13話:幸せの続き

中学を卒業して、十年が経った。
高校、大学を経て、今は社会人として働いとる。

大人になった今でもあの頃の記憶は鮮明で、いかに密度の濃い青春時代を過ごしてきたかが分かる。
まあ、中学二年の頭から部長もやっとったし、やっぱガキなりに忙しくしてたってのも大きいと思う。

あのときは大人になるなんて想像もしてへんかったなぁ。

そんなある日。
久しぶりに四天宝寺中学時代のグループトークが動いた。

なんやろ? 思て画面見れば、発信者は謙也で。
個人的には今でもよう連絡取り合うとるけど、グループの方にメッセージ送るなんて珍しいなと画面を開く。

『久々に集まりたいんやけど、飲み会せえへん?』

そんなメッセージが送られて来とって、素直に「ええな」と思った。
俺は速攻で「白石、参加します!」とメッセージを送る。

俺も久々にみんなに会いたいわ。
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