moonlight(まもうさ※死ネタ)
「まーもちゃん!おまたせ!」
いつものように一ノ橋公園でベンチに座り、本を読んでいたら、背後から明るい彼女の声。
振り返ろうとした所で頬にキスをされて、そんな不意打ちすらも可愛くて。
「こーら。また居残りか?」
照れ隠しにわざとそんなことを言ってみる。
頬を膨らませて怒る姿が愛らしくて、思わず笑うと彼女も最後には笑ってる。
そんな穏やかで温かな日々。
でも
ある日突然その幸せな毎日は終わりを告げる。
君が永遠に俺の前から消えてしまったあの時から――――――