キミが幸せなら(アルルナ)
「パパちゃま、ここは衛さまのように一発ガツンと男らしいところを見せる時です!!」
ダイアナが真っ直ぐボクを見て真剣そのものの表情で、ピンクのお団子頭の主人のような口調で言うものだから、思わず口元がほころんでしまう。
「とりあえず、敵のデータは俺達に任せて。」
衛はそう言うと軽くウインクして見せた。
「ひょっとして…最初からそのつもりで?」
衛は苦笑して頷く。そしてボクの目の前でダイアナを抱き上げる。首の鈴がリンと鳴って、そこには笑顔のダイアナがいた。
「ダイアナちゃんから頼まれたんだ。アルテミスはルナのことが好きで好きで仕方がないのに何も出来ずに1人で暗~くなってるから何とかしてくれってさ。」
「…っな!?好きで好きで…って!!」
まるでバカみたいなボクの説明に腹が立つやら恥ずかしいやらたちまち顔が赤くなっていく。
「パパちゃま。本当のことでしょう?」
ずいっと顔をこっちに近付かせてひと睨みするダイアナ。
こういうとこ、ルナにホントよく似てる。
「はい…。おっしゃる通りです。」
ボクの言葉にニッコリと笑う2人(1人と1匹)。
そう。ボクはルナが大好きなんだ。
このことだけは誰にも譲れない、誰にも負けない―――例えキミがボクを選ばなくても、それでも。
ボクは、確かな気持ちを胸にキミの元へ駆けて行った。
おわり
ダイアナが真っ直ぐボクを見て真剣そのものの表情で、ピンクのお団子頭の主人のような口調で言うものだから、思わず口元がほころんでしまう。
「とりあえず、敵のデータは俺達に任せて。」
衛はそう言うと軽くウインクして見せた。
「ひょっとして…最初からそのつもりで?」
衛は苦笑して頷く。そしてボクの目の前でダイアナを抱き上げる。首の鈴がリンと鳴って、そこには笑顔のダイアナがいた。
「ダイアナちゃんから頼まれたんだ。アルテミスはルナのことが好きで好きで仕方がないのに何も出来ずに1人で暗~くなってるから何とかしてくれってさ。」
「…っな!?好きで好きで…って!!」
まるでバカみたいなボクの説明に腹が立つやら恥ずかしいやらたちまち顔が赤くなっていく。
「パパちゃま。本当のことでしょう?」
ずいっと顔をこっちに近付かせてひと睨みするダイアナ。
こういうとこ、ルナにホントよく似てる。
「はい…。おっしゃる通りです。」
ボクの言葉にニッコリと笑う2人(1人と1匹)。
そう。ボクはルナが大好きなんだ。
このことだけは誰にも譲れない、誰にも負けない―――例えキミがボクを選ばなくても、それでも。
ボクは、確かな気持ちを胸にキミの元へ駆けて行った。
おわり