人気の女性アーティストらしいが、曲名は分からない。しかし、歌詞に何度も『Dance In The Dark』と言っている事から、それがタイトルなのだろう…いつもとは考えられない力強い彼女の声に感銘した。
「Baby loves to dance in the dark
'Cuz when he's lookin',she falls apart
Baby loves to dance in the dark In the dark」
「ベイビー(彼女)は暗闇の中で踊ることが大好き
だって彼が見ている前では、彼女は崩壊してしまうから
ベイビーは暗闇の中で踊ることが大好き、暗闇でね」
(力強いのに…めっちゃ綺麗…。)
この歌は自身を自己投影しているかのような歌詞で、正しく彼女にピッタリの曲だと思った。リズムに乗り身体を揺らす彼女とその歌声に、観客達は魅了された。曲が終わり、名前はマスクを外してナジャークープとナックルヴァールに挨拶をした。
「ナジャークープ様、今夜もお邪魔しております。」
「邪魔だと思うんだったら、来るんじゃねェ。」
「そんな事言うな、ナジャークープ!俺は大歓迎だぜ、名前ちゃん!」
「実際迷惑してるんだ、普段の練習が出来ねぇっての。」
「私の我が儘に付き合って頂き、大変申し訳ございません…所で、前回の課題曲を練習してきたので、合わせて頂けますか?」
丁寧に謝罪する名前だが、切り替えが早く神経の図太さが垣間見えた。ナジャークープが言っていたのはこれか…と思ったナックルヴァールだった。
「もう覚えてきちまったのか!?」
「はい、ノリの良い曲調なので直ぐに覚えました。」
「覚えてきたってんなら、見せて貰おうじゃねーか!」
「宜しくお願い致します。」
ナジャークープはパーカーを脱ぎ捨て、黒のノースリーブシャツ姿になった。ナックルヴァールは舞台から降り、最前列で立ち見した。
曲が始まり、再びマスクを装着した名前が歌い出す。先程の歌より踊りが大きく高音で、音程を外さず歌うのは至難の業だった。しかし彼女は表情豊かに、リズムに乗って妖艶に腰を振って踊る。これには観客の男達は色めき立った。指笛が鳴る。二番のサビが終わり、それまで名前の後ろで踊っていたナジャークープが前に出てきた。リズムよく歌い上げる彼に合わせる様に、シンクロしながらダンスする。距離の近い二人にナックルヴァールはモヤモヤしながらその光景を眺めていた。
(文句言いつつも、ちゃっかり名前ちゃんとダンス楽しんでるじゃねーか…。)
ナジャークープは笑みを浮かべ、リズムよく名前と二人でダンスに興じている。この場にいた聖兵達も一緒に踊り出している者もいた。
「Just dance. Gonna be okay
Just dance. Spin that record babe」
(いいから踊って、大丈夫よ ダンスして、レコードを回してよ)
「Just dance. Gonna be okay
Dance. Dance. Dance. Just dance」
(ただ踊ろう、大丈夫だから ダンス、ダンス、ただ踊ろう)
(まぁ、楽しんだ者勝ちって事で。)
ナックルヴァールは全力でダンスを楽しむ名前の姿を見て微笑んだ。
(いつか…キルゲに見て貰えるといいな。こんなに楽しんでる名前ちゃんの姿を見れば、キルゲだって喜んでくれるだろうさ…。)
ナジャークープが切り盛りするダンススタジオは名前の門限である0時まで、大盛況だった。
...end.