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7.
窓から差し込む陽の光。鳥の声。
そして私を包む温もり。
目を覚ますと、私を包んでくれているその人が微笑んだ。泣きそうで、でもとても幸せそうに。
その胸に優しく私を抱きとめて彼の大きな手がそっと背中を撫でる。
「おはよう、セレニティ。」
「おはよう…エンディミオン。」
こうして、彼と朝を共に迎えるのは初めてだった。いつも夜のうちに私は月へと帰っていたから。
だからこれが最初で…最後。
二人の声は掠れていた。
昨夜、漸くお互いの心がぴったりと重なってたくさん泣いてしまった後、私たちは抱き合いながら、一番安心する体温に体を預けて眠った。
『おはよう』
この言葉をいつかあなたと交わせたらと、ずっと思っていた。
目が覚めたらいつも隣にあなたがいてくれたらどんなにいいだろう。そう思っていた。
だからこの先、今日のことを思い出して寂しさに包まれる日々がきっと来る。
でも、寂しいだけじゃない。私達は確かに愛し合って、確かに幸せを分かち合って。心は一つなのだと、いつまでも自分達の心は互いの心に寄り添っているのだと、言えるから。
だから寂しいだけじゃないの。
この温もりをずっと覚えていよう。流した涙も、幸せな気持ちも、全部覚えていよう。
私達はどんなに離れていても、この愛を守っていくの。それが、私達の選んだ道だから。
「おはよう、エンディミオン。」
「おはよう、セレニティ…」
私達は掠れた声で精一杯。もう一度その言葉を愛しい人に向けて、柔らかな陽の白い光に包まれる中でキスをした。
