見えざる帝国の日常(シリーズ)
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5月27日。
やぁ、俺はアスキン・ナックルヴァール。
みんな五月病でくたばってないか?
そういう時は無理をせずに、必要最低限の事さえやっとけばいいのさ。
自分の体を大切にしろよ!
今日は蒼都 君の誕生日だそうだ。
俺は彼が会話している姿を見た事がない。とにかく無口。
癖の強いメンバーの中だと埋もれちまって、その場にいたかどうか記憶が曖昧になる事も…。
いや、彼に失礼だよな!ごめんごめん。
ってな訳で、今日は謎に包まれている彼の日常の様子を紹介していこう。
さっきから銀架城 内を捜し回っているが、蒼都 君の姿が見えない。と言うか俺、彼が普段何処にいるかさえ知らないわ。集会以外見ないもんな…ヤバいぞ。このままだと探索だけで終わっちまう。
取り敢えず誰か捕まえて彼の居場所を聞き出さなければ!
お、丁度いい所にBG9 発見!聖文字 が近い事もあり、もしかしたら彼の居場所を知っているかもしれない。
「BG9!」
「ナックルヴァールか。どうした?」
「今、蒼都君を捜しててさ。居場所知ってたりするかなって。」
「奇遇だな!私も彼の所へ向かおうとしてた所だ。案内するぞ。」
「サンキュー!てか、何処に向かうの?」
「修練場だ。キルゲが定期的に実践演習を行ってるのを知っているか?[蒼都は必ずその演習に参加しているんだ。」
「えっ…あの鬼トレーニングをか?」
キルゲ・オピーは指導者として様々な講習会を開いている。娯楽から実践的な物まで多種多様だ。その中でも滅却師の基本戦法講座は鬼トレーニングと呼ばれ、厳しいトレーニングが待ち受けている。
ナックルヴァールは「あんなの、誰がやるの?」と思っていたが、まさか蒼都君が参加していたとは…驚きだ。
修練場に到着し、激しくぶつかり合う戦闘音が響き渡っていた。
「所でナックルヴァールは彼に何の用事なのだ?」
「今日は誕生日って事で、取材に来たのさ。」
「そうなのか!それはきっと喜ぶだろう。シャイな事もあり、話す相手が限られているからな…盛大に祝ってやってほしい。」
「盛り上げる為にBG9も一緒に来てくれないか?」
「勿論!私は彼を祝福しに来たのだ。贈り物も用意している。」
「プレゼント、そういや用意してなかったな…彼、カフェオレ飲むかな?」
いよいよ戦闘の間近まで来た二人。修練場の中心で戦っているのは蒼都とキルゲではなく、女性の姿だった。
「え?キルゲじゃないの?」
「キルゲ様は会議に出ており、代わりに娘さんが指導してますよ。」
ナックルヴァールの問いに答えたのはキルゲの部下だった。
娘…という事は星十字騎士団 の高嶺の花、名前ちゃんの事だ。
「今日だけ参加したいかも。」
ナックルヴァールが呟くと先程手合わせしたであろう隊員が「止めといた方がいいですよ」と言い、戦う二人を指を指した。
蒼都の動きは決して悪くないが、それを上回る速度で攻撃しているのは名前だった。
「うわ…蒼都くんと互角じゃないの。」
「キルゲさんの娘とだけあって、滅茶苦茶強いんですよ…聖章騎士 じゃないのが不思議なくらいで…。」
それでもナックルヴァールは名前と戦ってみたいと思っていた。何故ならば彼女のロングスカートが時折翻り、日頃見えない太腿が見えそうだからだ。
「パンツ、見えないかなぁ…?」
「ナックルヴァール…お前と言う奴は…。」
ナックルヴァールの耳に呆れたBG9の声は届いていない。
蒼都の取材は、正直どうでも良くなってきた。
今は一世一代の名前ちゃんのパンツを拝めるチャンス!
バンビーズちゃん達の短いスカートから覗くパンツはもう見飽きていた。
お目付け役のキルゲさんの目も無い事だし、本当にチャンスは今だけなのだ。
侍女にふさわしい格式高いロングドレスのメイド服を纏った名前。
そんな彼女が履くパンツの色は何色だろうか?
ナックルヴァールの予想は白だと思った。清純なイメージな彼女だからこそ白は外せない。
今まで素手で戦っていた蒼都は持ち前の武器、鉤爪を装着した。
鉤爪に持ち替えた途端、彼は名前に接近し近距離攻撃に切り替える。
容赦ない攻撃にハラハラしたが、名前も負けてはいなかった。
その時、蒼都の鉤爪が名前の衣装に引っかかった。
彼女の白い肌を斬り裂くと思った瞬間、名前が体を翻し出血は免れた。
ビリリリリリっ!
その代わり衣装に引っ掛かったままの鉤爪はスカートを斬り裂いた。
「……っ!?」
着地した際に太腿が露出し、名前は慌てて手を添えて肌を隠した。
「あ~もう少しで見えそうだったのに~~~!」
ナックルヴァールの盛大な嘆きにBG9は呆れるばかりだった。
だがしかし、白レースのガーターストッキングを履いた太腿が見え、ナックルヴァールは「超ラッキー!」と指パッチンして喜んだ。
「あれ?蒼都くん、なんか鼻血出してない?」
「本当だ。鼻をぶつけたのか?」
「いや…きっと見たんだ、彼女のパンツを!!!」
「彼がそのような事で動揺するなど考えられないが。」
しかし蒼都は戦闘を止め、顔を俯かせて頬を赤らめている。シャイで表情にすぐ出るので、分かりやすかった。
「間違いない!彼は見たんだ…色を聞きに行くぞ、BG9!」
「いや…あのだな、ナックルヴァール…趣旨が変わっているのではないか…?」
ナックルヴァールは蒼都を尋問したが「見ていない」の一点張りだった。
「嘘つけ!絶対見たでしょ〜!?」
と言うか「何故、此処にナックルヴァールがいる?」と迷惑そうな様子だった。
その時、三人に声を掛ける人物が現れた。
「おや?貴方達もトレーニングに参加しに来たのですか?」
ナックルヴァールは後ろを恐る恐る振り返る。するとそこにいたのはこの鍛錬の主催者である、キルゲ・オピーだった。
「これはどうも…キルゲさん。ご機嫌いかがでしょうか?」
ナックルヴァールは冷や汗を浮かべながら作り笑いを浮かべる。どうにか此処から立ち去る事は出来ないだろうか…?しかしキルゲは微笑を浮かべてナックルヴァールとBG9の二人から視線を離さない。
「来客が二人も。嬉しいですねぇ…さぁ、貴方達も鍛錬を始めましょうか。」
「えっ……。」
そうこうしているうちに名前は着替える為にいなくなり、会議から戻って来たキルゲによってナックルヴァールとBG9は半強制的に鬼トレーニングに参加させられたのだった。
「結局こうなるのね…。」
「何故、私までこんな目に遭わなければならないのだ!」
今日は蒼都 の誕生日。
名前ちゃんのパンツを見て、一番イイ思いをしたのは彼だけなのでした。おしまい!
やぁ、俺はアスキン・ナックルヴァール。
みんな五月病でくたばってないか?
そういう時は無理をせずに、必要最低限の事さえやっとけばいいのさ。
自分の体を大切にしろよ!
今日は
俺は彼が会話している姿を見た事がない。とにかく無口。
癖の強いメンバーの中だと埋もれちまって、その場にいたかどうか記憶が曖昧になる事も…。
いや、彼に失礼だよな!ごめんごめん。
ってな訳で、今日は謎に包まれている彼の日常の様子を紹介していこう。
さっきから
取り敢えず誰か捕まえて彼の居場所を聞き出さなければ!
お、丁度いい所に
「BG9!」
「ナックルヴァールか。どうした?」
「今、蒼都君を捜しててさ。居場所知ってたりするかなって。」
「奇遇だな!私も彼の所へ向かおうとしてた所だ。案内するぞ。」
「サンキュー!てか、何処に向かうの?」
「修練場だ。キルゲが定期的に実践演習を行ってるのを知っているか?[蒼都は必ずその演習に参加しているんだ。」
「えっ…あの鬼トレーニングをか?」
キルゲ・オピーは指導者として様々な講習会を開いている。娯楽から実践的な物まで多種多様だ。その中でも滅却師の基本戦法講座は鬼トレーニングと呼ばれ、厳しいトレーニングが待ち受けている。
ナックルヴァールは「あんなの、誰がやるの?」と思っていたが、まさか蒼都君が参加していたとは…驚きだ。
修練場に到着し、激しくぶつかり合う戦闘音が響き渡っていた。
「所でナックルヴァールは彼に何の用事なのだ?」
「今日は誕生日って事で、取材に来たのさ。」
「そうなのか!それはきっと喜ぶだろう。シャイな事もあり、話す相手が限られているからな…盛大に祝ってやってほしい。」
「盛り上げる為にBG9も一緒に来てくれないか?」
「勿論!私は彼を祝福しに来たのだ。贈り物も用意している。」
「プレゼント、そういや用意してなかったな…彼、カフェオレ飲むかな?」
いよいよ戦闘の間近まで来た二人。修練場の中心で戦っているのは蒼都とキルゲではなく、女性の姿だった。
「え?キルゲじゃないの?」
「キルゲ様は会議に出ており、代わりに娘さんが指導してますよ。」
ナックルヴァールの問いに答えたのはキルゲの部下だった。
娘…という事は
「今日だけ参加したいかも。」
ナックルヴァールが呟くと先程手合わせしたであろう隊員が「止めといた方がいいですよ」と言い、戦う二人を指を指した。
蒼都の動きは決して悪くないが、それを上回る速度で攻撃しているのは名前だった。
「うわ…蒼都くんと互角じゃないの。」
「キルゲさんの娘とだけあって、滅茶苦茶強いんですよ…
それでもナックルヴァールは名前と戦ってみたいと思っていた。何故ならば彼女のロングスカートが時折翻り、日頃見えない太腿が見えそうだからだ。
「パンツ、見えないかなぁ…?」
「ナックルヴァール…お前と言う奴は…。」
ナックルヴァールの耳に呆れたBG9の声は届いていない。
蒼都の取材は、正直どうでも良くなってきた。
今は一世一代の名前ちゃんのパンツを拝めるチャンス!
バンビーズちゃん達の短いスカートから覗くパンツはもう見飽きていた。
お目付け役のキルゲさんの目も無い事だし、本当にチャンスは今だけなのだ。
侍女にふさわしい格式高いロングドレスのメイド服を纏った名前。
そんな彼女が履くパンツの色は何色だろうか?
ナックルヴァールの予想は白だと思った。清純なイメージな彼女だからこそ白は外せない。
今まで素手で戦っていた蒼都は持ち前の武器、鉤爪を装着した。
鉤爪に持ち替えた途端、彼は名前に接近し近距離攻撃に切り替える。
容赦ない攻撃にハラハラしたが、名前も負けてはいなかった。
その時、蒼都の鉤爪が名前の衣装に引っかかった。
彼女の白い肌を斬り裂くと思った瞬間、名前が体を翻し出血は免れた。
ビリリリリリっ!
その代わり衣装に引っ掛かったままの鉤爪はスカートを斬り裂いた。
「……っ!?」
着地した際に太腿が露出し、名前は慌てて手を添えて肌を隠した。
「あ~もう少しで見えそうだったのに~~~!」
ナックルヴァールの盛大な嘆きにBG9は呆れるばかりだった。
だがしかし、白レースのガーターストッキングを履いた太腿が見え、ナックルヴァールは「超ラッキー!」と指パッチンして喜んだ。
「あれ?蒼都くん、なんか鼻血出してない?」
「本当だ。鼻をぶつけたのか?」
「いや…きっと見たんだ、彼女のパンツを!!!」
「彼がそのような事で動揺するなど考えられないが。」
しかし蒼都は戦闘を止め、顔を俯かせて頬を赤らめている。シャイで表情にすぐ出るので、分かりやすかった。
「間違いない!彼は見たんだ…色を聞きに行くぞ、BG9!」
「いや…あのだな、ナックルヴァール…趣旨が変わっているのではないか…?」
ナックルヴァールは蒼都を尋問したが「見ていない」の一点張りだった。
「嘘つけ!絶対見たでしょ〜!?」
と言うか「何故、此処にナックルヴァールがいる?」と迷惑そうな様子だった。
その時、三人に声を掛ける人物が現れた。
「おや?貴方達もトレーニングに参加しに来たのですか?」
ナックルヴァールは後ろを恐る恐る振り返る。するとそこにいたのはこの鍛錬の主催者である、キルゲ・オピーだった。
「これはどうも…キルゲさん。ご機嫌いかがでしょうか?」
ナックルヴァールは冷や汗を浮かべながら作り笑いを浮かべる。どうにか此処から立ち去る事は出来ないだろうか…?しかしキルゲは微笑を浮かべてナックルヴァールとBG9の二人から視線を離さない。
「来客が二人も。嬉しいですねぇ…さぁ、貴方達も鍛錬を始めましょうか。」
「えっ……。」
そうこうしているうちに名前は着替える為にいなくなり、会議から戻って来たキルゲによってナックルヴァールとBG9は半強制的に鬼トレーニングに参加させられたのだった。
「結局こうなるのね…。」
「何故、私までこんな目に遭わなければならないのだ!」
今日は
名前ちゃんのパンツを見て、一番イイ思いをしたのは彼だけなのでした。おしまい!