7 愛する人
みちるさんから連絡が来たのは、ちょうどパジャマから着替えたところだった。
「うさぎ、どうしても行くのか?」
まこちゃんが心配そうに聞いてくる。
「うん。」
本当はまた少し熱が上がったみたいで足元がふらつくけれど、そんなこと言えない。
言ったらきっとみんなは私をここに留まらせると思うから。
大丈夫。私はもう、前世の頃のような何もできないお姫様じゃない。
皆を守る。私がきっと守るから。
「まこちゃん、うさぎにもう何を言ってもきかないわよ。」
レイちゃんが髪の毛をバサッと掻き分けて言った。
「レイちゃん…ありがと。」
ニッコリと笑顔を向けると、レイちゃんはすぐに顔を逸らして、「先行くわよ!」と言って部屋を出ていってしまった。
「あーららレイちゃんたら照れちゃって。カワイイ♪」
美奈Pがおちゃらけてそう言うと、またすぐに真面目な顔に戻る。
「私達も行くわよ!」
まこちゃんと私は頷いて外へと向かう。
私はママに気づかれないように、窓から外へ。
熱のせいで足がいつもよりも震えて怖いけど、早くまもちゃんの所に行かなくちゃという気持ちだけで乗り越える。
何とか下まで降りると、靴を持ってきてくれていた美奈Pから受け取って急いで走って行った。
お願い間に合って…!!
あの人に大切な家族と戦わせたくない…!!
走るとどうしても息が上がってしまう。隣にいた美奈Pがすぐに気付いて聞いてきた。
「大丈夫!!」
私はそれを振り切って答える。
しっかりしろうさぎ!!
私が行かなきゃ
戦わなくちゃ
セーラームーンは絶対に諦めたりなんかしない。
だって彩花さんはきっと
まもちゃんの…
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