jojo
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※初めのころに書いたやつだから文章クソだけど許して
※現パロ
俺が連絡した時から予感はしていたが実際に荒れた部屋を目にすると何回見ていてもやはりキツいものがある。
俺の恋人シーザーには悪癖と呼べる癖がある。
小さい頃から両親が居ない生活を送ったのが原因か、孤児院で自分より幼い子供しか居なかったのが原因か、一般で試し行動と呼ばれるものを取ってしまう。
しかし、それも俺が記念日にプレゼントを忘れたとか今日の様に俺がデートをドタキャンしたとか俺が悪い時だけであり、また、俺相手にしかしない。
俺の事大好きだから構って♡っていうの丸分かりだよね。
惚気かって?
そうです。惚気です。
しかしいくら可愛くても物にあたるのは頂けない。怪我をしたら大変だからね。
何が壊れたか確認しようとして呆然と立ちすくむシーザーの前を見るとそこには……
割れた食器類がッ……!
「シーザー部屋戻ってて」
ザッと全身見たが怪我は無さそうだ。間に合って良かった~~~~……
シーザーも部屋に戻った様だしさっさと片付けよっと
───────────────────────
最悪だ……
今日は人生で最大の厄日と言える。
前から楽しみにしてた映画デートが無しになったのも悲しいが今までもナマエのドタキャンが無かった訳ではないし帰ってきたら沢山甘やかしてくれるからそれはまだいい。
問題はその後だ。
いつも通りに物に当たり散らかした後壊した物の中に同棲開始時にナマエからプレゼントされたマグカップが見えた。
「せっかく同棲するんだしお揃いの物あった方がアガるじゃん?」
脳裏にニコニコ嬉しそうなあの日のナマエが過る。
「男同士でこんな可愛いデザインのマグ使うとか正気とは思えないな」
本当は嬉しかった。幸せだった。ナマエがマグを使う度、俺がマグを使う度、一緒に暮らしているのだと実感出来たから。
それを俺は壊してしまった。俺の勝手な癇癪で。
呆然としていると玄関の扉が開く音がして、ナマエのただいまの声がして、こちらに近づく気配が強まる。
……謝らなくては。ナマエは優しいからいつも俺が暴れた後片付けをして今日はごめんねって言って抱きしめて甘やかしてくれる。
本当は俺から謝らなくてはいけないのに。謝るのは俺の方なのに。いつだって最初に口を開くのはナマエだった。
(今日こそは自分から謝らなくては)
ひりつく舌を叱咤して粉々になったマグカップを目の前にしたナマエの背中に声を掛けようとして
「シーザー部屋に戻ってて」
聞いたことの無い冷たい声に息を飲むことしか出来なかった。
俺が癇癪を起こす度ナマエは可愛いと言ってくれたけど本当は面倒だったのかもしれない。
仮にも恋人からのプレゼントを壊した俺についに愛想が尽きたのかもしれない。
何にせよこれ以上嫌われたくなくて黙って部屋に戻ってしまった。
ベッドの上でシーツにくるまっていると嫌な想像ばかりしてしまう。黙って部屋に戻ってきてしまったのはやはり失敗だったのかもしれない。
次にナマエが話かけて来るときは別れ話かもしれない。
違う違うと頭を振っても嫌な想像は頭から離れてくれず謝る為に部屋から出ることすら出来なかった。
────────────────────────
いくらなんでも戻って来るのが遅いなと思った。いつもなら部屋からそろそろと出てきて目をそらしながら謝ってる時間だ。(可愛い)(優勝)
もしかして寝ちゃったのかな。
起こすのも悪いしご飯いるかどうかだけ聞きに行こうかな
あわよくば寝顔を拝もうと考えて俺は寝室に向かった
────────────────────────
暫く動けないでいるとこちらに向かう足音が聞こえた。
早く謝らなくてはと思うのにさっきの冷たい声を思い出しては体が石の様に動かない。やがて足音が俺の前で止まる。
「シーザー?」
優しく呼び掛けられて嬉しいのに同時にこれを失う恐怖が襲ってきて……
もう限界だった
────────────────────────
何…!?何!?
全く状況を理解出来ていない俺を誰か助けてくれ。
なぜかシーザーが子供の様に泣いている。
あー、その泣き方ってめっちゃ喉痛くなるよな~~……
……なんて現実逃避している場合じゃないよ!
シーザーが泣いている原因は恐らく物に当たった事だろう…多分、きっと……
いや、仕方ないじゃないか!
いくらシーザーの彼氏で何回か試し行動されてるとはいえこんな風に泣かれたのは初めてなんだ!
「し、シーザー……?どうした…?」
「ぅ…、すま、すまない……おれが、悪かった…ヒッす、捨てないで……っ」
「落ち着いて、シーザー。捨てたりなんてしないよ」
捨てる!?今捨てないでって言った!?なんで!?
表面上は落ち着きを繕いながらも俺はシーザーの一言に動揺していた。
そうこうしている内にシーザーのぐずりが酷くなっている気がする……
恋人一人慰められない状況に情けなくなってきた……男としてどうなんだこれ……
「う、嘘だ…マグカップ割った俺に呆れて出てけって……ッ」
……?マグカップ?
「シーザー、聞いてよシーザー。俺が部屋に戻っててって言ったのは割れた食器に触れて怪我しない様にって意味で呆れたからじゃないよ。それに……マグカップって?」
「お、お揃いのやつ…ナマエが折角かっ、買ってくれたのにッ……!」
ハァ~~~~??俺の恋人可愛いかよ……可愛かったわ……
ベッドの上にいるシーザーの隣に腰掛けてそっと涙を拭う。
「マグカップは今度また一緒に買いにいこう。俺もシーザーが怪我しないように必死だったから思わず声硬くなってたかも、ごめんね。」
「……怖かった、けど、許す…」
「ん、本当にごめん。そうだ、今度はシーザーが選んでよ。俺が選ぶ柄って全部可愛いくなっちゃうから」
そう言うとシーザーは漸く笑ってこてりと俺に頭を預けた。
「ふっ…仕方ないな」
はあ~~~~~~~~~俺の恋人世界一可愛いわ~~~~~~~
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