1話:Captivated by Her Eyes.

初めて真優を見たとき、惹かれたのは――瞳の色やった。
ステージ上でスポットライトあびて、その辺のありとあらゆる色映しこんで、宝石みたいに輝いて。
純粋に綺麗やと思った。

そんときは、その瞳の奥に隠された悲しさとか、苦しさとかははっきり分からんで。
ただ、ただ魅せられるだけで精一杯。

――でも、目は口程に物を言う、っていうやろ?

やから、無意識のうちに感じてしもてたんとちゃうかな。
瞳に隠された氷みたいな冷たさとか、悲しさとか――そういうもん。
今から思えば、俺はあの瞬間から、なんとかしたりたいって思とって。

ほんで、気ぃ付いたときには、小鳥遊真優に心を奪われたんやと思う。
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