月光に毒される(短編集)
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【酔いどれ】
「名前ー!修兵が奢ってくれるから、アンタも来なさいよ~♪」
昼勤が終わり、商店街を歩いていた名前に声を掛けたのは松本乱菊。陽気で誰にでも声を掛ける世話好きな人だ。
「あの、一昨日も呑んだので今晩は…。」
「なーに水臭い事言ってんのよぉ、あんた昼勤の時しか呑めないでしょ~?
それに奢りだから、好きなだけ食べられるじゃない♪」
一昨日の夜も乱菊に酒を呑まされ、名前は痛い目を見たばかりだった。
乱菊の後ろで懐を確認する檜佐木修兵の後ろ姿が物憂げに語っている。
乱菊はがっしりと名前の腕を掴み「さ、行くわよ~♪」と居酒屋に入店した。
(助けて……。)
*
(これ以上呑むと明日に支障が出る…。)
ぼんやりと考えながら、机に突っ伏している修兵と後から合流してきた恋次とイヅルを眺める。
乱菊は名前と同様に伊勢七緒とその部下も誘い、参加人数は合計で九人にまで増えていた。
始めは仕事の愚痴から始まり、今の流行や、誰と誰が恋仲になっただのどうでも良い話をしている。
「名前あんた、まだ呑めそうねぇ。意外と酒強いじゃない。」
そう言って乱菊は名前の升酒に焼酎を注いだ。
「ありがとうございます…これで最後にさせて頂きます。」
確かに酔って取り乱している吉良副隊長、檜佐木副隊長に比べたら名前はまだ平然を保っているが、
頭がぼんやりして正常な判断が下せない程にまで酔いは回ってきている。
翌日、二日酔いにならないか心配だ。
「松本さん、みんなを呑ませすぎないで下さい。苗字さん、無理しないでね。」
七緒は名前の顔色を見てフォローするが、伸びた部下を見るとあまり頼りにならない。
「これワインって言って、現世のお酒で美味しいのよぉ。名前、あんたも呑んでみなさいよ。」
乱菊が勧めてきたのは赤黒い色をした飲み物。こんな色の酒を見た事がなかった名前は驚愕した。
「血ではないですよね?」
「そんな訳ないでしょ?葡萄酒よ。呑んだ事ないの?フルーティで美味しいわよぉ。」
名前は受け取ったグラスに注がれた酒の匂いを嗅いだ。確かに葡萄のような香りがしている。
一口飲むと、甘酸っぱくほろ苦い葡萄の味を感じた。
「美味しい…。」
今まで呑んだ事がない風味で、焼酎より飲みやすかった。
「もう呑んじゃったの。気に入ってくれた?」
「はい、とても呑みやすく、私の好みだと思いました。」
「じゃあ、ワインもっと頼むわ。じゃんじゃん呑んで~!」
*
(気持ち悪…。)
結局焼酎を二杯、ワインを四杯飲んだ名前。一昨日よりも悪酔いしてしまった。
種類の違う酒を混ぜて呑むとこうなるから気を付けろ、と十一番隊に所属していた頃に言われた気がする。
「修兵ご馳走様~!」
「檜佐木副隊長、ご馳走様でした。隊舎までお送りいたします。」
「じゃあ、アンタたちもおやすみね~♪」
「松本さん、おやすみなさ~い。」
乱菊と八番隊の七緒は部下と共にフラフラの修兵を介抱しながら帰路に着いた。
恋次は眠るイヅルを肩に背負って、名前と道を歩いた。
「名前、酒強くなったんだな。十一番隊にいた頃、酔っぱらって更木隊長に斬り掛かってたの思い出したぜ。」
恋次に指摘され、名前は嫌な事を思い出した。あの時は呑み慣れていない酒を大量に一気呑みして、たかが外れてしまったのだ。
「その話はやめて…。」
「はははは、面白いからまた見てみたいなけどな!」
恋次の笑い声と共に名前は吐き気に襲われた。
「……うっ…。」
「大丈夫か?」
名前はその場にうずくまり、吐き気が収まるまでじっと我慢した。
「恋次、先行って。吉良副隊長を送り届けなきゃいけないでしょ。私は一人で帰れるから。」
「いやいや、そんな状態で置いて行けないだろ。」
今にも吐き戻してしまいそうな名前を見て放っておけないと思った恋次だったが、肩にイヅルを担いでいては手を貸す事も出来ない。
「お、誰かと思えば恋次と名前じゃねーか。」
二人に声を掛けたのは別の店で呑んでいた斑目一角だった。頭にねじりハチマキをしているので、彼も遅くまで晩酌していたようだ。
今日は弓親の姿が見当たらない。
大方、夜更かしを嫌う弓親は先に帰ったのだろう。
「一角さん、いい所に!名前の奴、乱菊さんに呑まされてフラフラなんです。送ってもらっても良いっスか?」
「あぁん?お前いつの間にそんな呑むようになったんだ?」
「介抱は結構です。」
一角を見た名前は意地で立ち上がり歩き出すが、急に立ち上がった為
目眩と共に足元がフラつき、壁にぶつかった。
「ぶっははは!全然大丈夫じゃねーだろ。」
上機嫌な一角は名前に手を差し出すが、腕を払いのけた。
「一人で帰れる。」
「お前も強情だな。」
二人の様子を見ていた恋次は一角に任せる事に決め、挨拶した。
「一角さん、名前を頼みますよ~おやすみなさーい。」
「おーう。」
名前はなんとか壁をつたって、立ち上がる。吐き気が込み上げてきた。
「あっちに厠あるぜ。行くか?」
名前は頷き、一角の後に付いて厠へ向かった。
*
「大丈夫か?」
厠から出てきた名前にそう言うと、一角は水が入った竹筒を差し出した。
水を受け取った名前はそれをゆっくりと飲んだ。
「……。」
吐き戻した事により、胃のムカムカと胸焼けは多少治ったが、頭痛が名前を襲う。頭を抱える名前を見て、一角はニマリと口元を引き上げた。
「ウチ(十一番隊)で休んでけよ。」
幸い、ここからの距離だと数分ほどで隊舎に着く。
「それは嫌。」
今一角に介抱されている状況が許せないのに、他隊に自分が酔っ払っている醜態を晒すわけにはいかない。
「少し寝れば楽になるぜ?」
「……今の姿を誰にも見られたくない。」
名前の意図を理解した一角は「分かった」と呟き、歩き出した。
十一番隊隊舎に着くと、一角は自室の裏庭に名前を案内した。
「ここで待ってろよ。」
一角は名前を座らせ、正面入り口から部屋の中に入り、内側から鍵を開けた。
「……ありがとう。」
部屋に入ると一気に気が緩み、名前は畳の上に倒れ込んだ。嗅ぎ慣れた畳の香りが心地よく、今すぐ眠れそうだ。
「そのまま寝ると風邪ひくぞ。」
一角は敷いてある布団に名前を誘導して寝かせた。普段一角が使っているので、彼の匂いが染み付いていた。
「汗臭い。」
「るっせ、酔いどれのくせして我が儘言うんじゃねぇ。」
一角は何かを取りに部屋を出て行った。
暑いと思った名前は死魄装を脱ぎ、肌着になった。
「酔い覚まし、飲めよ。」
湯が入った桶と手ぬぐい、薬と水が机に置かれ、横になっていた名前はゆっくりと起き上がった。
「ちゃんぽんしただろ?あれほど気を付けろっつったのに。」
「断れなかった。」
薬を飲んだ名前は湯で濡らした手ぬぐいで顔を拭いた。乱菊のペースに飲まれればこうなる事は容易に予測できる筈だ。
「向こう向いてて。」
名前は肌着を脱いで全身を拭いた。一角は部屋に置いてあった酒を徳利に注いだ。
「また呑むの?」
「酔い潰れるお前とは違うんだよ。」
「そう。」
肌着を着て全身さっぱりした名前は「もういい」と一角に声を掛けた。
再び布団に横になった名前は薬のおかげか頭痛が引き、眠気が襲ってきた。
「もう寝る。」
「好きにしな。」
横目で彼女を見つつ、酒を煽る。しばらくすると小さな寝息が聞こえてきて、一角は上機嫌だった。酒の肴はそれだけで十分だ。
(酒に呑まれんのは俺の前だけにしとけ。)
死魄装を脱ぎ、上半身裸になった一角は眠る名前を見ながら酒を呑んだ。
眠気が来た頃に予備の布団を敷いて一角も横になった。
(好きな女を見ながら眠れるなんざ、幸せなこった。)
幸せを噛み締めながら一角は眠りに付いた。
***
二日後―――...
「名前、恋次から聞いたわよ~こないだは大丈夫だった?」
「あ…はい。おかげさまで…。」
一角から貰った酔い止めの薬が効いたようで、二日酔いにはならなかった。
乱菊はごめん、と両手を合わせて名前に謝った。
「一角にもこっぴどく叱られちゃったのよね~。」
一角、と言う言葉に名前はドキリと心臓が跳ねた。彼からも言ってくれたのか。これで乱菊さんから誘いが無くなると、名前が安心したのもつかの間。
「だから、今度からは一角も誘って一緒に呑もうかなって!」
「は…?」
「んじゃ、また明後日行こうね~♪」
「えっ…待って下さい、私は…。」
笑顔で手を振って去る乱菊を見ながら、名前は項垂れた。
「しばらくお酒は呑みたくない…。」
【酔いどれ】…end.
「名前ー!修兵が奢ってくれるから、アンタも来なさいよ~♪」
昼勤が終わり、商店街を歩いていた名前に声を掛けたのは松本乱菊。陽気で誰にでも声を掛ける世話好きな人だ。
「あの、一昨日も呑んだので今晩は…。」
「なーに水臭い事言ってんのよぉ、あんた昼勤の時しか呑めないでしょ~?
それに奢りだから、好きなだけ食べられるじゃない♪」
一昨日の夜も乱菊に酒を呑まされ、名前は痛い目を見たばかりだった。
乱菊の後ろで懐を確認する檜佐木修兵の後ろ姿が物憂げに語っている。
乱菊はがっしりと名前の腕を掴み「さ、行くわよ~♪」と居酒屋に入店した。
(助けて……。)
*
(これ以上呑むと明日に支障が出る…。)
ぼんやりと考えながら、机に突っ伏している修兵と後から合流してきた恋次とイヅルを眺める。
乱菊は名前と同様に伊勢七緒とその部下も誘い、参加人数は合計で九人にまで増えていた。
始めは仕事の愚痴から始まり、今の流行や、誰と誰が恋仲になっただのどうでも良い話をしている。
「名前あんた、まだ呑めそうねぇ。意外と酒強いじゃない。」
そう言って乱菊は名前の升酒に焼酎を注いだ。
「ありがとうございます…これで最後にさせて頂きます。」
確かに酔って取り乱している吉良副隊長、檜佐木副隊長に比べたら名前はまだ平然を保っているが、
頭がぼんやりして正常な判断が下せない程にまで酔いは回ってきている。
翌日、二日酔いにならないか心配だ。
「松本さん、みんなを呑ませすぎないで下さい。苗字さん、無理しないでね。」
七緒は名前の顔色を見てフォローするが、伸びた部下を見るとあまり頼りにならない。
「これワインって言って、現世のお酒で美味しいのよぉ。名前、あんたも呑んでみなさいよ。」
乱菊が勧めてきたのは赤黒い色をした飲み物。こんな色の酒を見た事がなかった名前は驚愕した。
「血ではないですよね?」
「そんな訳ないでしょ?葡萄酒よ。呑んだ事ないの?フルーティで美味しいわよぉ。」
名前は受け取ったグラスに注がれた酒の匂いを嗅いだ。確かに葡萄のような香りがしている。
一口飲むと、甘酸っぱくほろ苦い葡萄の味を感じた。
「美味しい…。」
今まで呑んだ事がない風味で、焼酎より飲みやすかった。
「もう呑んじゃったの。気に入ってくれた?」
「はい、とても呑みやすく、私の好みだと思いました。」
「じゃあ、ワインもっと頼むわ。じゃんじゃん呑んで~!」
*
(気持ち悪…。)
結局焼酎を二杯、ワインを四杯飲んだ名前。一昨日よりも悪酔いしてしまった。
種類の違う酒を混ぜて呑むとこうなるから気を付けろ、と十一番隊に所属していた頃に言われた気がする。
「修兵ご馳走様~!」
「檜佐木副隊長、ご馳走様でした。隊舎までお送りいたします。」
「じゃあ、アンタたちもおやすみね~♪」
「松本さん、おやすみなさ~い。」
乱菊と八番隊の七緒は部下と共にフラフラの修兵を介抱しながら帰路に着いた。
恋次は眠るイヅルを肩に背負って、名前と道を歩いた。
「名前、酒強くなったんだな。十一番隊にいた頃、酔っぱらって更木隊長に斬り掛かってたの思い出したぜ。」
恋次に指摘され、名前は嫌な事を思い出した。あの時は呑み慣れていない酒を大量に一気呑みして、たかが外れてしまったのだ。
「その話はやめて…。」
「はははは、面白いからまた見てみたいなけどな!」
恋次の笑い声と共に名前は吐き気に襲われた。
「……うっ…。」
「大丈夫か?」
名前はその場にうずくまり、吐き気が収まるまでじっと我慢した。
「恋次、先行って。吉良副隊長を送り届けなきゃいけないでしょ。私は一人で帰れるから。」
「いやいや、そんな状態で置いて行けないだろ。」
今にも吐き戻してしまいそうな名前を見て放っておけないと思った恋次だったが、肩にイヅルを担いでいては手を貸す事も出来ない。
「お、誰かと思えば恋次と名前じゃねーか。」
二人に声を掛けたのは別の店で呑んでいた斑目一角だった。頭にねじりハチマキをしているので、彼も遅くまで晩酌していたようだ。
今日は弓親の姿が見当たらない。
大方、夜更かしを嫌う弓親は先に帰ったのだろう。
「一角さん、いい所に!名前の奴、乱菊さんに呑まされてフラフラなんです。送ってもらっても良いっスか?」
「あぁん?お前いつの間にそんな呑むようになったんだ?」
「介抱は結構です。」
一角を見た名前は意地で立ち上がり歩き出すが、急に立ち上がった為
目眩と共に足元がフラつき、壁にぶつかった。
「ぶっははは!全然大丈夫じゃねーだろ。」
上機嫌な一角は名前に手を差し出すが、腕を払いのけた。
「一人で帰れる。」
「お前も強情だな。」
二人の様子を見ていた恋次は一角に任せる事に決め、挨拶した。
「一角さん、名前を頼みますよ~おやすみなさーい。」
「おーう。」
名前はなんとか壁をつたって、立ち上がる。吐き気が込み上げてきた。
「あっちに厠あるぜ。行くか?」
名前は頷き、一角の後に付いて厠へ向かった。
*
「大丈夫か?」
厠から出てきた名前にそう言うと、一角は水が入った竹筒を差し出した。
水を受け取った名前はそれをゆっくりと飲んだ。
「……。」
吐き戻した事により、胃のムカムカと胸焼けは多少治ったが、頭痛が名前を襲う。頭を抱える名前を見て、一角はニマリと口元を引き上げた。
「ウチ(十一番隊)で休んでけよ。」
幸い、ここからの距離だと数分ほどで隊舎に着く。
「それは嫌。」
今一角に介抱されている状況が許せないのに、他隊に自分が酔っ払っている醜態を晒すわけにはいかない。
「少し寝れば楽になるぜ?」
「……今の姿を誰にも見られたくない。」
名前の意図を理解した一角は「分かった」と呟き、歩き出した。
十一番隊隊舎に着くと、一角は自室の裏庭に名前を案内した。
「ここで待ってろよ。」
一角は名前を座らせ、正面入り口から部屋の中に入り、内側から鍵を開けた。
「……ありがとう。」
部屋に入ると一気に気が緩み、名前は畳の上に倒れ込んだ。嗅ぎ慣れた畳の香りが心地よく、今すぐ眠れそうだ。
「そのまま寝ると風邪ひくぞ。」
一角は敷いてある布団に名前を誘導して寝かせた。普段一角が使っているので、彼の匂いが染み付いていた。
「汗臭い。」
「るっせ、酔いどれのくせして我が儘言うんじゃねぇ。」
一角は何かを取りに部屋を出て行った。
暑いと思った名前は死魄装を脱ぎ、肌着になった。
「酔い覚まし、飲めよ。」
湯が入った桶と手ぬぐい、薬と水が机に置かれ、横になっていた名前はゆっくりと起き上がった。
「ちゃんぽんしただろ?あれほど気を付けろっつったのに。」
「断れなかった。」
薬を飲んだ名前は湯で濡らした手ぬぐいで顔を拭いた。乱菊のペースに飲まれればこうなる事は容易に予測できる筈だ。
「向こう向いてて。」
名前は肌着を脱いで全身を拭いた。一角は部屋に置いてあった酒を徳利に注いだ。
「また呑むの?」
「酔い潰れるお前とは違うんだよ。」
「そう。」
肌着を着て全身さっぱりした名前は「もういい」と一角に声を掛けた。
再び布団に横になった名前は薬のおかげか頭痛が引き、眠気が襲ってきた。
「もう寝る。」
「好きにしな。」
横目で彼女を見つつ、酒を煽る。しばらくすると小さな寝息が聞こえてきて、一角は上機嫌だった。酒の肴はそれだけで十分だ。
(酒に呑まれんのは俺の前だけにしとけ。)
死魄装を脱ぎ、上半身裸になった一角は眠る名前を見ながら酒を呑んだ。
眠気が来た頃に予備の布団を敷いて一角も横になった。
(好きな女を見ながら眠れるなんざ、幸せなこった。)
幸せを噛み締めながら一角は眠りに付いた。
***
二日後―――...
「名前、恋次から聞いたわよ~こないだは大丈夫だった?」
「あ…はい。おかげさまで…。」
一角から貰った酔い止めの薬が効いたようで、二日酔いにはならなかった。
乱菊はごめん、と両手を合わせて名前に謝った。
「一角にもこっぴどく叱られちゃったのよね~。」
一角、と言う言葉に名前はドキリと心臓が跳ねた。彼からも言ってくれたのか。これで乱菊さんから誘いが無くなると、名前が安心したのもつかの間。
「だから、今度からは一角も誘って一緒に呑もうかなって!」
「は…?」
「んじゃ、また明後日行こうね~♪」
「えっ…待って下さい、私は…。」
笑顔で手を振って去る乱菊を見ながら、名前は項垂れた。
「しばらくお酒は呑みたくない…。」
【酔いどれ】…end.