最終話 それぞれの未来へ
ルシファーが再び力を取り戻して攻撃を仕掛けてくる。それを私たちは応戦していた。
「ウラヌス!彩花さんは…!?」
マーキュリーとサターンが防御し、跳ね返したところで地上から戻ってきた三人が見えてウラヌスに聞く。
「大丈夫だセーラームーン。彩花は無事にルナたちに預けてきた。」
「良かった…!」
彩花さん、私あなたと話したいことがたくさんたくさんあります。
だから今度会ったときは三人で笑顔で会いたい。
そして…教えてください。まもちゃんがどんな子供だったのか。
彩花さん、私たちきっと仲良くなれますよね――――
「海斗という人間をルシファーから解放しましょう!」
ネプチューンがルシファーを指差しながら強く言う。
「はい!お願い!皆、力を貸して!!」
私はシルバームーンクリスタルをロッドと同一化させて高くかざす。
隣にはまもちゃんが同じようにゴールデンクリスタルをロッドでかざして私の手を握る。
まもちゃん、一緒に帰ろうね。
そして、まもちゃんの育った家に約束通り一緒に行こう。
「ルシファー!これで終わりよ!!スターライトハネムーンセラピーキッス!!」
皆の星の力を一身に感じながら、私たちセーラーソルジャースの希望のクリスタルは私の心と同化して一際強い輝きを放ち、それはルシファーへと向けられていった。
ルシファーが倒れ、海斗さんから離れて消えていくのを見た瞬間、私の体からふっと力が抜ける。
そしてルシファーの消えかかる想いがその体を通り過ぎ、私は言いようのない気持ちを抱くのだった。
『それでも私はお前を愛していた。プリンセス・セレニティ。』
その姿は鎧も着けず暗黒の赤い瞳は澄んだ泉の色をしていた。
私は
その瞳を知っていた。
私の手には見覚えのあるブローチがまるで託されたように残っていた。
「カイル…」
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