まだ玄関です。
今度会う時はもっと時間作るから。その頃には課題も片付いてるはずだし…泊まっていけばいーよ。
そうまもちゃんに電話口で言われて、涙目だったあたしは一気にニコニコ笑顔。だってその時のまもちゃんの声、すごーーく甘かったんだもん。
で、気付けば今日は約束の日! めいっぱいおめかししてルンルンの気持ちのままにまもちゃんのマンションのインターホンを鳴らした。
「いらっしゃい」
あたしの顔を見てふわりと笑うまもちゃんは玄関に迎え入れるなりぎゅーっと抱きしめてくれた。
「ま、まもちゃん?」
嬉しいけどドキドキ。大きな背中に腕を回すと、首筋に吐息がかかって甘えるみたいに鼻先で擦り寄ってくるまもちゃんに更にドキンと胸が鳴った。
「いつもうさも言ってるだろ? 充電させて」
うさの匂い、落ち着くから……
なんて、こっちは全然落ち着かない声でそんな事を言われて顔も真っ赤になっちゃうけれど、ぽんぽんと背中を叩いてよしよし撫でて。あたしなりに精一杯大好きな彼のことを抱きしめてあげた。
どっちからか分からないけれどくすくす笑みが漏れて。目と目が合わさった瞬間。唇も重なってしばらく言葉の代わりに夢中でキスを繰り返すあたしたち。
お互いの頬を手で包んで、ちょっと傾けただけですぐにキスできてしまう距離に小さく笑ってから問いかける。
「ね、上がらせてもらってもいい?」
「あー…ごめん。もちろん」
言葉の間にキスを挟んで頷くまもちゃんは少し気まずそう。
そんな様子がなんだか可愛くて、スリッパを出してくれて見上げてくるまもちゃんに思いっきりキスしちゃった。へへ。
2025.1.29
そうまもちゃんに電話口で言われて、涙目だったあたしは一気にニコニコ笑顔。だってその時のまもちゃんの声、すごーーく甘かったんだもん。
で、気付けば今日は約束の日! めいっぱいおめかししてルンルンの気持ちのままにまもちゃんのマンションのインターホンを鳴らした。
「いらっしゃい」
あたしの顔を見てふわりと笑うまもちゃんは玄関に迎え入れるなりぎゅーっと抱きしめてくれた。
「ま、まもちゃん?」
嬉しいけどドキドキ。大きな背中に腕を回すと、首筋に吐息がかかって甘えるみたいに鼻先で擦り寄ってくるまもちゃんに更にドキンと胸が鳴った。
「いつもうさも言ってるだろ? 充電させて」
うさの匂い、落ち着くから……
なんて、こっちは全然落ち着かない声でそんな事を言われて顔も真っ赤になっちゃうけれど、ぽんぽんと背中を叩いてよしよし撫でて。あたしなりに精一杯大好きな彼のことを抱きしめてあげた。
どっちからか分からないけれどくすくす笑みが漏れて。目と目が合わさった瞬間。唇も重なってしばらく言葉の代わりに夢中でキスを繰り返すあたしたち。
お互いの頬を手で包んで、ちょっと傾けただけですぐにキスできてしまう距離に小さく笑ってから問いかける。
「ね、上がらせてもらってもいい?」
「あー…ごめん。もちろん」
言葉の間にキスを挟んで頷くまもちゃんは少し気まずそう。
そんな様子がなんだか可愛くて、スリッパを出してくれて見上げてくるまもちゃんに思いっきりキスしちゃった。へへ。
2025.1.29