koneta

デデデ大王様に世話を焼かれたい(星のカービィ)

2025/05/26 20:03
SS
 いつものイスに座ったデデデ大王は、早くこっちに来いと言わんばかりに手招きをしている。

「それでは今日もよろしくお願いします」
「さっさとしろ。オレ様も暇じゃないからな」

 若干不機嫌そうな顔をして行われるのは日課となった私の髪梳きである。キッカケはたしか、だらしのない私を見て「きさま!まさかそんな髪でオレ様の側にいるつもりか!」と櫛を片手に怒鳴られたのが始まりだ。まさかあのデデデ大王自らやってくれるのか、と驚いたのは記憶に新しい。

「ほら、出来たぞ。さすがはオレ様。今日もカンペキだ」

 非常に得意げな顔をされて鏡を見れば、おお、たいへん見事なヘアアレンジである。こうも上達するとは思ってなかったなぁ。初めのころは散々でモノの見事に髪の毛が爆発したものだ。
 それでも、見かねたワドルディたちのぼくたちがやりましょうか?という提案はうるさいわい!ちょっと失敗しただけだ、次こそは成功すると言って一切取り合わなかった。以前は何故そんなにムキになっているのか、と不思議だったが最近なんとなくその理由がわかったような気がする。さも、面倒くさいという態度を隠しもしない癖、私に自分でやれとは言わないんだよなぁ。
「ん?お前、なにをニヤついておる」
「いいえ、なにも〜」
 ちょっと幸せを噛み締めていただけですよ。

大王様、全くの門外漢であるドラムを瞬く間に上達してるからヘアアレンジも慣れれば出来ちゃうんだろうな。は?そんなの好きになっちゃうが??

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