4 共に
二人は地鳴りの音にビクリとして辺りを見回す。
近くの石柱にもヒビが入り、上の方からポロポロと砂ぼこりが降ってきた。
「ここももう危ない。どこか安全なところへ行こう。君をそこに送り届けたら俺は四天王のところに行く。」
エンディミオンは彼女を守るためにそう言ったが、ある決意をすでにしているセレニティは、もうあの部屋に戻るという選択肢は無かった。
「私も一緒に行くわ!」
「セレニティ。それは出来ない。分かるだろ?危険なんだ。」
「私決めたの!!」
セレニティは王子が彼女を連れて走り出そうとした手を握り返して自分の方へ引き戻す。
彼女のその力に強い意志を感じてエンディミオンは黙って見つめ返した。
「どんなことがあっても、貴方の元を離れない。それが…私の選んだ道だから。」
「セレニティ」
眉をひそめて彼女のことを見つめるエンディミオンに構わず話し続ける。
「それに、この状況ではどこに居ても危険なことに変わりは無いわ。
私もこのような無駄な争いを止めに行きたいのです。」
そこには頼り無く肩を震わせていた彼女はもういなくて、月の王女としての気高く美しい華のような佇まいのセレニティがいた。
想いも同じならば
背負うものもまた同じ
セレニティの気持ちを誰よりも理解したエンディミオンは、頷くしか無かった。
「行こう。皆の元へ。」
セレニティは小さく微笑んで頷き、もう一度しっかりと手を繋ぐ。
「君のことは、俺が命を懸けて守る。」
「私は…貴方と一緒なら強くなれる。」
二人は互いの強い決意を示すと、崩れゆく城を駆け抜けて、大切な友の所へと走っていった――――
近くの石柱にもヒビが入り、上の方からポロポロと砂ぼこりが降ってきた。
「ここももう危ない。どこか安全なところへ行こう。君をそこに送り届けたら俺は四天王のところに行く。」
エンディミオンは彼女を守るためにそう言ったが、ある決意をすでにしているセレニティは、もうあの部屋に戻るという選択肢は無かった。
「私も一緒に行くわ!」
「セレニティ。それは出来ない。分かるだろ?危険なんだ。」
「私決めたの!!」
セレニティは王子が彼女を連れて走り出そうとした手を握り返して自分の方へ引き戻す。
彼女のその力に強い意志を感じてエンディミオンは黙って見つめ返した。
「どんなことがあっても、貴方の元を離れない。それが…私の選んだ道だから。」
「セレニティ」
眉をひそめて彼女のことを見つめるエンディミオンに構わず話し続ける。
「それに、この状況ではどこに居ても危険なことに変わりは無いわ。
私もこのような無駄な争いを止めに行きたいのです。」
そこには頼り無く肩を震わせていた彼女はもういなくて、月の王女としての気高く美しい華のような佇まいのセレニティがいた。
想いも同じならば
背負うものもまた同じ
セレニティの気持ちを誰よりも理解したエンディミオンは、頷くしか無かった。
「行こう。皆の元へ。」
セレニティは小さく微笑んで頷き、もう一度しっかりと手を繋ぐ。
「君のことは、俺が命を懸けて守る。」
「私は…貴方と一緒なら強くなれる。」
二人は互いの強い決意を示すと、崩れゆく城を駆け抜けて、大切な友の所へと走っていった――――
